「SCRATCH TOUR 2026」は、グソクムズが昨年11月に4thアルバム「SCRATCH」を発表したことを記念したツアー。彼らはこのツアーでファイナルの東京のほかに、京都、宮城、愛知、北海道、岡山、福岡の計7都市でワンマンライブを行った。
オープニングSEのサド・ジョーンズ「Scratch」が鳴り響く中、グソクムズは20台以上のアンプが壁のようにそびえ立つステージに登場。1曲目に「SCRATCH」のオープニングナンバー「ぼくらしあわせ」をセレクトすると、加藤祐樹(G)がアグレッシブに掻き鳴らすギターから始まる大胆なアレンジで観客を圧倒した。「ご機嫌な雨」「言葉の先」「また咲く花」といった楽曲でフロアの熱度を急上昇させた彼らは、ギターを持ち替えて披露した5曲目「艀」からゆったりとしたムードへとセットチェンジ。堀部祐介(B)が丁寧に紡ぐ芳醇なベースソロに、客席からは歓声が上がった。
中盤のハイライトとなったのは、「SCRATCH」のリード曲「いっつも」のパフォーマンス。たなかえいぞを(Vo, G)は、何かと否定から入りがちな現代に対して「明るい未来を願ったカウンターアンサーソング」だという「いっつも」で、この日一番のシャウトを響かせた。ステージのセットチェンジを挟んでライブは後半戦へ。10曲目「素敵なメモリー」からはダンサブルなビートがフロアを揺らす。シームレスに披露された「コネクション」「ガーリーボーイ」では、たなかが曲中に「自由に楽しんでいってね」と呼びかけると、観客はその言葉に応えるように思い思いに体を揺らして演奏を楽しんでいた。
グソクムズはその後、たなかの「この4月からまた新たな生活が始まる人たちに向けて」という語りをきっかけに「ハートのブギー」をプレイ。目まぐるしく展開するセッションを繰り広げたのち、「それは恋に違いない」「すべからく通り雨」とキラーチューンを畳みかけていく。そして本編ラストに「もうわんていく」を届けると、心地よい余韻を残してステージを去っていった。
アンコールに応えて再び姿を見せたグソクムズは、「SCRATCH」の収録曲で唯一披露されていなかった「春の歌」をドロップ。たなかが「この日にぴったりの曲」と語った通り、春の息吹を感じさせるメロディで会場を満たしていった。演奏を終えたグソクムズは、ここまでライブを見守ってきたファンに向けて、ホール公演「グソクムズ 2026 HALL LIVE『楽園』」の開催をアナウンス。場内が温かなムードに包まれる中、「朝陽に染まる」を奏でてアンコールを終えた。しかし、オーディエンスの拍手は鳴り止まず、グソクムズは三たびステージへ。彼らはファンへのプレゼントとして、ホール公演のタイトルを冠した新曲「楽園」を初披露し、充実した表情でライブツアー「SCRATCH TOUR 2026」の幕を降ろした。
現在Apple MusicとSpotifyでは、本公演のセットリストで構成されたプレイリストを公開中。バンドのオフィシャルサイトでは、4月19日23:59まで「グソクムズ 2026 HALL LIVE『楽園』」のチケット先行予約を受け付けている。
セットリスト
「グソクムズ “SCRATCH TOUR 2026”」東京編 2026年4月4日 東京キネマ倶楽部
01. ぼくらしあわせ
02. ご機嫌な雨
03. 言葉の先
04. また咲く花
05. 艀
06. 夢にならないように
07. hand
08. いっつも
09. あぶないルール
10. 素敵なメモリー
11. コネクション
12. ガーリーボーイ
13. ハートのブギー
14. それは恋に違いない
15. すべからく通り雨
16. もうわんていく
<アンコール>
17. 春の歌
18. 朝陽に染まる
<ダブルアンコール>
19. 楽園
公演情報
グソクムズ 2026 HALL LIVE「楽園」
2026年10月12日(月・祝)大阪府 東京建物 Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場)小ホール
2026年11月3日(火・祝)東京都 大手町三井ホール
グソクムズ @gusokumuzu
2026.04.04
SCRATCH TOUR FINAL
東京・キネマ俱楽部公演
音楽ナタリー @natalie_mu
にてライブレポートが公開となりました
https://t.co/TbO3ssjWv6
さらに、セットリストのプレイリストも公開🎧
https://t.co/Ni74kA8FVo
お楽しみください!
Photo by @3ee_ https://t.co/OnXp0LeNbQ