坂本龍一の関連映画を2夜連続オールナイト上映、初日は30歳以下を無料招待する“教授からのプレゼント”

坂本龍一が音楽制作を担当した映画やライブ映像を上映するオールナイトイベント「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night」が、4月21日と翌22日の2日間にわたって東京・109シネマズプレミアム新宿で開催される。

本イベントは、坂本が4月14日開業予定の東急歌舞伎町タワー内にオープンする109シネマズプレミアム新宿の音響監修を務めたことから企画されたもの。当日は坂本の関連映画作品およびライブ映像作品の上映に加え、ゲストによるトークショーが行われる。

第1夜は“教授からのプレゼント”として30歳以下を対象に無料招待を行う抽選企画「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night 第一夜 U30限定- Gift from Ryuichi Sakamoto -」が行われる。当日は坂本監修による独自の音響システム「SAION -SR EDITION-」を使って「トニー滝谷」「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」「天命の城」「戦場のメリークリスマス」が上映される。なお「トニー滝谷」と「戦場のメリークリスマス」の2作品は35mmフィルムで上映される。また初日に行われるトークショーには、坂本がその才能を高く評価した映画監督の山中瑶子と、俳優でありアーティストでもある佐藤緋美（HIMI）が登壇する。第1夜の参加対象は18歳以上30歳以下の109シネマズシネマポイント会員で、抽選申し込みは4月9日23時59分まで応募フォームにて受付中。

第2夜「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night 第二夜」は18歳以上を対象にした有料イベント。当日は「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」「戦場のメリークリスマス 」「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async」「シェルタリング・スカイ」の4作品が上映される。2日目はトークゲストとして電子音楽家の牛尾憲輔（agraph）と、スタジオ・RITTOR BASEのディレクターである國崎晋が登壇する。料金は全席一律8000円で、チケットは本日4月3日19:00よりイープラスにて販売される。

なお昨日4月2日に坂本が3月28日に永眠したことが所属レーベル・commmonsより発表された。2014年に発症した中咽頭がんを克服したものの、2020年6月に新たに直腸がんが発見され、治療を受けながら自宅内のスタジオで創作活動を続けていた。今回上映されるオンラインピアノソロコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」が坂本にとって最後のステージとなった。