「You guys rock!」ナノ初ドイツライブで海外ファン魅了

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ナノが現地時間5月18日にドイツ・デュッセルドルフで開催されたコンベンション「DoKomi」で、海外初ライブを敢行した。

ナノ「DoKomi」ライブの様子。

ナノ「DoKomi」ライブの様子。

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オープニングセレモニーに黒いマントを着用して登場したナノ。

オープニングセレモニーに黒いマントを着用して登場したナノ。

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ライブ終演後、ナノが撮影したパノラマ“ピース”写真。

ライブ終演後、ナノが撮影したパノラマ“ピース”写真。

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ナノのパフォーマンスに盛り上がるドイツファン。

ナノのパフォーマンスに盛り上がるドイツファン。

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この日は朝8:30から会場でサウンドチェックおよびリハーサルを実施。ステージに立ったナノは「magenta」「No pain, No game」「ヒステリ」「Glow」などを歌いながら、モニターバランスや照明のチェック、オープニング映像のエンディングとステージに登場するタイミングなどをチェックしていく。今回は3月の東京・新木場STUDIO COAST公演とは異なりバックバンドなし、ナノ1人でステージに立つこともあって、チェック作業は念入りに行われた。そしてナノは最後に「magenta」を1曲フルで歌い、30分程度のリハーサルを終えた。

そして11:20からは「DoKomi」オープニングセレモニーがスタートした。ここではイベントに関わる関係者や現地のメイド、ホストなどがパフォーマンスを披露。続いて日本からのスペシャルゲストとしてスクリーンにナノの名前と“ちびナノ”のイラストが映し出されると、一部から「キャー!」という悲鳴にも似た歓声が沸き起こった。黒いマントで顔や全身を覆ってステージに現れたナノは「Ich bin Darth Vader. (私はダース・ベイダーです)」と、その姿にちなんだ冗談を言って会場の笑いを誘った。続けて英語で挨拶をしてから、最後に日本語で「この会場でパフォーマンスすることを楽しみにしています」と言ってステージを降りた。

この日のライブ会場は約1500人を収容する、客席側に傾斜が付いた会議場風の会場で、先着入場可能の整理券は事前に収容人数分の配布が終了。開演30分前には会場付近に入場を待つ観客が長蛇の列を作ったほか、整理券を入手できなかったファンによるキャンセル入場待ちの列が別にできあがっていた。列を作る観客はさまざまなコスプレをした者が多く、この中には“ちびナノ”のコスプレをした海外ファンの姿も。さらにナノのコンサートグッズを着用した日本人ファンの姿も見受けられた。当初の予定より30分遅れて開場すると、観客は係員の指示に従いゆっくりと入場し席に着いた。最初のうちは静かに開演を待っていた観客だったが、客席がすべて埋まる頃にはどこからともなく“ナノコール”が発声し、海外ファンの今回のライブに対する期待感が伺えた。

そして17:30に会場が暗転し、ナノ自身がナレーションを務めたオープニング映像が上映された。「Now or Never」「No pain, No game」が流れ始めると、客席のボルテージは一気に上昇。最後の「Are you ready?」のアナウンスが終わると同時に「magenta」のイントロが鳴り響き、ステージ下手の扉からナノがパーカーのフードを被って現れる。すると会場から悲鳴にも似た歓声が響きわたり、海外初ライブは上々のオープニングを飾った。1曲目から大盛り上がりの中、その勢いのまま2曲目「neophobia」に突入するとナノはイントロでパーカーのフードをフードを外して素顔を現すと、この日一番と言える歓声が会場中に響き渡った。

2曲歌い終えたところでナノは、まず日本語で「楽しんでますか? ナノです。ドイツのこのステージに立てて、心からハッピーです!」と挨拶。続けて英語で同じ挨拶をすると、さらに大きな歓声が沸き起こった。そして「次の曲は一緒に歌って!」という呼びかけに続いて「No pain, No game」に突入。曲のサビでは会場中から合唱が起こり、これに満足げのナノは「You guys rock!(みんな最高!)」と喜びを表現した。4曲目の「GALLOWS BELL」では会場中に手拍子が鳴り響き、日本でのライブと同じ盛り上がりを体感することができた。

続くMCでは「このライブ終了後、人生初のサイン会をするよ。日本でもまだやったことないんだ」と、「DoKomi」会場内でCDやグッズを購入したファンを対象としたサイン会を行うことを発表。さらに翌19日にもサイン会を実施するほか、チャリティオークションにサイン入りグッズなど3点を出品することも明かした。客席が和やかな雰囲気になったところでナノは椅子に座り、「ヒステリ」「Glow」とミディアムナンバー2曲をしっとり歌い上げた。この2曲で会場がクールダウンすると、ナノは「いつかまたドイツに戻ってきたいと思います。そのときは皆さん、(ライブに)来てくれるかな?」と問いかけ、客席からは再び大きな拍手と歓声が鳴り響いた。

ライブは「BE FREE (WITH MUSIC)」「Nevereverland」の2連発で終了。特に「Nevereverland」では盛り上がりは最高潮に達し、観客はステージを去るナノに向けてこの日一番の拍手を送った。しかし会場中からはアンコールを求める声援が鳴り響き、これに応えるかのようにナノは再びステージに登場。そして披露された「Now or Never」では観客がサビを大合唱し、最高の盛り上がりの中約1時間にわたる海外初ライブは幕を閉じた。

全9曲を歌い終えたナノは、ドイツのファンに向けて改めて感謝の言葉を送り、最後に会場中のファンと一緒にパノラマサイズの“ピース”写真を撮ってステージを降りた。

なおナノはこのライブ終了後に自身初となるサイン会を実施した。この模様は翌19日のサイン会の様子とあわせて後日掲載予定。

ナノ ドイツ「DoKomi」ライブ セットリスト

01. magenta
02. neophobia
03. No pain, No game
04. GALLOWS BELL
05. ヒステリ
06. Glow
07. BE FREE (WITH MUSIC)
08. Nevereverland
<アンコール>
09. Now or Never

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読者の反応

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義海豹(アザラシ) @hoshizora_cafe

nanoは9曲だからその位は確実か

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