つばきファクトリー、セリフメドレーやボディパーカッションでパレードのように彩った2度目の武道館

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つばきファクトリーのワンマンライブ「つばきファクトリー CONCERT TOUR~PARADE 日本武道館スッペシャル~」が、昨日5月16日に東京・日本武道館で開催された。

「つばきファクトリー CONCERT TOUR~PARADE 日本武道館スッペシャル~」の様子。

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「つばきファクトリー CONCERT TOUR~PARADE 日本武道館スッペシャル~」の様子。

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つばきファクトリーが日本武道館で単独公演を行うのは、現在の12人体制がお披露目された昨年10月の「CAMELLIA ~日本武道館スッペシャル~」に次いで2回目。今回の公演は3月より行われているツアー「つばきファクトリー CONCERT TOUR ~PARADE~」の一環として行われ、BSスカパー!での生中継と全国の映画館でのライブビューイングも行われた。

最初にオープニングアクトとして、ハロー!プロジェクトの後輩グループ・OCHA NORMAが登場。7月13日にリリースされるデビューシングルより「恋のクラウチングスタート」をはつらつとパフォーマンスして会場を温める。その後BGMが響く中、水色の衣装を纏ったつばきファクトリーの12人が姿を現し、横一列でさっそうとポーズ。浅倉樹々の「行くぜ武道館ー!」という煽りを皮切りに12人は「マサユメ」で凛々しくライブをスタートさせ、一気に4曲を畳み掛けた。

「つばきファクトリー CONCERT TOUR~PARADE 日本武道館スッペシャル~」の様子。

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「昨年10月の初の夢のような日本武道館公演から、早くも2度目のこのステージに立てたこと、本当にうれしく思います!」とリーダーの山岸理子が感想を述べたあとは、メンバーが順に挨拶。14歳の最年少メンバー・豫風瑠乃が「今日は皆さんと全力で、がんば、るのー!」と元気いっぱいに叫ぶと、メンバーも微笑ましそうにその姿を見つめた。小野瑞歩は「武道館ただいまー!」とくるくると回り、今日はこの日の丸の赤よりも熱い時間を過ごしましょう!」と、武道館の天井に掲げられた国旗を指差して盛り上げる。そしてつばきファクトリーは6月29日リリースの新曲「弱さじゃないよ、恋は」を初披露。切なげな表情を浮かべながら感情を込めて歌い上げ、楽曲の世界に観客を引き込んだ。

セリフをテーマとしたメドレーコーナーでは「初恋サンライズ」「純情cm(センチメートル)」など6曲を披露。昨年7月に加入した新メンバーの4人も、曲中や曲と曲をつなぐ印象的なセリフパートを担うなどしっかりとした存在感を見せていた。またパワフルなダンスで魅せるアッパーチューン「アドレナリン・ダメ」も、6月リリースのシングルに収録される新曲で、この日が初披露。終演後にはこの曲のミュージックビデオがYouTubeで公開されファンを喜ばせた。

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続いて2015年の結成時からのグループの歴史を追う映像が流れ、念願のホールコンサートツアーと武道館ライブを経て成長してきたメンバーの姿が映し出される。12人はキラキラと輝く黒とピンクの衣装にチェンジして、再びステージへ。無表情で踊るダンスが独特の余韻を残す「だからなんなんだ!」、キュートな恋心を歌い上げる「My Darling ~Do you love me?~」など、多彩な楽曲を次々にパフォーマンスしていく。本編の最後ではメインステージとサブステージを縦横無尽に駆け回り、「愛は今、愛を求めてる」をエネルギッシュに届けた。

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アンコールの手拍子に応えてステージに上がったつばきファクトリーは、まず体全体を楽器として使うボディパーカッションを披露して観客を驚かせる。静寂の中に12人が生み出すリズムのみが響き渡り、次第にメンバーが観客に「皆さんご一緒に!」とハンドクラップと足踏みを求め「表面張力~Surface Tension~」へ突入。ハンドマイクからヘッドセットにチェンジして全身で踊り、秋山眞緒は凛々しいラップも披露した。

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最後にメンバーが順番に挨拶。まずは新メンバー4人が言葉を紡いでいき、福田真琳は「去年の今頃はまだオーディションを受けている最中で、こんなに素晴らしい景色を見られるとは思っていませんでした。この景色を見れていることは大きな奇跡だと思います。これからは奇跡を感動に変えられる人になりたいです」、河西結心は「今日は2つ目標を掲げていて、アイコンタクトを取ることと曲に合った表現をすること。それは達成できた気がします。今日の点数は100点満点中70点くらい。これからもっともっと成長できるようにがんばります!」と、それぞれに成長の実感と今後への意気込みを語った。

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岸本ゆめのは「小学生のとき、地元のテーマパークでパレードを観たんです。それがキラキラしてて忘れられなくて。今日ここにいる方々にとって一生忘れられない、そんなパレードになっていたらなと願っています」とツアーのサブタイトルを引用してコメントし、谷本安美は「本当に12人全員がキラッキラ輝いてて。みんなの顔を見ると『今日すごい眩しいな』と思いながらコンサートをしていました」と笑顔でひと言。客席に「盛り上がりましたか?」と拍手を求めると、メンバーも驚くほどの大きな拍手が響いた。新沼希空は「本当に緊張しました。ボディパーカッションとかもあったし、全員で全曲フルで出るので『大丈夫かな、体力もつかな』と不安もたくさんあったんですけど、みんな(メンバー)がすごいがんばっていたし、皆さんが待っててくださるから私もがんばろうと思えたので、本当に感謝しています。これからも皆さんにとってつばきファクトリーが最高のアイドルグループであり続けますように」と結んだ。

そして山岸が「12人みんなでがんばって、もっと成長した姿をお見せできたんじゃないかなと思います」と自信に満ちた表情で語り、8月25日に山梨・河口湖ステラシアターでメジャーデビュー5周年記念ライブを開催することを告げて、さらなるグループの躍進を期待させる。最後に12人は「帰ろう レッツゴー!」をさわやかにパフォーマンス。メジャーデビュー5周年を経たグループの魅力を存分に発揮した一夜は、大成功のうちに終幕した。

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