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セーラー戦士が口上披露「ジャポニスム2018」出陣に香取慎吾、宮本亜門ら意気込む

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「ジャポニスム2018:響きあう魂」出陣祝賀会より、前列左から宮本亜門、石井幹子、コシノジュンコ、香取慎吾、安倍晋三内閣総理大臣、ローラン・ピック駐日フランス大使、小池百合子東京都知事、樹木希林、猪子寿之。後列左からセーラー戦士に扮した尾花貴絵、ココナ、夢宮加菜枝、二宮響子、星波、TAKAHIRO。

「ジャポニスム2018:響きあう魂」出陣祝賀会より、前列左から宮本亜門、石井幹子、コシノジュンコ、香取慎吾、安倍晋三内閣総理大臣、ローラン・ピック駐日フランス大使、小池百合子東京都知事、樹木希林、猪子寿之。後列左からセーラー戦士に扮した尾花貴絵、ココナ、夢宮加菜枝、二宮響子、星波、TAKAHIRO。

7月から来年2019年2月にかけて行われる「ジャポニスム2018:響きあう魂」。開幕に先駆け、昨日7月3日に東京都内で出陣祝賀会が行われた。

日仏友好160周年にあたる今年18年に開催される「ジャポニスム2018」は、日本文化の多様かつ普遍的な魅力を、パリ、そして世界へ“発信する大型日本文化紹介企画。“展覧会”“舞台公演”“映像”“生活文化 ほか”の4カテゴリーから50を超える公式プログラムがラインナップされた。

祝賀会の冒頭にはまず安倍晋三内閣総理大臣とローラン・ピック駐日フランス大使、そして「ジャポニスム2018」広報大使の香取慎吾が登壇。安倍総理は間近に迫った「ジャポニスム2018」の開幕に「胸の高鳴りを感じている」と明かしつつ、「日本には世界に誇る文化がある。古くは縄文時代の土器に見られる鮮やかな造形美から現代のアニメにいたるまで、世界でも類を見ない多様性を持つ文化をもっと世界に伝えたいと願っていた」と述べた。さらに総理は、日本とフランスの文化・芸術面での交流に触れつつ、「魂と魂の交流によって互いの文化を高め合ってきた。『ジャポニスム2018:響きあう魂』には、新たな文化の創造を実践したいという願いが込められている」と語り、本事業の成功を祈りながら「皆様の活躍に大いに期待しております」と参加アーティストにエールを送って挨拶を締めくくった。

続いてピック大使は「日本とフランスは文化に関して共有できる歴史を持っている」と言い、両国の外交が成立してからの160年にわたって「2つの国を結びつけてきたものは文化」と力強く語る。さらに本事業について「2つの国の、文化を通じた友情や、将来における協力の可能性について、多くの方と語り合うよい機会になるのでは」と期待を明かした。またピック大使は参加するアーティストたちや関係者に向けて感謝を口にしつつ、「もしお互いに燃やし続けてきた文化への情熱が存在するのなら、絶やさず燃やし続けてほしい。また若者たちにもその情熱を受け継いでもらえたら」と呼びかけた。

次に登壇した香取は、「日本が大好きでフランスが大好きな僕が、この『ジャポニスム2018』に参加できることに驚いている」と心境を告白。また絵を描くことが好きでずっと続けてきたと言う香取は、今回初の個展をフランス・ルーブル美術館で開催することについて「いつか個展をしたいと思っていましたが、まさかパリで開くことになるとは……とっても恐縮していますが、1人でも多くの人に自分の作品を見てもらいたい」と笑顔を見せた。広報大使としては「まだ始めて8カ月くらいですが、SNSでも“拡散、たくさん”していきたいです!」と気合十分の様子を見せた。

香取は安倍総理に「ジャポニスム2018」のシンボルマークがプリントされた法被を着せてもらい、「気分は最高ですね」とコメント。安倍総理はこれを受け、「法被を着てハッピー!」と冗談を飛ばして場内の笑いを誘った。その後、そろいの法被を着た安倍総理と香取、ピック大使は壇上で並び、香取が自ら構えたスマートフォンで3ショットを撮影して会場を和ませた。

安倍総理、ピック大使、香取が降壇すると、壇上には8・9月に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで上演される「“Pretty Guardian Sailor Moon” The Super Live」に出演する“セーラー戦士”たちが「ムーンライト伝説」をBGMに登場。セーラームーン / 月野うさぎ役の夢宮加菜枝、セーラーマーキュリー / 水野亜美役のココナ、セーラーマーズ / 火野レイ役の二宮響子、セーラージュピター / 木野まこと役の尾花貴絵、セーラーヴィーナス / 愛野美奈子役の星波はそれぞれポーズを取りながら口上を述べ、場内を盛り上げた。

その後、壇上には「能×3D映像『YUGEN 幽玄』」に参加する宮本亜門、「“Pretty Guardian Sailor Moon” The Super Live」の構成・演出・振付を手がけるTAKAHIROら、「ジャポニスム2018」公式企画の関係者が登場。宮本は「はっきり言いますとわたくし、今回演出しておりません(笑)」と切り出し、「650年の歴史がある能。観世の宗家のご子息・観世三郎太さんをはじめ能楽師の皆さんと、3Dという新たなテクノロジーの化学反応を起こしたい」と意気込む。さらにフランスでオペラの演出を経験している宮本は「フランスには新しいチャレンジが好きな方が多い。どのような反応をいただけるか楽しみ」と期待を述べた。

TAKAHIROはまず身振り手振りを交えながらフランス語で挨拶。その後日本語で「セーラームーンは世界の人たちに愛される日本の大事な宝。これを海外に持って行くのはとても意義のあることだと思う。ベストを尽くして観た方のハートを掴みたい」と抱負を語った。

「ジャポニスム2018:響きあう魂」では、7月から来年2019年2月にかけてさまざまなジャンルの舞台公演が行われる。

「ジャポニスム2018:響きあう魂」

2018年7月~2019年2月
フランス パリ ほか

舞台公演

・邦楽ライブ 和太鼓×津軽三味線
・和太鼓 DRUM TAO「DRUM HEART」
・「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~阿津賀志山異聞2018 巴里~」
宮本亜門演出 能×3D映像「YUGEN 幽玄」
・雅楽 宮内庁式部職楽部
・松竹大歌舞伎
・日仏ダンス共同製作 トリプルビル
野村万作野村萬斎野村裕基×杉本博司「ディヴァイン・ダンス 三番叟」
・現代演劇シリーズ-リーディング 飴屋法水作「ブルーシート」、前川知大作「散歩する侵略者」
・現代演劇シリーズ-タニノクロウ演出「ダークマスター」「地獄谷温泉 無明ノ宿」
・テクノコンサート
・TOKYO HIT vol.3 クラブ・イベント feat.石野卓球
野田秀樹演出「贋作 桜の森の満開の下」
・ファブリック・シャイヨー-島地保武 ダンス創作のためのレジデンス・プログラム
・コンテンポラリーダンス-川口隆夫大野一雄について」
・現代演劇シリーズ-松井周演出「自慢の息子」
・文楽
・伶楽舎×森山開次
・太鼓 林英哲と英哲風雲の会
・日本舞踊
・現代演劇シリーズ-岡田利規演出「『三月の5日間』リクリエーション」「プラータナー:憑依のポートレート」
・現代演劇シリーズ-木ノ下裕一監修・補綴 杉原邦生演出・美術 木ノ下歌舞伎「勧進帳」
・「“Pretty Guardian Sailor Moon”The Super Live」
宮城聰演出「マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~」
・現代演劇シリーズ-藤田貴大演出「書を捨てよ町へ出よう」
・現代演劇シリーズ-岩井秀人構成・演出「ワレワレのモロモロ ジュヌビリエ編」
・HATSUNE MIKU EXPO 2018 EUROPE
・ジャズ 小曽根真 featuring No Name Horses
・コンテンポラリーダンス-伊藤郁女×森山未來「Is it worth to save us?」
・能楽
蜷川幸雄演出「海辺のカフカ」
・2018ジャポン×フランス プロジェクト(日本の障害者による舞台芸術の発信 / 瑞宝太鼓 in フランス)

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