まらしぃ1人でステージに立ち、日本武道館をグランドピアノの音で満たす

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まらしぃが3月2日に東京・日本武道館にて単独公演「marasy piano live in BUDOKAN」を開催した。

まらしぃ「marasy piano live in BUDOKAN」の様子。(Photo by ishizaka daisuke)

まらしぃ「marasy piano live in BUDOKAN」の様子。(Photo by ishizaka daisuke)

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主催イベント「まらフェス」などでは多数のゲストを招いてセッションを繰り広げるまらしぃだが、この日の公演はゲストを一切呼ばず、楽器もグランドピアノ1台のみを使ってライブを実施。会場にはオーディエンスが集まり、さらに会場に来ることができない視聴者に向けても生配信が行われ、多数のファンが彼の晴れ舞台を見守った。

まらしぃ「marasy piano live in BUDOKAN」の様子。(Photo by ishizaka daisuke)

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まらしぃ(Photo by ishizaka daisuke)

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センターステージに置かれたグランドピアノに向かったまらしぃは、手にしていた猿のぬいぐるみをそっと鍵盤の端に置き、「Love Piano」を弾き始める。ピアノの音色を囲むように配置された照明が七色の光を放ち、虹の中で演奏しているかのような幻想的な光景が生み出された。1曲弾き終わり「皆さん、おひさしぶりです」と切り出したまらしぃは、自身が雨男であり、武道館公演当日があいにくの雨模様になったことを謝罪しつつ「こんな素敵なところで演奏で着て、感無量です」と、大舞台に立った感想をファンに伝えた。さらに彼は「変わりゆく天気」をテーマに制作された最新アルバム「シノノメ」より、長雨を表現する「霖と五線譜」、白んできた空を表現する「シノノメ」、荒天を表す「崖っぷちオーマイガール」の3曲を立て続けにプレイ。さらに「stella=steLLa」では星型のプロジェクションマッピングがステージを彩り、オーディエンスはまらしぃの演奏と華やかな照明でさまざまな空模様を楽しんだ。

まらしぃ「marasy piano live in BUDOKAN」の様子。(Photo by ishizaka daisuke)

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まらしぃ(Photo by ishizaka daisuke)

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まらしぃは武道館のステージで自身のピアノ人生を回想しながら「小さい頃、けっこうすごかったんですよ」と、一度ピアノを辞める前の経験談を明かす。さらに彼はレッスンで習っていたクラシックピアノを“まらしぃ流”にアレンジした「ちょっとつよいクシコス・ポスト」「ちょっとつよいトルコ行進曲」の2曲で、楽しんでピアノを弾くことの醍醐味を体現。演奏中、膝を叩いて手拍子を要求したまらしぃは、オーディエンスが打ち鳴らす手拍子に合わせて速弾きで「トルコ行進曲」を演奏し、手拍子を万雷の拍手に変えてみせた。

まらしぃ「marasy piano live in BUDOKAN」の様子。(Photo by ishizaka daisuke)

まらしぃ「marasy piano live in BUDOKAN」の様子。(Photo by ishizaka daisuke)[拡大]

堀江晶太(kemu)との10年来の交流を振り返ったまらしぃは、10年越しの約束を形にした楽曲「十年越しのラストピース」をプレイ。さらにこの曲の一節に関連する楽曲としてkemu「六兆年と一夜物語」、まらしぃ「アマツキツネ」の2曲を立て続けに披露した。ライブ終盤、PAシステムをオフにしたまらしぃはグランドピアノの生音のみで「空想少女への恋手紙」を弾き始める。演奏が始まるとオーディエンスはじっと彼の演奏に聴き入り、武道館の会場内には切なくも美しい繊細なピアノの旋律が鳴り響いた。

まらしぃ「marasy piano live in BUDOKAN」の様子。(Photo by ishizaka daisuke)

まらしぃ「marasy piano live in BUDOKAN」の様子。(Photo by ishizaka daisuke)[拡大]

テンポを自在に変えてオーディエンスの手拍子を翻弄した「千本桜」からは、まらしぃの得意曲が次々と披露されていく。彼がピアノを再開するきっかけとなった原点の曲「ネイティブフェイス」を勢いよく弾いた彼は、曲中にメドレーを展開する「ナイト・オブ・ナイツ」へとつなげる。「Bad Apple!!」「メルト」といったお馴染みのカバーから「カノン」のようなクラシックの楽曲まで、多種多様の楽曲をメドレー形式で一気に披露したまらしぃは「配信ならもっと長く演奏できるのにな」と名残惜しそうにひと言。さらに彼はは「僕の夢は今日叶ったから、今度は僕から皆さんを応援したい」と、ファンの背中を押す言葉とともに「青く駆けろ!」をパフォーマンス。本編最後の楽曲を演奏し終えたまらしぃは、客席の各方面にお辞儀をしてステージをあとにした。

オーディエンスにお辞儀をするまらしぃ。(Photo by ishizaka daisuke)

オーディエンスにお辞儀をするまらしぃ。(Photo by ishizaka daisuke)[拡大]

まらしぃがスケッチブックに残したメッセージ。

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アンコールでは、まらしぃがいつもの配信やライブと同じように観客の中で誕生日を迎えた人がいないかをヒアリング。彼は「Happy Birthday to You」を奏でて、3月2日に誕生日を迎えたファンを祝福した。「最後の1秒まで、僕が一番楽しむ」と気合いを入れ直したまらしぃは、これまでも数々のステージでライブの最後に披露してきた自作曲「夢、時々…」を演奏して「marasy piano live in BUDOKAN」をフィナーレに導いた。ステージから去る際にまらしぃが広げていったスケッチブックには「どうもありがとう!! またね~」という再会の約束が書かれていた。

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まらしぃ「marasy piano live in BUDOKAN」2020年3月2日 日本武道館 セットリスト

01. Love Piano
02. 霖と五線譜
03. シノノメ
04. 崖っぷちオーマイガール
05. stella=steLLa
06. Sogna
07. ちょっとつよいクシコス・ポスト
08. ちょっとつよいトルコ行進曲
09. 残酷な天使のテーゼ
10. 十年越しのラストピース
11. 六兆年と一夜物語
12. アマツキツネ
13. 空想少女への恋手紙
14. tadu
15. 千本桜
16. ネイティブフェイス
17. ナイト・オブ・ナイツメドレー
18. 青く駆けろ!
<アンコール>
19. 夢、時々…

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※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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