DUSTCELL初のZeppツアーが閉幕、千秋楽で新曲連発

DUSTCELLの東名阪ツアー「DUSTCELL TOUR 2022『百鬼夜行』」のファイナル公演が4月18日に東京・Zepp Haneda（TOKYO）にて開催された。

昨年11月のワンマンライブ「DUSTCELL 3rd ONE-MAN LIVE『自白』」にて、憧れのステージである東京・Zepp Tokyoに初めて立ったDUSTCELL。このツアーではさらに規模を拡大し、愛知・Zepp Nagoya、大阪・Zepp Osaka Bayside、そしてZepp Haneda（TOKYO）の3カ所でライブを行った。この記事では、来場チケット即完を受けて配信も行われた、ツアーファイナルの模様をレポートする。

LEDパネルの後ろに現れたEMAとMisumiは、目まぐるしく展開する曲に攻撃的な言葉を乗せた「火焔」でライブをスタート。その後「CULT」「堕落生活」を立て続けに披露し、「Haneda飛べ!!」「お前ら元気そうだな！」と観客を煽りながらライブを盛り上げていく。さらにEMAが高音で言葉を畳みかける新曲「不成者」、EDM的なアプローチが光る「DERO」などがパフォーマンスされると、観客はペンライトを振ったり力強く手拍子をしたり、思い思いのスタイルでライブを堪能した。

「『不成者』」という新曲をやらせていただいたんですけど、どうでした？ 次のブロックも新曲があるんで、楽しみにしていてください。次の曲からは一旦ペンライトを振るのを休憩して、歌を感じ取って聴いてほしいなと思います」というEMAの言葉に続けて披露されたのは、新曲「Void」。伸びやかで儚いEMAの歌声に観客は魅了される。さらにヒップホップの影響を色濃く感じさせる新曲「どした？」が披露され、DUSTCELLの音楽性の幅広さが見せつけられた。

ライブの中盤ではEMAが「名古屋、大阪と違う曲をやってきたんですけど、東京は最後なんでこの曲をやらないとダメでしょ」と語り、2人は「Heaven and Hell」を披露する。その後ドラマ「明日、私は誰かのカノジョ」のエンディング主題歌「足りない」や疾走感あふれる「アネモネ」「STIGMA」をノンストップで畳みかけ、観客の体を大きく揺らしていく。その後Misumiは「俺ら基本、家から出ないやん？ だから東名阪ツアーということで体力が心配だったんだけど、スタッフさんのおかげでここまで来れたと思うんで、ここで感謝を言いたいと思います。ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べる。EMAは「少しでもみんなが楽しく生きられるように、これからもずっと音楽を届けていきたいと思います」と述べ、「終点」を歌唱。込み上げる思いを抑えながら力強い歌声を響かせ、ステージをあとにした。

アンコールの拍手を受けて再び登場した2人は「命の行方」をパフォーマンス。その後EMAは「これからもまだまだライブもやっていくし、曲も作っていくし、グッズも作るし、みんなちゃんとついて来てね！ めちゃくちゃ寂しいんだけど、次で最後の曲になります」と語り「独白」を披露。最後まで熱のこもったパフォーマンスを届けるDUSTCELLと、ダンサブルなビートに乗せて高く手を掲げる観客がひとつになり、東名阪ツアーの千秋楽が閉幕した。

終演後には夏に1stミニアルバムがリリースされることと、DUSTCELL×小説プロジェクトがスタートすることがアナウンスされた。なおLINE LIVE-VIEWINGでは、この公演のアーカイブ映像を4月24日23:59 まで配信中。視聴チケットは同日18:00まで購入することができる。