豪華セッション続々実現!ARABAKIフェス今年も大盛況
2013年4月30日 21:28
1 音楽ナタリー編集部
4月27日と28日に宮城・エコキャンプみちのくで野外フェス「ARABAKI ROCK FEST.13」が開催された。初日は強風、低気温で時折雨も降るというあいにくの天気だったが、2日目は気温も上がり、チケットがソールドアウトになるほどの人出で大いに盛り上がった。
このフェスでもっとも大きいステージとなるMICHINOKUステージは、フラワーカンパニーズが初日のトリを担当した。「フラワーカンパニーズ トリビュートセッションF.C.w.F<Flower Companyz with Friends>」と題したこのステージには、Dr.kyOnとうつみようこがサポートメンバーとして出演。ゲストボーカルとして山田将司(THE BACK HORN)が「はぐれ者賛歌」、小山田壮平(andymori)が「元気ですか」、宮田和弥(JUN SKY WALKER(S))が「真赤な太陽」、曽我部恵一(サニーデイ・サービス)が「孤高の英雄」に参加した。また増子直純(怒髪天)とは、2009年発売のコンピ「深夜高速-生きててよかったの集い-」に収録された「深夜高速」怒髪天バージョンの逆カバーを披露。このほか「真赤な太陽」にはバイオリン演奏で大宮エリーも参加した。
フラカンのライブは「東京タワー」で本編の幕を閉じた後、大歓声に応えてアンコールも実施。上手と下手からドラムセットが現れ、シークレットゲストとしてクハラカズユキ(The Birthday)とサンコンJr.(ウルフルズ)が登場して、この日の全ゲストとともに「真冬の盆踊り」で会場中を踊らせた。
2日目のMICHINOKUステージには「ARABAKI ROCK FEST」史上最高齢での出演になった加山雄三が登場。高野勲(Key)、山本健太(Key)、佐藤タイジ(G / THEATRE BROOK)、名越由貴夫(G)、ウエノコウジ(B)、武藤昭平(Dr / 勝手にしやがれ)からなる「ARABAKI YOUNG KING BAND」を引き連れ、加山のルーツであるエルヴィス・プレスリーのカバーや自身の曲など14曲を歌唱した。「君といつまでも」ではMONGOL800のキヨサクもサプライズゲストとして参加。ラストには加山が「東北では桜が咲く季節、ここで歌うためにこの曲があったのでは」と思ったという「サライ」を披露し、観客の間で大合唱が沸き起こった。
同ステージで2日目の大トリを飾ったのは、MONGOL800によるセッション企画「MONGOL800&ARABAKI PROJECT ga presents What a Wonderful World 陸奥with琉球」。MONGOL800の演奏で奥田民生が「イージュー☆ライダー」、ORANGE RANGEが「上海ハニー」、サンボマスターの山口隆が「世界を変えさせておくれよ」、細美武士(the HIATUS)が「小さな恋のうた」、加藤登紀子が「タユタウタ」、BEGINが「オジー自慢のオリオンビール」などを歌唱した。最後には増子直純がモンパチの「夢叶う」を熱唱し、同ライブの全出演ゲストがモンパチとともに「What a Wonderful World」を合唱。ハッピーな空気に満たされながら今年のフェスは幕を下ろした。
音楽ナタリー @natalie_mu
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