大場は2009年にAKB48の9期生としてAKB48グループに加入し、その後チーム4でキャプテンを務めるなどして活躍。2014年のチーム再編にてSKE48のチームKIIへ移籍し、翌2015年には同チームのリーダーに就任して中心メンバーとしてグループをけん引してきた。30歳を迎えるタイミングで卒業を決めた大場の門出を祝うべく、今月頭には神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールとKT Zepp Yokohamaで3日間計4公演の卒業コンサートが開催されたが、昨日の公演が彼女のアイドル人生を締めくくる正真正銘の最後のステージとなった。
この日行われたのは大場にとって思い入れの深い「僕の太陽」公演。大場を含むメンバーは「Dreamin' girls」でライブをスタートさせ、勢いそのままに「RUN RUN RUN」「未来の果実」「ビバ!ハリケーン」を続けてパフォーマンスする。MCでは大場が「今日も私に恋して? みなるん!」とSKE48としての最後の自己紹介をし、客席で揺らめく大場のイラストが描かれたフラッグを見て「かわいい!」と歓喜。ファンからのサプライズに感謝した。
大場が憧れの先輩だという青海ひな乃は「全然実感が湧かなかったのにステージに立って『overture』を聴いたら急に実感して泣きそうになっちゃった」と目を潤ませる。しかし、大場に開演前「おしりん(青木詩織)を見たら大丈夫」と言われたことを思い出し、「泣きそうになったら、おしりんさんと目を合わしていきたいと思います」と話して笑いを誘った。また大場は「普段集まらないメンバーがいるから、楽屋から楽しい! お友達!」と満足気な笑顔を見せた。
その後「夕日を見ているか?」で公演本編を終えたSKE48は、事前に録音されたファンの「みなるん」コールと大きな拍手に応えて再びステージへ。「BINGO!」「僕の太陽」の2曲を披露した。ダブルアンコールではチームKIIとして約8年活動してきた大場が、「劇場公演と言ったらこれだ」と思い選んだという楽曲「兆し」を真っ赤なオリジナルの衣装を着て歌唱。SKE48の10thアニバーサリー衣装に着替えたあとは、その衣装を身にまとった彼女のイラストが描かれたファン制作のフラッグを見て「素敵なフラッグを作ってくれてありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。そして大場は2018年に「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」で自己最高の第8位を獲得し、初のAKB48選抜入りを果たした思い出の曲「センチメンタルトレイン」をメンバーと披露。「ファンの方からいただいた大切な8位だからそのポジションにいる私を見せたかった」という理由から、当時と同じポジションでパフォーマンスを届けた。
さらに大場はドレス姿でステージに登場し、自身の卒業ソロ曲「生まれ変わっても」を歌い上げる。公演終盤の卒業セレモニーでは大場がファンからの花冠と花束のプレゼントを受け取り、荒井優希が「夢や目標をファンの方と叶えていく姿には学ぶことがたくさんありました。たくさんの時間を割いて、チームのことを考えてくれて本当にありがとう。いつも寄り添って、明るい気持ちにしてくれて、前向きにしてくれてありがとう」と、今までのことを感謝の思いとともに振り返る手紙を涙ながらに読み上げた。
大場も最後の挨拶で涙ぐみながらこれまでのことを振り返り、「SKE48に移籍し、本当に楽しく、第2のアイドル人生を歩めました」とファンやメンバー、スタッフ、関係者、家族への感謝の気持ちを言葉に。一番大好きな曲だという「抱きしめちゃいけない」で最後の劇場公演を締めくくり、「皆さんに出会えて幸せです!」と充実した笑顔を浮かべてステージをあとにした。
大場美奈 コメント
今日の卒業公演は私自身のたくさんの思い出が詰まった「僕の太陽」公演です。私が
卒業コンサートも含めると、なんでこんなに私はいろんなことをしてもらえたのか不思議でしかないですが、支えてもらった皆さんに最後まで感謝の気持ちを伝えられたらなと思いながらパフォーマンスをしました。
あとは今回劇場に来られず、直接推しメンの最後の姿が見られないファンの方はきっと悲しがってると思うので、劇場に来て下さったファンの方にはもちろん、そんな方たちにも届くようにという一心でスピーチしたので伝わっていたらいいなと思います。
ファンのみんなとも、メンバー、スタッフの皆さんとも、一生の別れではないので、またすぐ会えると信じて、これからまた頑張ろうと思います。SKE48にいた約8年、AKB48時代を含めると約13年本当にありがとうございました。
SKE48「僕の太陽」大場美奈卒業公演 2022年4月24日 SKE48劇場 セットリスト
SE. overture
01. Dreamin' girls
02. RUN RUN RUN
03. 未来の果実
04. ビバ!ハリケーン
05. 竹内先輩
06. そんなこんなわけで
07. デジャビュ
08. 夕日を見ているか?
<アンコール>
09. BINGO!
10. 僕の太陽
<ダブルアンコール>
11. 兆し
12. センチメンタルトレイン
13. 生まれ変わっても
14. 抱きしめちゃいけない
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Mina Oba held her final graduation performance at the SKE48 theatre in Nagoya on April 23, and removed her photo from the wall. Earlier this month she had held three graduation concerts as she turned 30. https://t.co/RcPumYeztz