尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露 尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露「六月博多座大歌舞伎」の合同取材会が4月28日に福岡県で行われ、
菊五郎、六代目尾上菊之助の襲名披露興行は、昨年5・6月に東京・歌舞伎座でスタートし、7月に大阪・大阪松竹座、10月に愛知・御園座、12月に京都・南座で行われ、このたび博多座で大劇場での締めくくりを迎える。菊五郎は「菊五郎となって帰ってまいりました。九州の皆様、お久しぶりでございます。八代目尾上菊五郎でございます」とあいさつし、自身が福岡・博多座に出演するのは、2023年の「六月博多座大歌舞伎」以来となることを明かした。さらに、この1年で「『八代目』と呼んでいただけるようになりまして、菊五郎という名前も少しなじんできたような感覚でございます」と実感を述べた。
昼の部で菊五郎は「茨木」の伯母真柴実は茨木童子を初役で勤めるほか、夜の部では「ぢいさんばあさん」で美濃部伊織役に初めて挑戦する。菊五郎は、「『茨木』は音羽屋にとっても大事な新古演劇十種の1つ。人間が妖怪を退治するというお話に見えてしまいがちですが、本作には人間の欲や業、退治される側の思いや鬼にされた人たちの悲しみというものがテーマとして、根底に流れています。ぜひそれを感じていただければ」と語った。また、「ぢいさんばあさん」について、「今は会わなくても思いがスピーディに伝わる時代でございます。(作中で描かれる)この頃というのは、素早く思いを伝えるのは厳しい時代でした。37年間離れ離れになった夫婦の姿から、人の“思い”というものを感じ取り、博多の皆様にストーリーを味わっていただければと思います」と話した。
会見では、5月30日に実施される船乗り込みへの思いや、父である七代目尾上菊五郎に厳しく稽古をつけてもらわなかった記憶から、「型ができないと心が自由にならない」という思いで息子の菊之助には厳しく稽古をつけてしまうエピソード、朝は菊之助と共に散歩をしたり、身体作りをしながら会話をしていることが明かされた。最後に菊五郎は「博多座は私の大好きな劇場。この劇場で長期の公演での襲名披露興行という、大きな節目を迎えさせていただきます。ぜひ6月、博多座へお越しください」と呼びかけ、取材会を締めくくった。公演は6月2日から22日まで行われる。
尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露 尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露「六月博多座大歌舞伎」昼の部
開催日程・会場
2026年6月2日(火)〜22日(月)
福岡県 博多座
スタッフ
三、新古演劇十種の内 茨木
作:河竹黙阿弥
出演
一、寿式三番叟
翁:坂東彌十郎
三番叟:大谷廣松 / 中村鷹之資 / 中村莟玉 / 中村玉太郎 / 上村吉太朗
二、菅原伝授手習鑑 車引
梅王丸:尾上菊之助
松王丸:中村鷹之資
桜丸:上村吉太朗
藤原時平:坂東彌十郎
三、新古演劇十種の内 茨木
伯母真柴実は茨木童子:
士卒運藤:市川男女蔵
家臣宇源太:中村莟玉
太刀持音若:中村玉太郎
士卒軍藤:市村橘太郎
士卒仙藤:片岡市蔵
渡辺源次綱:市川團十郎
尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露 尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露「六月博多座大歌舞伎」夜の部
開催日程・会場
2026年6月2日(火)〜22日(月)
福岡県 博多座
スタッフ
一、ぢいさんばあさん
原作:森鴎外
作・演出:宇野信夫
四、連獅子
作:河竹黙阿弥
出演
一、ぢいさんばあさん
美濃部伊織:八代目尾上菊五郎
柳原小兵衛:大谷廣松
宮重久右衛門:中村虎之介
宮重久弥:中村鷹之資
山田恵助:中村玉太郎
久弥妻きく:上村吉太朗
用人長太夫:市村橘太郎
下嶋甚右衛門:中村亀鶴
伊織妻るん:中村雀右衛門
二、男伊達花廓
五郎蔵:市川團十郎
門弟:市川男女蔵
新造:大谷廣松
大尽:中村虎之介
太鼓持:市川九團次
門弟:片岡市蔵
茶屋亭主:市川右團次
三、八代目尾上菊五郎 六代目尾上菊之助 襲名披露口上
八代目尾上菊五郎 / 尾上菊之助 / 市川團十郎 / 坂東彌十郎 / 中村雀右衛門
四、連獅子
狂言師右近後に親獅子の精:八代目尾上菊五郎
狂言師左近後に仔獅子の精:尾上菊之助
法華の僧蓮念:上村吉太朗
浄土の僧遍念:中村鷹之資
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【会見レポート】菊五郎となって帰ってまいりました、博多座で大きな節目 八代目尾上菊五郎が意気込み
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