えのぐ、全曲生バンドワンマンを成功させ次章へ「絶対に世界一のVRアイドルになります！」

えのぐの2DAYSワンマンライブ「えのぐワンマンLIVE2020 -次章-」が8月8、9日に東京・ヒューリックホール東京で開催された。この記事では昨日の2日目公演の模様をレポートする。

世界一のVRアイドルを目指して活動している4人組グループ・えのぐ。初日に新曲4曲を初披露したばかりの彼女たちは、2日目公演で香取真人（G）、越智俊介（B / CRCK/LCKS、Shunske G & The Peas）、タイヘイ（Dr）、岡島沙予（Key）による生演奏と共に全16曲をパフォーマンスした。ライブは新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を徹底したうえで会場に観客を入れて行われ、その模様はニコニコ生放送で有料生配信された。

「Overture」を経てライブはロックナンバー「絵空事」で幕開け。新衣装姿の4人の元気いっぱいな歌声とバンドが生み出すパワフルなサウンドが響きわたり、オーディエンスはそれに合わせてメンバーカラーのペンライトを掲げた。次に初日公演で初披露した激しいサウンドのナンバー「ギザギザコミュニケーション」を歌ったえのぐは、「バンド、やばくないですか!?」と大興奮。そのままのテンションで「e☆Jump!→Dream!!」を披露したのち、ポップな恋愛ソング「ショートカットでよろしく」でコール＆レスポンスを繰り広げ、サマーチューン「常夏パーティータイム」ではタオルを振り回してファンと心を1つにした。

感染拡大防止のためのさまざまな制限がありつつも、全力でライブを楽しむ観客を煽ったえのぐは新曲「Welcome to Live」でさらに場内の熱気を高める。ライブ中盤には鈴木あんずと夏目ハルが「午前0時のプリンセス」、白藤環と日向奈央が「無敵のヒーロー」といったユニット曲をそれぞれデュエット。若手女優4人による青春ドラマ風の実写ミュージックビデオがファンの間で話題になった「Original Color Girls!!!!」も披露された。そして4人はライブがラストスパートに突入することを宣言すると、メジャーデビュー曲「ハートのペンキ」、クールな曲調の「えのぐ」、ファンとの絆をテーマにした「栞」を畳みかけるようにパフォーマンスし、ライブ本編を終えた。

アンコールでは1stアルバム（タイトル未定）がリリースされることが発表され、生配信でライブを見守っていたファンからも祝福のコメントが殺到。夏目は「自己紹介動画がYouTubeに上がってるんだけど、そのときに『えのぐのこれからの目標は？』と聞かれて、『アルバム出したいです』って言ったの！ だから自分に言いたい。『アルバム出たよー！』って！」と喜びを爆発させ、白藤は「本当に今、うれしいとしか言えない！ みんな大好きだよ！ これからもえのぐに付いてきてください！」とテンション高くファンに呼びかけた。また日向も「『このCD聴けばとりあえずえのぐのことわかるから！』って渡せるアルバム1枚できるのが本当にうれしくて！」と興奮気味に語り、鈴木は「大事なものが1つひとつ増えてきて。私もえのぐの曲がすごい好きだし、大事だし、その大切と好きの集大成第1弾みたいなものを出せるのがうれしいです」と感極まった様子で自身の感情を言葉にした。

1人ずつアルバムを発売できる喜びをファンに伝えたえのぐは、初披露となる新曲「It's 笑 time!」でライブを再開する。ファンキーなベースや熱いギターソロが鳴り響くグルーヴィなナンバーでオーディエンスの気持ちを高ぶらた4人は、ラストに「Colors」をパフォーマンス。「私たちは絶対に世界一のVRアイドルになります！ えのぐに付いて来い！」と叫んで「えのぐワンマンLIVE2020 -次章-」の幕を閉じた。