アニメを主軸にバラエティや2.5次元作品・舞台・ミュージカル、ドラマ、映画など幅広いジャンルのコンテンツを提供するDMM TV。同サービスでは「3分のスキマ時間を最高のドラマ体験に」をコンセプトに、新たなジャンルとして縦型ショートドラマ「DMMショート」の作品を本日6月2日より配信する。シリーズごとに課金制のプラットフォームもある中、DMMショートは月額550円のプレミアム会員であれば全話見放題で、新作タイトルが毎週追加されていく。さらに、DMM TVオリジナル作品と連動したショートドラマも展開されるとのことだ。
小室が手がける作品は、崖っぷちの少女と落ちぶれた大人が本物の音を探し求める、再生と逆襲の“エンタメサクセスストーリー”。孤独な日々を送る元作曲家がとある少女と出会い、彼女の才能を信じて地下アイドル業界に飛び込むも、そこには搾取やハラスメント、暴力、裏切りが蔓延していた。そんな中、少女を含む3人組ユニットを結成し、音楽の力で自分たちの価値と希望を取り戻していく物語だ。本作は秋頃の配信を目指して1話あたり3分以内、全30話を目安に制作されている。
ショートドラマを初めてプロデュースした感想を聞かれ、小室は「35年以上ずっとタイアップという、ドラマに寄せて音楽を作ることをやってきて、今回ドラマと音楽を一緒にゼロから作れるというのがよかった。あと僕たちがよく作るミュージックビデオとかプロモーションビデオはだいたい3分なんですよ。だからショートドラマは尺感がすごくわかるなと思いました」とコメント。作品名を問われると「僕の中では決まってるんですけど。まだ今日脚本ができたぐらいなので。できたてほやほやです」と鋭意制作中であることを明かした。
ドラマのために楽曲を制作しているという小室は、音楽面のコンセプトを問われると「まだ言えないことも多いんですけど、もう1回くらいバズりたいなっていう気持ちがあります」「ショートドラマからヒット曲っていうのはないと思うので」と笑顔を見せる。さらにキャスティングに関して「音楽の部分はリアルなものでいきたいので、けっこうシビアな選考になるかなと思います」と語り本気っぷりを覗かせた。また、どのような思いでストーリーを描いたのか?という質問に対し、小室は「(あらすじに)“落ちぶれた大人”とありますけど、その人はやっぱりあきらめられない。あと時代が変わってきて、『自分は古いのかな』『でも、もうちょっとやれるかな』みたいな気持ちを反映させたものを作ってみたいと思いました」とコメント。「ご自身のリアルな思いも入っている?」という問いには「多少は入っています」と回答した。
ショートドラマならではの面白みについては「今の若い子って、韓国ドラマを1.5倍速とか2倍速で観る方も多いと聞いて。だから3分の作品でも、1分くらいの感覚で観れちゃうかもしれない」「今までのように、ディスプレイの前に座るのではなくて、パッと開いてスキマの1分、3分で観られるのも配信ならではですね」と述べた小室。合同会社DMM.comのCOO兼DMM TV総合プロデューサーである村中悠介氏は、そんな小室プロデュースのショートドラマについて「スキマ時間で一瞬で『観たい』と思ってもらうには、テンポのよさや内容のわかりやすさが大切なところがあるので、それが凝縮されているのではと思っています」と太鼓判を押した。
satoshi shimada @maruomaruo
小室さんが参加する企画なら、楽曲次第では本当にシンデレラまであり得るから凄い https://t.co/Fr6JLE7fSD