ナノ、ドイツ「DoKomi」で自身初サイン会に長蛇の列

2013年5月20日 9:00 1267 2 音楽ナタリー編集部

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ナノが現地時間5月18、19日にドイツ・デュッセルドルフで行われたジャパニーズカルチャーのコンベンション「DoKomi」で、自身初となるサイン会を実施した。

ナノとは？

アメリカ・ニューヨーク州出身、7月12日生まれ。卓越した歌唱力を持ち、日本語と英語を使い分けるバイリンガルシンガー。2010年よりYouTubeやニコニコ動画などの動画サイトに、洋楽やVOCALOIDのカバー楽曲の投稿を始め、国内外問わず多くの音楽、アニメユーザーの支持を集める。2012年3月にアルバム「nanoir」でデビューを果たし、1年後の2013年3月には東京・新木場STUDIO COUSTで初のワンマンライブ「Remember your color.」を大成功のうちに収めた。同年5月にはドイツ・デュッセルドルフで行われたジャパニーズカルチャーコンベンション「DoKomi」に招待され、初の海外公演を体験。以降は海外でのライブも積極的に行っている。デビュー5周年を迎えた2017年は2枚のシングルと1枚のオリジナルアルバムのリリース、全国ツアー、初のサイン会など精力的に活動した。2018年5月にはアニバーサリーイヤーの締めくくりとなるオーケストラとのコラボレーションコンサート「ナノ 5th Anniversary Concert ～Symphony of Stars～」を東京・東京芸術劇場コンサートホールで開催。また4月に東京・シアター1010で上演された舞台「大正浪漫探偵譚-六つのマリア像-」では主題歌を担当した。8月にはテレビアニメ「かくりよの宿飯」のオープニングテーマとなった「ウツシヨノユメ」、11月にはテレビアニメ「CONCEPTION」のオープニングテーマ「Star light, Star bright」と立て続けにシングルをリリース。

“ちびナノ”のコスプレをした海外ファンにサインをするナノ（手前）。

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ナノのCDやコンサートグッズを購入する海外のファン。

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ナノは会場内を移動する際に、全身を覆う黒いマントを着用した。

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このサイン会は会場内で販売されたCDおよびコンサートグッズを購入した者のみが参加可能。ナノがファンと対面してサイン会を行うのはこれが初めてのことで、18日はライブの反響もあってかライブ終了直後から大勢のファンがグッズ売り場に向かってズラリと並んだ。この日はサイン会開始から30分以上経っても列の長さは変わらず、コンサートグッズと一部のCDは初日で完売する盛況ぶりをみせた。

ナノを前にしたドイツのファンは手を震わせながらCDやグッズを手渡し、ナノにサインをしてもらった。彼らは「ドイツに来てくれてありがとう！」「あなたの歌は最高だ！またドイツに来てライブをしてください！」と、興奮気味にそれぞれ思いの丈をナノに伝えた。

19日のサイン会は15:00から予定どおりスタート。この日はナノのライブを観るために日本から駆けつけた女性ファン3名や、ドイツに留学中の“ナノ友（＝ナノのファン）”、デュッセルドルフ在住の日本人ファンの姿も数多く見受けられた。彼女たちはナノから「今度は日本で会おう！」と声をかけられると、涙を流しながら喜びを表現。ナノは異国の地で、1時間にわたり大勢のファンとの交流を楽しんだ。

また19日12:00から「DoKomi」会場内にて行われたチャリティオークションにて、ナノのサイン入りグッズ3点（Tシャツ、パーカー、“ちびナノ”仕様ボーダーシャツ）が出品され、それぞれ100ユーロ前後で落札された。そしてナノは17:30から行われた閉会式にマント姿で出席し、2日間にわたる初の海外での活動を終えた。

なおナノは6月5日にライブアルバム「Remember your color.」をリリース。8月には東京・Zepp DiverCity TOKYOと大阪・Zepp Nambaにて、日本で2度目のライブとなる「Color my world.」を行う。