Linna Figg(Vo)とKyazm(G)による2人組ロックデュオ・
このツアーはSATOHが3月にリリースしたEP「BAD MORNING」を携えて行っているもの。サポートメンバーの細川千弘(Dr)、shun(B)、age(Manipulator)とともに現れたSATOHは、大歓声を浴びながらステージを駆け回り、フロアのボルテージを一気に引き上げる。「新時代」をはじめとする「BAD MORNING」の楽曲でも、「モナリザ」「21 century boys」といった過去曲でも、ファンはとにかく歌って大盛り上がり。その勢いに突き動かされる形で、SATOHのパフォーマンスの熱量はますます高まっていく。
同日開催のヒップホップフェス「POP YOURS 2026」に言及したLinnaは、フェスよりもSATOHを選んだ観客に感謝しつつ、「自分はTohjiを観たかった」と素直に語って笑いを起こす。「POP YOURS」には自身がビートを提供するAOTOも出演しており、前日のフェスは観に行ったというLinna。そこで冷静なパフォーマンスの大切さを学び、このライブに臨んだというが、ファンのとてつもない盛り上がりに押されて最初からテンションがマックスになってしまっていると笑った。
そんな観客にLinnaは「みんな今のボルテージが100だとしたら、次の曲から200でお願いします」と求め、人気曲「TOKYO FOREVER」へ突入。ファンはタガが外れたように拳を上げて叫び、まさしく熱狂と呼ぶにふさわしい空間が生み出される。「今日みんなで暴れるぞ! 何も気にせず歌うぞ! そういうやつを俺は“暴竜”って呼んでんだ!」というLinnaの曲振りから新曲「暴竜」で、さらに衝動の解放を促していくSATOH。「Say Yeah」ではコール&レスポンスですさまじい一体感と高揚感をもたらした。
「俺らは何もない場所に“こういうのもあるんじゃない?”って感じで旗を立てて、そこに集まってくれる人たちがいて、大きくなって、今につながってると思う」とLinnaが活動を振り返ると、彼らは独自のサウンドを追求する楽曲を次々に演奏。現代的なヒップホップのビートやフロウ、エネルギッシュなロックサウンドを融合させたオルタナティブなスタイルで駆け抜けていく。アグレッシブに歌うLinnaと並んで、Kyazmのギターもエモーショナルに唸り、EP収録曲「Paradox」ではテクニカルなソロプレイが炸裂する。
ライブが終盤に差し掛かってもフロアの合唱は絶えることはない。そんな熱烈なファンに対して、Linnaはandymoriの「ほんとうにまっすぐに歩くならあのカーブでみんなとも離れ離れ」という歌詞を挙げつつ、「これからそれぞれの道を進んで離れるとしても、みんなで一緒に歌いたい」と語りかけ、新曲「Friends」を披露。さらに代表曲を畳みかけてライブを締めくくるが、メンバー退場後もファンはシンガロングしてライブの継続を求める。するとSATOHは2人だけでもう一度ステージへ。アンコールは考えていなかったというSATOHだが、その場で演奏する曲を決め、フロアに再び大合唱を響かせた。
なおSATOHは4月17日にツアーの大阪公演、19日に愛知公演を開催。チケットはイープラスで販売されている。
SATOH「BAD MORNING TOUR」(※終了分は割愛)
2026年4月17日(金)大阪府 Yogibo HOLY MOUNTAIN
2026年4月19日(日)愛知県 RAD SEVEN
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】SATOHがファンとともに全力で駆け抜ける熱狂ツアー、東京公演は最初から最後まで全員で大合唱(写真15枚)
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