彼らが登壇したのは、国連総会特別イベント「持続可能な開発目標(SDGs)モーメント」の開会セッションのパート。BTSは事前にSNSで「皆さんにとって、過去2年はどうでしたか? 今はどんな世界を生きていますか?」という質問を投げかけ、世界中からエピソードを集めた。文在寅大統領の紹介を受けて壇上に上がったBTSは、そのエピソードを交えた演説を、普段は英語圏では英語で話すRMも含め、全員が韓国語で実施。勇気を出して挑戦している未来世代の話に「コロナによる『ロストジェネレーション』ではなく、『ウェルカムジェネレーション』という名前がふさわしい。変化に怯えるよりは“ウェルカム”と言いながら前に進んでいく世代という意味」と強調した。 彼らはワクチン接種の重要性についても言及し、「顔を合わせて会える日も遠くない」とコメント。「すべての選択は変化の始まりだ。新たに始まる世の中でお互いに『ウェルカム』と言いたい」と演説を締めくくった。
イベントではBTSの演説のあと「Permission to Dance」のパフォーマンス映像も紹介された。先程までBTSが演説をしていた国連総会の会場で始まったこのパフォーマンスでは、7人がロビー、庁舎入口、芝生の広場と次々移動しながら熱唱。最後は国連総会の会場をバックに芝生の広場で大勢のダンサーを従えてダンス。「楽しい」「踊ろう」「平和」を意味する国際手話を活用した振り付けの「Permission to Dance」のパフォーマンスで、コロナ禍の中で生きるすべての人々へエールを送った。この映像は国連のYouTubeチャンネルにて公開されている。
徳力 基彦(tokuriki) @tokuriki
国連総会でアーティストがパフォーマンスとか、今まで確かになかったですよねぇ。:
【イベントレポート】BTSが国連総会で「Permission to Dance」を披露、希望に満ちたスピーチで未来世代にエール(写真5枚 / 動画あり) https://t.co/SYTbTDBeNN