「薬屋のひとりごと」悠木碧は子翠を呼ぶ猫猫の思いを想像、劇場版は“すごいこと”に

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TVアニメ「薬屋のひとりごと」のイベント「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」が本日4月12日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催され、猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央、子翠/楼蘭役の瀬戸麻沙美が登壇した。

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」の様子。左から瀬戸麻沙美、悠木碧、大塚剛央

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」の様子。左から瀬戸麻沙美、悠木碧、大塚剛央

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瀬戸麻沙美は「薬屋のひとりごと」日本のイベント初登壇

2025年に放送された「薬屋のひとりごと」。キャスト陣はそれぞれが演じるキャラクターのぬいぐるみを持って登場し、悠木は猫猫と小蘭のぬいぐるみ2個を手に登壇した。振り返り上映を終えたトークでは、ネタバレありでのトークを展開。「この間のことのようにアフレコ現場を思い出せる」という瀬戸は、取材でも子翠/楼蘭のことを話す機会が多かったそうで「(物語を)振り返ったり、自分が感じたことを言葉にする機会が多かったので、この半年間ずっと子翠の物語は残ってますね」と思いを巡らせた。

瀬戸はアメリカ・ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2025」には登壇していたものの、今回が国内の「薬屋のひとりごと」イベント初登場。そんな瀬戸を、悠木が「ようこそ日本へ」と冗談めかして歓迎する。笑いが起こる中、さらに瀬戸が「日本のファンの皆さまの前でこうして改めて振り返れること、とてもうれしく思います」とハリウッド女優さながらの挨拶をして観客の笑いを誘った。

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」に登壇した悠木碧

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」に登壇した悠木碧 [高画質で見る]

変化していく子翠を振り返り

ここからは第2期の振り返り。悠木はアフレコについて「『薬屋』ってね、実は序盤のほうが大変なの」と話し出す。シリアスな後半は、キャスト陣で物語を組み立てていくようなアフレコなのに対し、前半はナレーション、モノローグ、ギャグ、キャラクター紹介などの役割を、ほぼ猫猫が1人で担っていると苦労を伝えた。

瀬戸は序盤の子翠の演技を、今後の展開についてはあまり考えずに挑んでいたのだそう。それ故に、終盤のシーンのアフレコ1週間前は気が重かったのだと吐露する。「でも2期のかなめになるシーンだし、子翠/楼蘭として大事なセリフが本当にたくさんあったので、原作もコミックスも含め、いろいろ参考にしながら台本と向き合ったのを、すごく今でも覚えていますね」と回想した。“子翠”としてのシーンで印象に残ったシーンを尋ねられると、悠木が第34話の「怪談」をピックアップ。「今までの、明るくて(猫猫と)同じような熱量でオタクみたいな友達だったはずの子翠とはまたちょっと違う」と印象の変化に触れる。大塚は第37話「湯殿」を挙げ、「実はよくよく見ると、子翠はうまく立ち回っていたりします」とさり気ない子翠の行動に注目した。

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」に登壇した瀬戸麻沙美

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」に登壇した瀬戸麻沙美 [高画質で見る]

第2期終盤で「子翠」と呼んだ猫猫の心境は

終盤に猫猫と子翠が話すシーンに話題が及ぶと、瀬戸は子翠の運命は「彼女の中では決まっていたこと」であると言い、猫猫や壬氏は子翠にとって物語のいち登場人物でしかなかったのだと解釈を伝える。また子翠にとって猫猫が徐々に大きな存在になっていったことにも触れ、「だからこそ、子翠と呼んでくれたことで、今までの子翠と猫猫が過ごしてきた時間が『なかったことじゃない』ってなったのかなって、あのシーンは感じました」と想像した。また同シーンのアフレコについては「彼女(子翠)は涙を流しませんけど、あそこは私自身も演じてるときに、鼻の奥にツーンとくる感覚があったっていいんじゃないかなって思った」と振り返った。

悠木は、終盤に「子翠」と呼んだ猫猫の思いを「自分がどっちでいてほしいかで呼んだんだろうな」と話し、対する子翠の思いを「子翠も自分がどっちでいたいかで返事をしてくれたのかなって」と考えを語った。また終盤のシーンのアフレコのテストについては、「テストだとだいぶエモくやっていたというか、(子翠を)情熱的に止めてた」と明かす。しかし猫猫らしさを演技に入れる方針になり、テストとは異なる少し冷静な演技になったのだとか。テストと大きく異なる芝居であったため、録り直しの不安を抱える悠木に反し、ほとんど録り直しもなく収録が終了したというエピソードも披露された。

子翠の正体を知らない小蘭について、瀬戸は「小蘭の中では(猫猫と子翠と過ごした)物語が続いてるんだよね。もう会えないとは思うけど、小蘭の中では思い出がしっかり残っていて、そこもつなぎ止めてくれてるって感じもする」と微笑む。悠木も頷きながら「(小蘭の中では)子翠が子翠のままでいるんだよね」と同意した。さらに玉藻と名乗る少女が海に向かうシーンについてもトークを展開。瀬戸は「この先わからなくても、生きていてよ。生きてるんだって思えるのがうれしい」と子翠の生存を喜ぶ。一方、悠木は「壬氏が猫猫を守りたくてあげたかんざしが、巡り巡って猫猫が一番守りたいものを守って終わるっていう。もう、お後がよろしすぎるよね!」と熱弁しつつ「絶妙な壬氏の不憫さもいいですよね」と苦笑い。「(壬氏が)事情を聞いて、一応納得はしてましたけどね」とフォローする大塚に対し、悠木は「そこで納得できる器の広さもあるのよ!」と壬氏を称えた。

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」に登壇した大塚剛央

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」に登壇した大塚剛央 [高画質で見る]

大塚剛央「猫猫は“おもしれー女”」

改めて子翠の印象を尋ねる質問には、悠木が「そうならざるを得なかった器用な人」と述べる。それに続き、瀬戸は「自分の人生を諦めているようで、諦めていない。そんな野心も感じさせる子だったな」と言いつつ、子翠の行動の裏にあった思いを「責任感なのかな、優しさなのかな。尻拭いをしっかりしていくって、愛がないとできないこと」と話す。それを受け、悠木は「お父さんが揺るがず、それでも、神美を見捨てられない愛情を微妙にわかってはいたし、だから(両親を)見捨てられなかったのかな」と重ねる。瀬戸もそれに同意しつつ、翠苓の名前も挙げ、「守るものがいたとか、助けたい人がいたとか、そういうのってけっこう助けている側も力になったりするところがあるから」と存在の重要さを伝えた。

続いてそれぞれが演じるキャラクターにとって、猫猫がどのような存在かを問われる。瀬戸は「興味なさそうなのに、ずっとそばにいてくれる人」と表現。「関わってくれる人だから、離れがたいっていうのはあったのかな」と言う。対して大塚は「壬氏からすると、最初は“おもしれー女”」と発言。会場に笑いが起こる中、「自分の中の覚悟、皇帝としての1歩を踏み出すだけの大きな存在になっている」と言い直る。そして「愛情深い対象として存在している」と言葉を紡いだ。

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」に登壇した瀬戸麻沙美

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」に登壇した瀬戸麻沙美 [高画質で見る]

悠木碧が劇場版に言及「すごいことになりますよ」

今後の展開の告知が行われると、第3期のアフレコが始まっていることも明かされた。また劇場版のストーリーについては、悠木が「実はね、もう知ってるんだ。どんな話になるか。これはすごいことになりますよとしか言えないんだけど」とニヤリ。「劇場でやる価値が間違いなくあるし、大きい画面で贅沢に観たらめちゃくちゃ楽しいっていう内容。でも絶対『薬屋』で観たいところを外してなくて」と期待を煽る。続いて大塚は「巨大ロボには乗らなかった」とちゃめっ気たっぷりにヒントを出した。

最後の挨拶では、瀬戸が「『薬屋』が大好きってことは子翠を演じてから変わらないので、これからも『薬屋』を私自身も楽しんでいきます」と挨拶。大塚は「作品のパワーになるのは、何より今日来ていただいてる皆さんの応援の力」と感謝を伝える。また今後さまざまな施策が控えていることを匂わせ「本当にすごいことになりそうなので、ついてきてください」とメッセージを送った。悠木もファンに感謝を述べつつ「我々が忙しいって思うってことは、君たちはもっと忙しいからね!」と語りかけて笑いを誘う。最後に「本当に応援していただく価値のある、めちゃくちゃ素敵なものにしていこうと思ってがんばっておりますので、これからも『薬屋のひとりごと』を何卒よろしくお願いします!」と観客に呼びかけ、イベントは終了した。

「『薬屋のひとりごと』第2期 振り返り劇場上映会」に登壇した大塚剛央

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(c)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

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第2期を振り返る上映会に、悠木碧、大塚剛央、瀬戸麻沙美が登壇した。

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