中村勘九郎、「真田十勇士」佐助の衣装で1球投じ「神聖なことだと感じた」

中村勘九郎が、昨日7月19日に兵庫・阪神甲子園球場にて行われた阪神タイガース対読売ジャイアンツのファーストピッチイベントに登板した。

勘九郎は映画および舞台「真田十勇士」にて自身が演じる、猿飛佐助の衣装で登場。忍びさながらの素早い動きで1球を投じ、スタジアムを大いに盛り上げた。ノーバウンドで球をミットに届けたことに「自分でも驚きです。嘘偽りなく本当に、こうしたイベントで投げるのは初めてだったので……」と率直な思いを口にしつつ、甲子園のマウンドに立った喜びを「甲子園と言えば高校球児が『立ちたい』って願っているマウンドなんでね。そこに足を踏み入れることができたのは本当に幸せですね。これはもう、素人が歌舞伎座の舞台に立つのと同じくらい神聖なことだと感じました」と語る。

この日まとっていた佐助の衣装は、作中の「大坂冬の陣」の場面で着用したものだという。「生地はレザーで、金属でできている部分もありますので、非常に暑いです。ですが衣装の方が中はノースリーブにしてくださったので、そこは非常にありがたかったですね」と見えない部分についても説明した。そして9月22日に公開を控える映画「真田十勇士」については、「今の日本でこんなに派手なものを作っていいんだろうか？怒られないんだろうか？というくらい、豪華で派手な作品になっております。アクションだけではなく、親子の愛やロマンス、いろんなものが詰まっておりますので、ぜひぜひ劇場へお越しくださいませ！」と見どころを語り、同時期に上演される舞台版についても「映画と演劇が同時期に観られるという史上初の企画となっておりますので、初物好きの方はぜひぜひ、ご覧くださいませ！」とアピールした。

「真田十勇士」は、武将・真田幸村に仕えたとされる十勇士の活躍を描くスペクタクル時代劇。舞台版は9月11日に東京・新国立劇場にて開幕し、その後神奈川・KAAT神奈川芸術劇場、兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールにて上演される。