ONE OK ROCK、2万4000人動員横アリで全身全霊の熱演

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1月21日と22日の2日間、ONE OK ROCKがバンド初の神奈川・横浜アリーナ単独公演「ONE OK ROCK 2011-2012 “残響リファレンス” TOUR~YOKOHAMA ARENA SPECIAL FINAL~」を開催した。

本編終盤の「Rock, Scissors, Paper」では、火炎の演出も取り入れられた。(撮影:橋本塁〔SOUND SHOOTER〕)

本編終盤の「Rock, Scissors, Paper」では、火炎の演出も取り入れられた。(撮影:橋本塁〔SOUND SHOOTER〕)

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ストリングスとTakaのピアノ弾き語りを交えた「Pierce」の模様。(撮影:橋本塁〔SOUND SHOOTER〕)

ストリングスとTakaのピアノ弾き語りを交えた「Pierce」の模様。(撮影:橋本塁〔SOUND SHOOTER〕)

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「ONE OK ROCK 2011-2012 “残響リファレンス” TOUR~YOKOHAMA ARENA SPECIAL FINAL~」の様子。(撮影:橋本塁〔SOUND SHOOTER〕)

「ONE OK ROCK 2011-2012 “残響リファレンス” TOUR~YOKOHAMA ARENA SPECIAL FINAL~」の様子。(撮影:橋本塁〔SOUND SHOOTER〕)

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2日あわせて2万4000人動員と、ONE OK ROCKにとって史上最大規模となった今回のライブ。場内のセンターエリアはオールスタンディング形式が採られ、すし詰め状態のファンがライブハウスさながらの熱狂を作り出していた。

ライブは最新アルバム「残響リファレンス」と同様、不穏な雰囲気漂うインスト「Coda」をオープニングSEに、「LOST AND FOUND」から演奏がスタート。「LOST AND FOUND」の歌い出しと同時にステージの幕が落ち、Taka(Vo)、Toru(G)、Ryota(B)、Tomoya(Dr)の姿が見えると、会場中から割れるような大歓声が沸き起こった。

Takaは2曲目「皆無」の冒頭で「ようこそ、横浜アリーナへ!!」と絶叫。そして「たった今この瞬間を最高のものにする準備はできました。今日はせっかくの場なので派手にいきましょう、横浜アリーナ! ONE OK ROCK “残響リファレンス” TOUR FINAL、始めます」と宣言し、バンドは「未完成交響曲」「じぶんROCK」「Re:make」と、ライブで人気の高いアッパーな楽曲を連投していった。

その後、「世間知らずの宇宙飛行士」ではステージから無数のレーザー光線が放たれ、場内全体を幻想的に演出。さらに次の「Mr.現代Speaker」ではステージの床にスモークが流れるなど、4人の熱演の傍らでアリーナ会場ならではの演出も光った。

また、「この曲でいろんなことが変わったかもしれない」とTakaが語った「アンサイズニア」では、彼の指揮にあわせて観客が「オーオーオーオーオオー」と大合唱。場内がより一体感を増したところで、中盤のMCタイムに突入し、メンバーが1人ずつ今日の意気込みや心境を語った。

次のパートでは、「今日はお祭りでありスペシャルな日なので、普段あまりやらない曲もやりたいと思います」というTakaの言葉どおり、懐かしい楽曲やアコースティックなナンバーも織りまぜながら進行。1stアルバム「ゼイタクビョウ」収録の「カゲロウ」や「エトセトラ」を披露したほか、ステージにはバイオリン2名、ビオラ1名、チェロ1名によるストリングスも登場し、「Pierce」ではTakaが初のピアノ弾き語りに挑戦するなど、観る者を飽きさせない多彩さを発揮していた。

続いて、バンドメンバーを含め大切な友達のことを歌った「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」、再び場内がレーザー光線の海となった「Liar」を演奏。そしてラストスパートを前に、Takaは改めてこの横アリ単独公演の意義を話し始めた。「みんなにとってはライブハウスのほうが近くていいよね。それは俺らも同じなんだけど、僕たちには夢があります。今日はその夢の途中に過ぎません」「こういうアリーナでやると『ONE OK ROCKは遠くに行ったな』とか最近よく言われるんですけど、僕らの気持ちは応援してくれる人の近くから1ミリも離れてません。だからみんなと同じように夢を追う同志として、これからもONE OK ROCKをよろしくお願いします」という彼の言葉に、会場中から熱い拍手が送られた。

そしてここからは、一切の妥協を許さないアッパーチューンの連発へ。曲が始まる前にオーディエンスを全員しゃがませ、イントロで一斉にジャンプした「Let's take it someday」を筆頭に、「Rock, Scissors, Paper」「NO SCARED」「恋ノアイボウ心ノクピド」と続く。最高潮の盛り上がりの中で迎えた「完全感覚Dreamer」では、ステージ天井3カ所から火花が振り、観客はTakaがマイクを向けるたびに大合唱で応えた。

1日目のアンコールでは、夢を追う人への応援歌「キミシダイ列車」と彼らのデビューシングル「内秘心書」の2曲を披露。バンドもオーディエンスも汗だくになりながら、最後の力を振り絞って熱狂を作り出す。Takaは「キミシダイ列車」の間奏中、「いいか!? お前らに残された時間っていうのは、思ったより短いんだよ! だから絶対にその時間ムダにすんなよ!!」「気付けば、横浜アリーナで歌ってんだ!!!」と絶叫し、自らの身を持って夢を実現させることの大切さを教えた。

また、彼はバンドを代表して「そして最後にひとつだけ。僕はここでずっと待ってます。だから何かあったらここへ来てください。お前らの背中絶対押してやっからよ!」とメッセージを伝える。全曲のパフォーマンスを終えた4人は、横浜アリーナを埋め尽くしたたくさんのファンにくまなく手を振り、満足気な笑顔でステージを去った。なお、このライブの模様は、3月11日(日)深夜24:00からWOWOWにて放送される。

ONE OK ROCK 2011-2012 “残響リファレンス” TOUR~YOKOHAMA ARENA SPECIAL FINAL~ 2012年1月21日 神奈川・横浜アリーナ セットリスト

01. LOST AND FOUND
02. 皆無
03. 未完成交響曲
04. じぶんROCK
05. Re:make
06. 世間知らずの宇宙飛行士
07. Mr.現代Speaker
08. アンサイズニア
09. カゲロウ
10. Wherever you are
11. エトセトラ
12. カラス
13. Pierce
14. C.h.a.o.s.m.y.t.h.
15. Liar
16. Let's take it someday
17. Rock, Scissors, Paper
18. NO SCARED
19. 恋ノアイボウ心ノクピド
20. 完全感覚Dremer
21. Nobody's Home

<アンコール>
22. キミシダイ列車
23. 内秘心書

ONE OK ROCK 2011-2012 “残響リファレンス” TOUR~YOKOHAMA ARENA SPECIAL FINAL~

WOWOW 2012年3月11日(日)24:00~

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(σ・ω・)σあつたす☝︎🌝 @angel_miwa

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