去る2月21日、福岡・博多座の開場20周年を記念して行われる「
武田鉄矢とコロッケが登場する本公演では、第1部で「水戸黄門」、第2部で「武田鉄矢×コロッケ×海援隊スペシャルオンステージ」が展開。「水戸黄門」では、BS-TBSのドラマ「水戸黄門」に続いて財木が佐々木助三郎役、荒井が渥美格之進役を務める。
本公演への出演について「真っ先に親に報告した」と話す福岡・久留米出身の財木は、「博多座は自分も小さい頃から知っている劇場。親がすごく喜んでくれて、親戚や会社の人に報告しているようです」と笑顔を見せる。荒井は以前博多座で里見浩太朗出演の「水戸黄門」が上演されていたことに触れ、「武田さんや財木は九州出身なので、ドラマを撮影しているときから『舞台をやれたらいいな』と思っていた。埼玉出身の僕は博多に縁もゆかりもなくて申し訳ないですが!(笑)」と茶目っ気たっぷりに話した。
荒井は、TBSのドラマ「水戸黄門」で助三郎や水戸光圀を演じていた里見が、撮影所を訪れた際の出来事に言及。「彼(財木)は里見さんに『眉毛が細い。もっと濃く描きなさい』って言われて。僕はそのあと『眉毛いいな』って言われました(笑)」とエピソードを明かす。さらに荒井はドラマの放映時を回想して「『どっちが助で、どっちが格かわからない』って言われましたけど……わかるじゃん! イケメンな方が助で、“芋っぽい”ほうが格だよ!?」と身ぶり手ぶりを交えて財木と自身を示し、記者たちを笑わせた。
「ドラマではいっぱいいっぱいだった」と苦労を語る財木は「“手代”って言葉がよく出てきますが、正しいイントネーションで言えなくて……初めは『手代の助です』っていう自己紹介すらできなかった」と述懐。財木は武田に助けられたと言い、「武田さんが『俺も福岡出身だからわかるよ。ゆっくり言ってみな』と声をかけてくれて、本当に助かりました」と感謝を口にする。これを受けた荒井も「僕らは『水戸黄門』のネームバリューにビビって、できるはずのこともできなくなっていた。その様子を察して、武田さんが『もっと自由にやろう』という雰囲気を作ってくれました。僕らにとって“ご隠居”といえば、もう武田さん以外考えられないです」と武田に厚い信頼を寄せた。
舞台版への出演に向けて財木は「武田さんが『安心しろ、お前たちの見せ場を作るから!』って言ってくださった」と期待を述べ、「初めてだらけの体験になりそう。楽しみながらやりたいです」と意気込む。また5月5日に開幕する本公演は、新元号となってからの博多座の公演第1弾となる。このことに荒井は「僕たちは唯一無二の、“平成最後の水戸黄門”キャストで、“新元号最初の水戸黄門”キャスト」とコメントし、「若い観客の方々の目線にも寄り添いながら、若者に時代劇のよさを伝えたい」と抱負を語った。
本作にはこのほか、
なお武田、財木、荒井が出演するBS-TBSのドラマ「水戸黄門」第2弾が、5月19日にスタートする。毎週日曜18:00から放送され、出演者には武田、財木、荒井のほか、風車の弥七役の津田寛治、篠田麻里子、吉本実憂が名を連ねた。
博多座開場20周年記念「武田鉄矢・コロッケ特別公演」
2019年5月5日(日・祝)~28日(火)
福岡県 博多座
第1部「水戸黄門」
脚本:池田政之
演出:金子良次
第2部「武田鉄矢×コロッケ×海援隊スペシャルオンステージ」
構成・演出:宮下康仁
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