「新・春・狂・乱」は、湘南乃風のメジャーデビュー20周年を記念したライブシリーズの第1弾。彼らにとって初の日本武道館公演となった。会場には円形のセンターステージが設営され、その周りを満員の風一族(湘南乃風ファンの呼称)が取り囲んだ。開演時刻を迎えるとステージ中央のDJブースに
オープニング映像で「俺たちはもっと広めたいんだよ、レゲエを」という湘南乃風の熱い思いが語られたのち、メンバー4人がステージに姿を現す。「Knock it Down」で華々しくライブの幕が開き、「JUMP AROUND」「OH YEAH」「Rockin'Wild」「Joker」「爆音Breakers」「Born to be WILD」が立て続けに歌われた。曲のサビではステージの円周に沿って激しく炎が上がり、場内のボルテージがすさまじい勢いで上昇していく。メンバー4人の陽気な挨拶を挟み、ライブは湘南乃風の初期楽曲を振り返るパートに突入。彼らがアンダーグラウンドから飛び出すきっかけになったという1stシングル「応援歌」に続き、2ndシングル「晴伝説」、3rdシングル「カラス」、4thシングル「覇王樹」が順番に届けられた。
会場の空気を一変させたのは、5thシングル「純恋歌」の切ないピアノイントロ。大きな歓声が沸き上がる中、SHOCK EYEは「俺たちの運命を大きく変えた曲。なんでもなかった俺たち4人が作った愛の歌。それがこの武道館全部を、愛に包みますよ。準備はいいか」と優しく語りかける。しかし
4人はMCで初期楽曲のジャケットデザインについて談笑したのち、「我楽多」「夢物語」「雪月花」「バブル」を続けざまに披露。
アンコールで披露されたのは「SHOW TIME」「風乃時代」「親友よ」「黄金魂」。観客同士が肩を組み、巨大な円陣が幾重にも重なる一幕も見られた。終演後に明らかになったのは、湘南乃風の20周年を記念した全国ツアー「風伝説 20周年記念TOUR2023 祭りの方法教えてやろう 野郎ども声だせYo!わっしょい!」が4月より全国11都市で12公演行われること、8月12日の横浜スタジアム公演開催、今夏のベストアルバム発売という情報。風一族はアニバーサリーイヤーにさらなる期待を膨らませながら、会場をあとにした。
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湘南乃風が初の武道館ワンマン、タオル振り回し20周年イヤー開幕 https://t.co/9YnbS22IqR