東京・神保町花月の2019年公演ラインナップ発表会が本日12月4日に同劇場で開催され、同劇場芸術監督の湊裕美子および出演者たちが意気込みを語った。
神保町花月はこの会見で、19年からは演劇界を賑わす脚本家や演出家たちとコラボレートし、よしもとの所属タレントと掛け合わせた新たなスタイルの演劇作品を送り出して行く方針を発表。1月には
会見ではまず湊が、「この小さな空間を魅力ある劇場にするにはどうしたらいいか私たちも考えまして、その結果、この小ささを面白がって『この空間で暴れてやろうやないか』と思っていただける方にお集まりいただくことになりました。それが今回集まった次代を担う脚本家、演出家の方たちです。西に下北沢があるなら東は神保町花月。彼らがよしもとのタレントとどんな化学反応を起こすのか。ここから次世代の作り手たちが飛び立っていくと思うと私もワクワクします」と挨拶する。
田村の「莫逆の犬」に出演する板尾は、「外の劇団の方と何かを……という話を劇場からもらって、最初に思い浮かんだのが田村くんでした。彼は厳しいので、若手にいつもと違う雰囲気の中でものを作ってもらえたら面白いなと声を掛けました」と自身がこの演目上演の発起人であることを説明。また08年に初演された本作が、板尾に合わせて役が書き換えられたことについて触れ、「そんなことされたら僕がプレッシャーなので、やめてほしかった」とコメントし、共演者たちの笑いを誘う。
「せっかくだから演劇人からのお笑いアプローチで作品を発表しようと思った」と語るのは、福田と山内。山内が「転球さんは楽屋で一番面白い人。舞台に立つとイマイチ(笑)。一番面白い転球さんを舞台に乗せたくてやった芝居が2Cheatの始まりです」と2Cheatの即興劇スタイルを冗談めかして説明すると、福田が「まあそうなんですかね……」と認め、会場は笑いに包まれた。
なだぎのオファーで実現したのは、12月に公演を行う川尻の作品。なだぎは「川尻さんは、芸人を泳がすところは泳がせて、決めるところは決める演出をしてくれる。次はがっつりコメディをやりたい」と期待を寄せる。これを受け川尻は、「僕たちが登場するのは来年。2019年前半も面白いものがいっぱいあると思うので、そのいいところを、バレないように入れていくスタイルで1年間の総決算になる作品を作りたい」と笑顔で意気込みを語った。
なお神保町花月では、吉本の芸人や俳優と一緒に作品を発表していく劇団を募集中だ。応募の詳細、および各演目の続報は公式サイトで確認しよう。
神保町花月2019年公演ラインナップ
アクティブリーディング「それから」
2019年1月17日(木)~27日(日)
脚本・演出:
出演:
「莫逆の犬」
2019年2月20日(水)~3月3日(日)
脚本・演出:
出演:
「タイトル未定」
2019年3月27日(水)~4月7日(日)予定
脚本・コンセプトディレクター:
出演:
「タイトル未定」
「タイトル未定」
「タイトル未定」
2019年6月中旬予定
脚本・演出:
出演:
「タイトル未定」
2019年12月初旬予定
脚本・演出:
出演:
関連記事
田村孝裕のほかの記事
タグ
リンク
- 神保町花月
- 神保町花月 (@jimbochokagetsu) | Twitter
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
レーゲンボーゲン @die_Waffeln
神保町花月ラインナップ!田村孝裕×板尾創路、川尻恵太×なだぎ武らコラボ7作 - ステージナタリー https://t.co/BagaSiGPGs