YOSHIKI、怪我に負けずディナーショー完全燃焼!最終日にX JAPAN・HEATHと再会

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YOSHIKIX JAPAN、THE LAST ROCKSTARS)が東京・グランドハイアット東京で開催したディナーショー「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2023 in TOKYO JAPAN 世界一豪華なDINNER SHOW」が昨日8月20日に最終日を迎えた。

YOSHIKIとは?

X JAPANおよびTHE LAST ROCKSTARSのリーダー、ドラムとピアノを担当。ボーイズ・バンドXYのプロデューサー。音楽以外に慈善活動にも携わっており2010年に基金「Yoshiki Foundation America」を設立。最近ではウクライナおよび周辺国避難民支援したほか、遺児救済や災害支援などを積極的に行っている。また着物ブランド「YOSHIKIMONO」や、ワイン・シャンパーニュのブランド「Y by YOSHIKI」などをプロデュース。2023年7月には新たなファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」をフランスに設立し、「YOSHIKIMONO」はこのブランドの一部門となった。また日本コカ・コーラとビジネスパートナーとしてタッグを組み、清涼飲料水「リアルゴールド X」「リアルゴールド Y」を発表。2022年11月にYOSHIKI(Dr, Piano)、HYDE(Vo / L'Arc-en-Ciel、VAMPS)、SUGIZO(G / LUNA SEA、X JAPAN)、MIYAVI(G)からなるTHE LAST ROCKSTARSを結成し、2023年1、2月に東京、ニューヨーク、ロサンゼルスの3都市を回る初ツアーを行った。10月にはクラシックコンサート「YOSHIKI CLASSICAL 10TH ANNIVERSARY - World Tour with Orchestra 2023 'REQUIEM'」を東京・東京ガーデンシアター、イギリス・ロンドンのロイヤルアルバートホール、アメリカ・ロサンゼルスのドルビーシアター、そしてアメリカ・ニューヨークにあるカーネギーホールの4会場で開催。イギリスとアメリカの歴史ある3会場を制覇するのは、日本人ではYOSHIKIが初となる。

X JAPANとは?

1982年にYOSHIKI(Dr, Piano)とToshl(Vo)を中心に結成される。インディーズで絶大な人気を誇り、1989年にアルバム「BLUE BLOOD」でメジャーシーンに進出する。派手なメイクと衣装に代表される独特のスタイルが大きく注目される一方で、ハイクオリティなヘヴィメタルサウンドと確かな演奏力が高評価を獲得。攻撃的なメタルナンバーとドラマチックなバラードの双方に定評があり、ヴィジュアル系バンドの先駆者的存在としても認知されている。人気絶頂の1997年、ToshIの脱退宣言を機に解散。再結成が熱望されるも翌1998年にHIDEが急逝し復活は絶望視される。しかし2007年10月に突然活動再開を宣言し、復活第1弾となった新曲「I.V.」はハリウッド映画「SAW4」のメインテーマソングに採用された。2008年3月には復活の東京ドームライブを3日間にわたり開催。2009年5月にはSUGIZO(G)が新メンバーとして正式加入した。2010年8月には米の大型ロックフェス「ロラパルーザ」に出演し初の全米ツアーを行ったほか、日産スタジアムでの2DAYSライブも開催。2011年にはヨーロッパ、日本、南米、アジアを回るワールドツアーを、2014年10月にはアメリカ・ニューヨークのMadison Square Gardenでのワンマンライブを成功に収めた。2015年には宮城・石巻 BLUE RESISTANCEで東日本大震災の復興支援チャリティライブを行い、2800万円を超える寄付金を集めた。2017年3月にイギリス・The SSE Arena, Wembley公演を開催し、それと同時にドキュメンタリー映画「We Are X」を公開。5月にYOSHIKIが人工椎間板置換手術を受けたため、7月の日本国内ツアーを急遽アコースティック編成で行った。2018年9月に千葉・幕張メッセ国際展示場1~3ホールでワンマンライブ「X JAPAN Live 日本公演 2018~紅に染まった夜~ Makuhari Messe 3Days」を開催。3日目公演では台風の影響により“無観客ライブ”を敢行し、世界に向けてその模様を生中継した。

YOSHIKIとHEATH。

YOSHIKIとHEATH。

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YOSHIKI

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このディナーショーではYOSHIKIによる客席の練り歩きやカーテンコールでのファンとの触れ合いが4年ぶりに復活。観客の中には興奮のあまりYOSHIKIの手を強く握ってしまう人もおり、YOSHIKIはショーの開催中、2度にわたって手を負傷した。「客席を歩いている時に、少し怪我しちゃった。。手は強くつかまないでね」とSNSで注意することがありつつも、「なんとか、大丈夫だよ」とし、ディナーショーを駆け抜けた。

THE LAST ROCKSTARSゲスト出演時の様子。

THE LAST ROCKSTARSゲスト出演時の様子。[拡大]

ドラムソロ中のYOSHIKI。

ドラムソロ中のYOSHIKI。[拡大]

8月4日に始まった本ディナーショーはチケット1枚あたり8万8000円の「BREAKFAST SHOW」、11万円の「DINNER SHOW」が計16公演行われ、のべ8000人を動員した。最終日にはX JAPANのベーシスト・HEATHが特別ゲストとして参加し、YOSHIKIとともに「Rusty Nail」を披露して観客から喝采を浴びた。またショーの初日公演にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」への出演を終えたばかりのTHE LAST ROCKSTARSのメンバーがサプライズ出演し、「PSYCHO LOVE」「SHINE」を演奏。さらに全公演のゲストとしてYOSHIKIプロデュースによるボーイズバンド・XYの選抜メンバーが登場し、デビュー曲「Crazy Love」をYOSHIKIとパフォーマンスした。

YOSHIKIとXY。

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YOSHIKI

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YOSHIKIMONOショーの様子。

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本ディナーショーでYOSHIKIが披露した曲は日替わりで、X JAPANの代表曲である「Say Anything」「ENDLESS RAIN」、ソロ曲「Anniversary」、HYDE(L'Arc-en-Ciel、VAMPS、THE LAST ROCKSTARS)とのコラボ曲「Red Swan」、そして亡き母に捧げる「Requiem」などを披露。公演の後半日程ではX JAPANが約8年ぶりにリリースした楽曲「Angel」を演奏する場面もあった。さらにYOSHIKIはレーザーやLEDライトを使った派手な演出に彩られたドラムソロコーナーでパワフルなドラムプレイを見せた。また牧阿佐美バレエ団とのコラボレーション、ストリングスやシンガーとの共演などもあり、YOSHIKIが手がけてきた楽曲に華を添えた。ファッションショーでは世界トップレベルのモデルがYOSHIKIMONOに身を包んで会場を歩き、観客を魅了。ピアノのバックには大型LEDビジョンが設置され、壮大な映像演出で観客たちを驚かせた。

毎年恒例となるチャリティオークションでは、私物ジャケットやストールなど21点が落札された。このうち、THE LAST ROCKSTARSのアーティスト写真でYOSHIKIが着用している私物ジャケットは、1000万円で落札されるという、かつてない盛り上がりを見せた。オークションの売上はYOSHIKI運営による米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、全額が寄付に使われる。

なおYOSHIKIは8月26、26日放送の日本テレビ系「24時間テレビ46」に出演することが決定。会場となる東京・両国国技館で一夜限りのスペシャルステージを披露する。9月には自身による初監督映画「YOSHIKI:UNDER THE SKY」の公開、自身が手がけるブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」のパリコレクション出演、10月にソロでのワールドツアー開催、11月にTHE LAST ROCKSTARSの日米ツアー開催と、多忙な日々が続きそうだ。

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