「SOUND SHOOTER」大阪ライブでチャットら4組熱演

カメラマン・橋本塁の主催によるライブイベント「SOUND SHOOTER Vol.6」の大阪公演が、2月27日に心斎橋BIG CATで行われた。この公演にはThe Yasuno N°5 Group、8otto、ASPARAGUS、チャットモンチーの4組が出演。それぞれ強力なパフォーマンスを繰り広げた。

トップバッターのThe Yasuno N°5 Groupは、HAWAIIAN6のYUTAこと安野勇太（Vo,G）のソロプロジェクト。この日は荒井岳史（G/the band apart）、戸川琢磨（B/COMEBACK MY DAUGHTERS）、木暮栄一（Dr/the band apart）、山崎聖之（Dr/HARDCORE FUNCLUB）というバンドメンバーを従え、プログレ＆メタル色を前面に押し出したアンサンブルで会場を揺らす。安野は「はじめまして、The Yasuno N°5 Groupです。これ、ソロです。ま、趣味みたいな感じかな（笑）。こういう側面もあるんですよ」とオーディエンスに挨拶し、初お披露目となるステージを堂々と務め上げた。

2番手は2年半ぶりのアルバム「Ashes To Ashes」のリリースを3月9日に控えた8otto。「Generation 888」「Hand Clap MF」とアグレッシブなナンバーを続々と披露し、会場の熱気を急上昇させる。マエノソノマサキ（Dr, Vo）はドラムセットから飛び出して、オーディエンスを煽りフロアへとダイブ。彼ららしい盛り上げ方で場内を興奮状態に導いた。

続いて登場したASPARAGUSのライブは「APPROACH ME」からスタート。主催者の橋本から登場直前に「ノブさん、オシッコ終わった？（笑）」と紹介されていた渡邊忍（Vo, G）は「ホント、ごめんなさいね。膀胱がちょっと危なくなって破水してしまいましたけど（笑）」と返して、会場の笑いを誘う。後半では「I FLY」「FALLIN' DOWN」と疾走感あふれるナンバーを立て続けに演奏し、会場をピースフルな雰囲気で満たした。

トリを務めたのは、今回が「SOUND SHOOTER」初出演となるチャットモンチー。「前々からオファーしてて、念願叶って『SOUND SHOOTER』に出てもらうことになりました」という橋本の紹介を受けてステージに登場した3人は、軽やかなイントロから始まる「ここだけの話」でフロアを彼女たちの色に染めていく。3月23日リリースのニューアルバム「YOU MORE」から、すでにライブで披露され人気を集めている「少年のジャンプ」、さらにライブ初披露となる「バースデーケーキの上を歩いて帰った」も披露。アンコールでは「シャングリラ」を演奏し、オーディエンスを大いに盛り上げて締めくくった。

なお、大阪・心斎橋ギャラリー大宝では明日3月8日までライブイベントと連動した写真展を開催中。東京では3月21日に新木場STUDIO COASTにてanother sunnyday、rega、ヒダカトオル、the HIATUS、killing Boyらを迎えてのライブも実施。3月15日から27日に渋谷Gallery Le DECOで写真展が行われる。