マックジャック、バイブス全開の大阪ワンマン 梅田の中心で神戸への愛を叫ぶ 

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神戸をベースに活動する4人組レゲエグループ、マックジャックがワンマンライブ「MACK JACK ONEMAN LIVE Welcome to Vibes Wonderland」を1月19日に大阪・梅田CLUB QUATTROにて開催した。

「MACK JACK ONEMAN LIVE Welcome to Vibes Wonderland」の様子。

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「風林火山」でシリアスに幕開け

「MACK JACK ONEMAN LIVE Welcome to Vibes Wonderland」の様子。

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これまで2枚のアルバムと多くのシングル、そして昨年11月にはEP作品「Vibes Wonderland -EP」を発表するなど着実にキャリアを重ねてきた彼らにとって、まさに大一番となるこの日のワンマン。バックDJのDJ KONAMONによるイントロが流れると、ステージには逆光に照らされたメンバーが登場し、ライブは「風林火山」でスタートした。マックジャックのネーム入り大旗を振り回してド派手に始まる対バンなどのイベントとは違い、4人それぞれのキャラクターを歌詞に織り込んだ「風林火山」をシリアスに、しかし沸々とたぎるような熱気を込めて歌うパフォーマンスからは、ワンマンという記念すべきライブに対する彼らの強い意気込みが感じられた。

「Welcome to Vibes Wonderland!」というChaiのコールで、ライブは「オカマイナシ」へ。カラフルな照明の中、メンバーはディスコティックなビートに乗せてダンスしながら歌い、オーディエンスの体も左右に揺れる。「4本マイクのVIBES馬鹿野郎共」というキャッチフレーズそのままに、4人は序盤からタフでエネルギッシュなライブを展開。「クアトロの床が抜けるくらい飛べるやろ!」とM.C.Lが煽ると客席から大きなレスポンスが沸き起こる。まっすぐに未来への希望を歌い上げる「走り出せ」に続けて届けられたのは2017年発表の1stアルバム「Bellyas」に収録されたダンスホールナンバー「Bellyas」。曲中では、レゲエクラシックであるジョニー・オズボーン「Buddy Bye」の一節を引用したコール&レスポンスが繰り広げられた。

客演陣の登場で会場がAtty! Atty!に

CORONA(中央)とマックジャック。

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teppeiとKOPERU。

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「ライブ前、顔ヤバかったな」というALIの言葉を受け、「普段の倍は緊張してる。でもパンパンのクアトロが見れてうれしいし、最高の1日を作ろう!」と答えるM.C.L。「One Day」ではオーディエンスが人差し指を立てて左右に振り、「心に太陽」では力強く握りしめられた拳が掲げられ、会場の一体感が高まっていく。そしてDJ KONAMONのシャウトからド派手なパーティチューン「Vibes Brother Z」へ。客演のCORONAが「俺の大好きなグループのワンマンなんです。盛り上がってもらっていいですか!」と会場に呼びかけると、もともと高い楽曲のバイブスがぐんぐん上昇していく。そして「まだ温まれる人はどれぐらいいる? あの2人を呼び込んで“Atty! Atty!”にしていいですか?」という呼び込みに応え、梅田サイファーのKOPERUとteppeiがステージに登場。2人を交えて「Atty!Atty!(熱!熱!)」が披露されると会場全体がさらに強い熱気を帯びていった。

Atty! Atty!(熱!熱!)feat.KOPERU&teppei(from梅田サイファー)LIVE@OSAKA UMEDA CLUB QUATTRO

甲子園球場でワンマンライブを実現させたい

マックジャック

マックジャック[拡大]

マックジャック

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「MACK JACK ONEMAN LIVE Welcome to Vibes Wonderland」の様子。

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「マックジャックは神戸から始まりました。神戸を背負うようなグループになりたいし、『神戸といえばマックジャック』と言われたい。だから、今日は梅田の中心で神戸への愛を叫んじゃっていいですか?」というChaiの言葉を合図に、地元・神戸をテーマにした「KOBE SONG」がスタート。神戸への愛情にあふれたポップなこの曲には、幼少期に経験した阪神・淡路大震災への思いも込められており、4人が歌い届けるメッセージに観客たちは体を揺らしながら耳を傾けていた。

「今日は来てくれて、今日のためにみんなで応援してくれてホンマにありがとう。だからこそ、ここで俺らの夢を宣言したい。高校球児やった俺らは、行けなかった甲子園に今でも未練タラタラ。でも、バットをマイクに持ち替えて、甲子園球場でワンマンライブを実現させたい。そのために、俺らは誰も置いてかへんし、同じように夢を追いかけてがんばってる人たちにこんな曲を残したい」というM.C.Lのメッセージから、ライブは中島みゆきの楽曲をビートジャックした「ファイト」へ。自分と仲間、そしてリスナーを心から応援するメッセージを4人は全身の力を振り絞るようにして歌唱する。続けて、「あきらめずに共に戦う」というメッセージに貫かれた「アンセム」を熱く歌い上げた彼らは一転、陽気なナンバー「BAKA VIBES」をパフォーマンス。この振り切り具合もマックジャックらしく、底抜けにハッピーな雰囲気で本編は終了した。

カオスと感動が入り混じったフィナーレ

人間騎馬に乗って登場したジャガ先輩。

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KOPERU(中央)とマックジャック。

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アンコールではJAGA-Cによく似た“ジャガ先輩”が登場する。柄シャツに金チェーンを付けたジャガ先輩は、「炎のファイター / アントニオ猪木のテーマ INOKI BOM-BA-YEー」をBGMに、元高校球児のインフルエンサーみきごり、なかゆうらによる騎馬に乗ってステージに現れると、「お前らのためにWi-Fiを持ってきた」という謎の楽曲「翔んでWi-Fi」を熱唱。高熱のときに見る夢のような不思議すぎる光景は、あまりにも衝撃的で会場が笑いとどよめきに包まれた。カオスな雰囲気が冷めやらぬ中、3月1日に東京・SPACE ODDにて、あっこゴリラ、そして梅田サイファーよりKOPERU、teppei、テークエムの3名をゲストに迎えて、主催イベント「TOKYO Vibes Wonderland」を開催することや、テークエムを迎えて新曲を制作することが発表されると、会場からは期待の拍手が起こった。

野球のユニフォームに着替えた4人は“球児あるある”をテーマにした「原点」に続き、その中で培われた友情を歌った「マイメン’91」をKOPERUとともに披露。そしてteppei、CORONAを迎えたラバダブ(ラップでいうフリースタイルに近いアートフォーム)で、マックジャックはレゲエアーティストとしての地力を見せつける。「2時間やりきりました。ここからも止まらへんマックジャックのサポートをお願いします。僕らが最初に作った曲です」というM.C.Lのアナウンスに続けて最後に届けられたのは「Respect to you」。冷笑や酷薄といったネガティブさが欠片もない、マックジャックの放つ熱く、優しく、まっすぐなメッセージで会場がひとつに。まさに「会場全体での全員野球」とも言うべき、すがすがしい雰囲気の中、ライブはフィナーレを迎えた。

セットリスト

MACK JACK ONEMAN LIVE Welcome to Vibes Wonderland 1月19日 梅田CLUB QUATTRO

01. 風林火山
02. オカマイナシ
03. 走りだせ
04. Bellyas
05. One day
06. 心に太陽
07. Vibes Brother Z (W / CORONA)
08. Atty!Atty!(熱!熱!)(W / KOPERU、teppei)
09.KOBE SONG
10. ファイト
11. アンセム
12. BAKA VIBES
企画01. 先輩騎馬入場~先輩Bom-Ba-Ye~
企画02. 翔んでWi-Fi feat.ジャガ先輩
<アンコール>
13. 原点
14. マイメン'91 (W / KOPERU)
15. Rub A Dub showcase
16. Respect to you

ライブ情報

Tokyo Vibes Wonderland in代官山SPACE ODD

2025年3月1日(土)東京都 SPACE ODD
<出演者>
マックジャック
ゲスト:あっこゴリラ / KOPERU&teppei(梅田サイファー) / テークエム(梅田サイファー)

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撮影:YUTA KIHARA

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マックジャック/ MACK JACK @MACK___JACK

先日、梅田クラブクアトロで開催された
MACK JACKのワンマンライブ🎤

音楽ナタリーさんに記事にしてもらってます!!!

あの日の記憶がよみがえる
素晴らしい記事になってますので
皆さん是非見てください✅🔥

拡散もよろしく〜!!!

#MACKJACK
#マックジャック
#CORONA
#梅田サイファー https://t.co/1GJ9A4zMaD

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