音楽評論誌「アルテス」創刊号で坂本龍一、大友良英が3.11語る

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音楽についての評論や批評、研究を掲載する季刊ペースの音楽評論誌「アルテス」が11月25日に創刊する。

「アルテス」創刊号表紙

「アルテス」創刊号表紙

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創刊号では「3.11と音楽」というテーマで特集を組み、東日本大震災と原発事故後の音楽について考察。7月に京都芸術センター講堂で行われた三輪眞弘(IAMAS / コンピュータ音楽)、岡田暁生(京都大学人文科学研究所 / 音楽学)、吉岡洋(京都大学大学院文学研究科 / 美学・芸術学)によるシンポジウム「3.11 芸術の運命」や、坂本龍一、ピーター・バラカン、高橋悠治、大友良英へのインタビューなどが掲載され、示唆に富む充実した内容となっている。

音楽評論誌「アルテス」創刊号目次

<巻頭エッセイ>
・片山杜秀:3.11と12.8

<シンポジウム「3.11 芸術の運命」>
・岡田暁生:芸術はなおも「頑張る物語」を語り得るか
・吉岡洋:死者のまなざしの中にみずからを置くこと
・三輪眞弘:電気エネルギーはすでにわれわれの身体の一部である──中部電力芸術宣言について
・討論:岡田×吉岡×三輪:いま、「癒し」を超える芸術は可能か
・太田純貴:それでもなお、ためらうこと──“hesitation”と/の芸術

<インタヴュー>
・坂本龍一:明日の見えない時代に、耳を澄ます
・ピーター・バラカン:音楽の働き、ラジオの役割
・高橋悠治:問いかけながら道をいく
・大友良英:福島と下北沢──“まつり”は自分たちの手で

<特別寄稿>
・佐々木敦:「音楽に何ができるか」と問う必要などまったくない
・三上敏視:神楽・民俗芸能と東北復興

<Re: music...「音楽へ──」>
・大石始:まつりの島 La isla de carnaval(1)
・濱田芳通:歌の心を究むべし(1)
・おおしまゆたか:アラブ、アイルランド、アメリカをめぐる音楽の旅(上)
・鈴木治行:イマジナリア(1)
・ト田隆嗣:Suara, macam2(スアラ・マチャム・マチャム)音声、いろいろ(1)

<連載>
・輪島裕介:カタコト歌謡の近代(1)
・川崎弘二:武満徹の電子音楽(1)
・石田昌隆:音のある遠景(1)

<クロニクル>
・毛利嘉孝:スケッチ・オブ・下北沢(1)

<フィクション>
・山崎春美:ロッカウェイビーチ(1)
・Onnyk:ゴースト(上)

<研究>
・李京粉:日本のユン・イサン(上)

<追悼──中村とうよう>
・荻原和也:反権威を貫いた最高の水先案内人
・三井徹:「ニューミュージック・マガジン」創刊までのこと

<著者エッセイ>
・加藤典洋:「売れ筋」とはなにか──桑田佳祐と非西欧的自己批評の可能性
・長谷川町蔵:ミックステープ・アルバムが音楽業界を変える
・椎名亮輔:デオダ・ド・セヴラックをめぐる人々

<書評>
・谷口文和:クリストファー・スモール「ミュージッキング」
・金子智太郎:Salome Voegelin, Listening to Noise and Silence

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