七尾旅人が「入管の歌」バンド編成ライブ映像公開「強行採決はどうしても容認できない」

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七尾旅人が「入管の歌」バンド編成ライブ映像をYouTubeで公開した。

七尾旅人とは?

1979年生まれのシンガーソングライター。1998年のデビュー以来、ファンタジックでメッセージ性の強い歌詞とオリジナリティあふれるメロディで幅広い音楽ファンを魅了している。2007年9月11日には3枚組のミュージカルアルバム「911FANTASIA」をリリース。ライブ活動も精力的に行っており、ライフワークと銘打った弾き語り独演会「歌の事故」や、全共演者との即興対決を行う「百人組手」といった自主企画を不定期に開催。各地のフェスやイベント、Ustream中継などで伝説的なステージを生み出し続ける。2009年に発表された七尾旅人×やけのはらのシングル「Rollin' Rollin'」はパーティシーンを中心にアンセム化し、同曲を収録したアルバム「billion voices」もヒットを記録。2010年からはダウンロード販売システム「DIY STARS」を提案し、自らの新曲を直販する試みに挑んだ。さらにそのDIY STARSを使って、東日本大震災発生直後の2011年3月17日より義援金募集プロジェクト「DIY HEARTS」も設立。2012年にはアルバム「リトルメロディ」をリリースした。2013年からはビートボクサーの櫻井響、聖歌隊のCANTUS、そして子犬や小鳥などを擁する、声だけで新しい音楽を追求するバンド「VOICE! VOICE! VOICE! VOICE! VOICE! VOICE! VOICE!」も始動。2014年にはシングル「TELE〇POTION」が映画「ニシノユキヒコの恋と冒険」の主題歌となった。

七尾旅人

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「入管の歌」は、切実な難民申請を受け入れられず、施設内で衰弱していく両親とアクリル板越しに切り離され、「いずれ自分もここに収監されるのだ」と怯える少女をモチーフにした楽曲。外国人の収容・送還について見直す入管難民法の改正案が2021年に通常国会に提出された際に七尾がSoundCloudでデモ音源を公開し、のちにストリングスアレンジが施されて2022年発表のアルバム「Long Voyage」に収録された。

そして現在、2021年に一度廃案となったこの改正案の採決が迫っていることから、七尾は「強行採決が迫ってます。どうしても容認できません」と考え、このライブ動画を公開した。今年3月に映像収録されたこのライブは、サポートメンバーとして瀬尾高志(Contrabass)、TAIHEI(Key / Suchmos)、小川翔(G)が参加。これまで七尾の「兵士A」「蒼い魚」などの映像作品化を担ってきたドキュメンタリー映画監督・河合宏樹が撮影と編集を手がけている。

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七尾旅人 @tavito_net

媒体リリース一切してないのにナタリーが記事にしてくれた。
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