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少年社中「MAPS」開幕、3つの嘘で新たな“地図”描く意欲作

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「少年社中20周年記念第二弾・第34回公演『MAPS』」より。

「少年社中20周年記念第二弾・第34回公演『MAPS』」より。

少年社中20周年記念第二弾・第34回公演『MAPS』」が、本日5月31日に東京・紀伊國屋ホールで開幕した。

本作は、架空の地図に翻弄された人々を描いた書籍「世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語」に着想を得たと、脚本・演出の毛利亘宏が語る作品。冒険家、伊能忠敬、漫画家の3人が持つ、3枚の地図を巡るファンタジーが繰り広げられ、冒険家役を多和田秀弥、伊能忠敬役を岩田有民、漫画家役を南圭介が務める。

南演じる漫画家は、チーフアシスタント(柏木佑介)とベテランアシスタント(川本裕之)を抱える売れっ子だが、次回作へのプレッシャーからカウンセラー(加藤良子)のもとに通っていた。ある日、1人の女(山谷花純)が「ファンだ」と彼のもとを訪ねてきて……。

一方、多和田演じる冒険家は、ライア(山川ありそ)が率いる船で、副船長(廿浦裕介)、コック(長谷川太郎)、船大工(堀池直毅)、剣士(小野健斗)、高利貸し(内山智絵)、吟遊詩人(竹内尚文)、楽士(大竹えり)らと、“楽園”を目指していた。だが冒険家は、地図が偽物であることを知っていて……。

そして岩田演じる伊能忠敬は、息子(伊勢大貴)を引き連れ、日本を計測して回っている。それは女房(あづみれいか)に関する、ある目的のためだった。

生きる時代も空間も違う3人の物語が、3枚の地図と“3つの嘘”、そして井俣太良演じる“快楽至上主義者”・パーフェクトグラフィティケーション、中村誠治郎演じる“永遠なる怖れ”インフィニティアフリード、杉山未央演じる“哀しみの奴隷”ザ・スレイブサッドネスによって絡み合い、1つの結論にたどり着く。葛藤しながらも“楽園”を目指し歩み続ける登場人物たちの姿は、脚本・演出の毛利をはじめとする20周年を迎えた少年社中の姿そのものを思わせた。

上演時間は途中休憩なしの約2時間。東京公演は6月12日まで行われ、6月22日から24日まで、大阪・ABCホールにて上演される。またこのたび本作のDVDが来年2019年1月9日に発売されることも決定した。

さらに少年社中の次回公演「機械城奇譚」が、8月30日から9月9日まで東京のザ・ポケットで上演されることも明らかに。こちらの詳細については続報を待とう。

「少年社中20周年記念第二弾・第34回公演『MAPS』」

2018年5月31日(木)~6月12日(火)
東京都 紀伊國屋ホール

2018年6月22日(金)~24日(日)
大阪府 ABCホール

脚本・演出:毛利亘宏

キャスト

漫画家:南圭介
冒険家:多和田秀弥
伊能忠敬:岩田有民

ライア:山川ありそ
副船長:廿浦裕介
コック:長谷川太郎
船大工:堀池直毅
剣士:小野健斗
高利貸し:内山智絵
吟遊詩人:竹内尚文
楽士:大竹えり

女房:あづみれいか
息子:伊勢大貴

新人アシスタント:山谷花純
チーフアシスタント:柏木佑介
ベテランアシスタント:川本裕之
カウンセラー:加藤良子

快楽至上主義者/パーフェクトグラフィティケーション:井俣太良
永遠なる怖れ/インフィニティアフリード:中村誠治郎
哀しみの奴隷/ザ・スレイブサッドネス:杉山未央

「少年社中20周年記念第三弾・第35回公演『機械城奇譚』」

2018年8月30日(木)~9月9日(日)
東京都 ザ・ポケット
脚本・演出:毛利亘宏

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