BiSのバンド編成ライブ!白熱の東北ツアーで1期BiS曲も披露

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BiSが7月22日から8月1日にかけて、4都市で東北ツアー「ARABAKI×BiS GIP! -GREAT iDOL PURiTANS-」を開催。この記事では7月30日に行われた宮城・SENDAI GIGS公演の模様をレポートする。

BiS(Photo by sotobayashi kenta)

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BiSは4月末にロックフェス「ARABAKI ROCK FEST.20th×21」に出演し、東北ツアーを行う予定だったが、コロナ禍の影響により中止に。振替公演として晴れて開催が実現した東北ツアーでBiSは、日高央(G / THE STARBEMS)、津田紀昭(B / KEMURITHE REDEMPTION)、RONZI(Dr / BRAHMANOAU)をバンドメンバーに迎え、「BiS with ARABAKI 20th CENTURY STUPiD BOYS」としてステージに上がった。

BiS(Photo by sotobayashi kenta)

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ステージにはまず日高、津田、RONZIが定位置に着き、日高が「今日からこのトリオがBiSです。覚悟はいいですか! Hi-STANDARDみたいなサウンドになります」と冗談を飛ばす。さらに「そのくらいの盛り上がりだと本物のBiSは観られないんですよ。お前たちはBiSを観たいのか! お前らは本物の研究員なのか!」と煽り、大きな拍手が巻き起こるとBiSメンバーが登場。初めてのバンド編成での公演に気合い十分の様子で、「LET'S GO どうも」を投下し、勢いよくライブをスタートさせた。BiSが「私たち、新生アイドル研究会BiSです!」と自己紹介し、RONZI、津田、日高も挨拶してから、キラーチューン「STUPiD」へ。生バンドによる迫力ある演奏に乗せ、BiSは序盤からフルスロットルのパフォーマンスで観客のテンションを引き上げた。

日高央(G / THE STARBEMS)Photo by sotobayashi kenta)

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BiS(Photo by sotobayashi kenta)

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津田紀昭(B / KEMURI、THE REDEMPTION)(Photo by sotobayashi kenta)

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BiSはバンドサウンドが映えるロックチューン「DESTROY」や、エモーショナルでキャッチーな「this is not a love song」などを力強くパフォーマンス。曲間にはイトー・ムセンシティ部が「仙台の皆さん! BiSにとって初めての生バンドとのライブということで、楽しんでいってください!」と笑顔で呼びかけた。そして疾走感のあるパンクチューン「BASKET BOX」、高速BPMの「テレフォン」という激しい楽曲が続き、メンバーのパフォーマンスと歌声、爆音のバンド演奏に研究員は興奮した様子。BiSは背中からギター、ベース、ドラムの音を浴びながらこれまでにも増して熱のこもったシャウトを響かせた。

BiS(Photo by sotobayashi kenta)

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ライブ中盤のMCではチャントモンキーが「次に第1期BiSの『BiSimulation』って曲をやります! これはギターの日高央さんが作ってくれた曲です! 日高さんには聞きたいことがたくさんあります」とコメント。楽曲について質問するのかと思いきや、「Tシャツがかわいかったけどなぜ着ていたのか?」といった流れを気にしない質問を投げかけて日高を少し困らせた。3期BiSバージョンの「BiSimulation」は振り付けを一新した内容で、ネオ・トゥリーズが日高に「ほんとカッコいいですね! この曲!」と話しかける。すると日高が「おう、じゃあこの曲あげるよ! もうプー・ルイ(PIGGS、ex. BiS)のものじゃないから。あとで淳之介(渡辺淳之介 / BiSマネージャー)に聞いておこう」と話し、喜ぶBiS一同であった。BiSは続いて、1期BiS楽曲「Hide out cut」の流れを汲む全編英語詞の3期楽曲「HiDE iN SEW」を披露し、ストーリーを感じさせるセットリストでファンを喜ばせた。

日高央(G / THE STARBEMS)、RONZI(Dr / BRAHMAN、OAU)、津田紀昭(B / KEMURI、THE REDEMPTION)。(Photo by sotobayashi kenta)

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ライブ後半、BiSはRONZI、津田、日高を順に紹介したあと、「We are BiS!」と宣言し、エモーショナルな楽曲「つよがりさん」へ。もともとピアノのリフレインが印象的な楽曲がギター、ベース、ドラムの編成によるアレンジで再現された。「I WANT TO DiE!!!!!」のパフォーマンスを経て、トギーは「次の曲は津田さんが1期BiSに作ってくれた『MURA-MURA』という曲です。スカパンクのノリ方があるんですよね? 津田さん、教えてください!」と津田に話しかける。津田はベースを置いて、「今日だけだよ」と断ったうえでツーステップを実演してみせた。なお津田が踊った際のBGMは日高とRONZIによる即興のJITTERIN'JINN「プレゼント」だ。そんな楽しげなやり取りを挟み、BiSは津田作曲による1期BiS曲「MURA-MURA」を新しい振り付けで披露。場内にハッピーなムードをもたらしたBiSとバンドメンバーは、「以上、私たちBiSと!」「おじさんたちでしたー」と挨拶し、ステージをあとにした。

BiS(Photo by sotobayashi kenta)

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アンコールではチャントモンキーが「今日はバンドセットでやらせていただいて。どうだったみんな?」とメンバーに話しかける。ネオが「熱くなった。バンドっていいね」と話し、日高は「バンドやるか? モンちゃんはドラム、ベースがネオ、2人(イトー、トギー)がギターで」と提案。チャントモンキーが「BiSはこれからバンドとしてやっていこうと思います、ボーカルいないけど」と述べ、日高が「いいじゃん、アイドルでインストバンド」と笑う。そんなやり取りを経て、チャントモンキーが「冗談はここまでにして……」と仕切り直し、BiSのバンド編成が実現した理由を説明。今回のバンド編成は「ARABAKI」への出演が決まったことから企画されたものだったが、「ARABAKI」はコロナ禍の影響で中止になった。しかし「ARABAKI」スタッフの協力もあって、東北ツアーは延期の末に開催できることになったという。チャントモンキーは「『ARABAKI』(オンラインイベント「THINK of MICHINOKU」)に出ている先輩方、バンドの方々のライブを観たら、すごくカッコよくて、言葉が出なくなるくらい感動して。こんなライブをやりたいって、私たちはまだまだだって思いました。だからもっともっとパワーアップして、来年の『ARABAKI』にこのメンバーで出たい。私の心が動いた方々のようなライブを研究員にも、まだBiSを知らない人にも届けたいです。それが今の目標です」と思いを伝える。そして「そしてまたこのメンバーで絶対にここ仙台でライブをしたいと思います。今日は来てくれて本当にありがとうございました!」と述べた。

BiS(Photo by sotobayashi kenta)

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熱いMCのあと、「COLD CAKE」「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」を畳みかけたBiS。曲終わりには観客を交えてRONZI考案の腕を大きく3回振って締める動きをし、これでライブ終了かと思いきや、「CURTAiN CALL」の演奏に移る。最後まで白熱したステージを展開したBiSとバンドメンバーは、全員が横一列に並び、手をつないで万歳。「またここで会いましょう!」と研究員に再会を約束し、ライブを締めくくった。

BiS「ARABAKI×BiS GIP! -GREAT iDOL PURiTANS-」2021年7月30日 宮城・SENDAI GIGS セットリスト

01. LET'S GO どうも
02. STUPiD
03. DESTROY
04. this is not a love song
05. LOVELY LOVELY
06. BASKET BOX
07. テレフォン
08. BiSimulation
09. HiDE iN SEW
10. kAsAbutA
11. GETTiNG LOST
12. つよがりさん
13. teacher teacher teacher
14. I WANT TO DiE!!!!!
15. MURA-MURA
<アンコール>
16. COLD CAKE
17. BiS-どうやらゾンビのおでまし-
18. CURTAiN CALL

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音楽ナタリー @natalie_mu

【ライブレポート】BiSのバンド編成ライブ!白熱の東北ツアーで1期BiS曲も披露(動画あり / 写真14枚)
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#BiSに触れろ #BiSARABAKI #ARABAKI #BiS東北ライブハウス大作戦 #日高央 #津田紀昭 #RONZI #BiS仙台 https://t.co/UHcmvuturP

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