CUBERSがネットを通じて全世界へ！地域や国を越えてライブ届ける

CUBERSが7月24日に“ネットライブツアー“「CUBERS NET LIVE TOUR」の最終公演を開催した。

「CUBERS NET LIVE TOUR」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で各地を回ることができないCUBERSが配信を通じて疑似的に全国を回るというライブ企画。これまでの公演は「北海道 / 東北」「東京 / 神奈川 / 千葉 / 埼玉」など地域を限定して行われてきたが、ツアーファイナルのみ“全世界公演“として地域を限定せずに実施され、曲間のMCでは各国の視聴者がいることを前提にしたトークが繰り広げられた。

配信が始まると画面上にメンバー5人のシルエットが浮かび上がる。チャット欄にライブを待ちわびたファンの書き込みが殺到する中、最新アルバム「MAJOR OF CUBERS」のリード曲「全然今しかない」のイントロが鳴り始めるとステージに照明が当たり、5人はキレのある動きでフォーメーションダンスを繰り広げてファンを高揚させる。さらにCUBERSは「君に願いを」「神様は忙しい」とアッパーな曲をノンストップで披露し、ライブ序盤を勢いよく駆け抜けた。

最初のMCで本公演が“全世界向け”の配信であることに触れた彼らは、日本語だけではなく英語でも視聴者に挨拶をすることに。TAKAが「I love you」と愛の言葉をささやいたところで、配信機材のトラブルにより一旦CMへ。配信が復旧するとメンバーは「TAKAのひと言に（配信スタッフ）が動揺した」とアドリブを効かせ、トラブルですら笑いに変えるトークで視聴者を楽しませた。オーディエンスに向けてコールを繰り返して一体感を演出したあとに、CUBERSは「妄想ロマンス」「Beautiful world」と最新アルバムの収録曲を立て続けに披露。春斗は曲によってフェイクを織り交ぜて伸びやかな歌声を会場内に響かせ、メインボーカルの貫禄を見せつけた。

CUBERSのワンマンライブで恒例となっている映像コーナーを経て、ライブは後半へ。私服風の衣装に着替えたCUBERSは福田花音が作詞を手がけた「Yeah! 僕らは変わらない」をパフォーマンス。さらに“日替わり曲”として披露された「Wonderland」のバラードバージョンでは、5人が声を合わせて美しいハーモニーを紡いだ。曲がひと段落した際のMCではCUBERSが、世界中の観光地に訪れた体でトークを展開。アメリカの自由の女神、エジプトのスフィンクス、イースター島のモアイといった観光名所とメンバーの合成写真が紹介された。MC後に披露された「Chi-Chi-Chi」はCUBERSで初めてタオルを回す振り付けが取り入れた楽曲で、5人はツアータオルを手に視聴者も一緒にタオルを回すように呼びかけた。彼らのメジャーデビュー曲「メジャーボーイ」のイントロが鳴り始めると、ステージがグループのイメージカラーである赤と青の2色に染まる。彼らは息の合ったダンスと共に「気にすんな 未来に向かってTake Off!」というポジティブなメッセージを笑顔で視聴者に届けた。ライブ本編の最後に披露されたのは、バラードナンバー「空の上」。5人がユニゾンで「この想いは一つさ」と高らかに歌い上げると、チャット欄はファンの歓喜の言葉であふれた。

「CUBERSでした！」という恒例の挨拶でメンバーがステージをあとにしてもアンコールを求める書き込みは止まらず、5人は再びステージに登場。「Listen to Miracle」でライブを再開した彼らは、視聴者に感謝の言葉を述べ、チャット欄に寄せられたコメントを拾いながらこの日のライブを振り返った。最後はTAKAの「皆さんに会えることを願いながら、この曲をお届けします」という曲紹介から「Twilight」の歌唱へ。これまで激しいダンスと共に楽曲を届けてきた彼らだが、この曲では体を揺らしながら歌に専念。普段のワンマンライブと変わらない熱量で計17曲を届けた彼らは、ネットライブツアー「CUBERS NET LIVE TOUR」をフィナーレに導いた。