「ブライトン・ビーチ回顧録」はアメリカ・ブロードウェイのコメディ作家、ニール・サイモンによる作品。ブロードウェイでの上演回数は1300回を超え、日本では1985年に東京・PARCO劇場で初演された。第二次世界大戦直前のニューヨークで暮らす、思春期を迎えたユダヤ人の少年・ユージンとその家族の物語が描かれる。ユージンの兄・スタンリーを演じるのは
佐藤は念願のストレートプレイでの単独主演に「いつかやってみたいと思っていたし、東京芸術劇場も素敵な舞台でいつか立ってみたいと思っていました。まさか立てる日が来るなんて」と感慨深げな表情を見せる。またSexy Zoneのメンバーからも激励を受けたと明かし、ちょうど同時期に同じ池袋の東京建物 Brillia HALLで上演中の舞台「赤シャツ」に出演中の松島聡について「『絶対大丈夫だから、稽古でがんばった分を本番で出してください』ってメールが来たんですけど……先輩なのかな?って(笑)」と首をかしげて報道陣の笑いを誘う。さらに菊池風磨からは「彼も長いセリフに挑戦した舞台をやっていたんですが『俺は噛まなかった』って自慢をされて。彼は何がしたかったんでしょうか(笑)」とプレッシャーをかけられたことも明かしていた。
自身がジャニーズ事務所に入所した年齢と同じ14歳の少年を演じることについては「その頃の自分は大人だと思っていただろうし、変に子供っぽくしないほうが14歳という役が純粋に伝わると思う」と語った佐藤。そんな彼の兄を演じる入野との間柄を尋ねられると、入野は「役柄とまさに一緒で、兄ではあるけどいろいろ助けてもらったり立ててもらったり……」と語り、佐藤は「自由くんは始まる前に『大丈夫だよ』って言ってくれるんですけど、僕が袖に戻ったときに見るとこの世の終わりみたいな顔で緊張してます(笑)。僕より緊張しいの人を見て緊張しなくなるという」と舞台上での入野の様子を暴露した。
さらに佐藤は「自由くんがたまにすごいミスをするんですけど、それに僕がツッコんで。自由くんのおかげでみんな楽しく稽古ができました」と話し、入野から「おいやめろ!(笑)」と制止されるひと幕も。入野は「この積み重ねで“兄弟感”ができたので、いっぱいミスしてよかったなと(笑)」と苦笑いしつつ「家族全員で稽古場でコミュニケーションしてきたので、このありのままの姿をつないでいけばいい作品になると信じています」と作品に込めた思いを語る。一方、そんな“息子”2人の姿を見守りながら、母親役の松下も「かわいい2人の息子に見とれないように気をつけています(笑)。2人が年齢の意識をせずに演じている姿がが日に日に生き生きしていって、私のお母さん感も増していったと思います」と笑顔を見せた。
「ブライトン・ビーチ回顧録」は10月3日まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。その後10月7日から13日まで、京都・京都劇場でも上演される。
音楽ナタリー @natalie_mu
【イベントレポート】Sexy Zone佐藤勝利の初単独主演舞台が開幕、入野自由との兄弟役に「楽しく稽古ができた」(写真12枚)
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