8月30日・31日に東京・渋谷C.C.Lemonホールにて、話題のアイドルグループが一堂に会するイベント「アイドルユニットサマーフェスティバル2010」が開催された。
2日間にわたり行われたこのイベントには、
初日となった8月30日公演のトップバッターを飾ったのは、ももいろクローバー。SEが流れる中、メンバー6人が登場すると最新シングル「行くぜっ!怪盗少女」からライブがスタートした。客席はオープニングにもかかわらず、早くもヒートアップ。激しいダンスを取り入れたももクロのパフォーマンスに、怒号のような歓声が上がった。
ももクロは新曲「ココ☆ナツ」や、「ワーズ オブ ザ マインド」「ビリーブ」といったカバー曲を含むセットリストでファンを魅了。中盤では、ファンの間ではおなじみとなったメンバーの自己紹介も行い、40分の持ち時間のあいだメンバー6人は全力のパフォーマンスでファンの声援に応えていった。そして、ステージを去る前に12月24日に日本青年館でワンマンライブを開催することを発表。客席からは喜びの声と大きな拍手が巻き起こった。
2番目に登場したのは、8月25日にメジャーデビューしたばかりのbump.y。ステージにメンバー5人が横一列に並ぶと、デビュー曲「voice」の歌詞を順番に朗読していくパフォーマンスを披露した。普段は女優として活躍する彼女たちだけあって、歌とはまた違った魅力で観客を惹きつけていった。朗読を終えると、そのままデビュー曲「voice」を熱唱。ボーカルグループとしてはまだライブ経験の少ない彼女たちのステージからは、デビュー間もないグループならではの初々しさを感じることができた。
メンバーの松山メアリが「まだまだ未熟なbump.yですが、これからも応援よろしくお願いします!」と観客に語りかけると、「Brave Your Heart」「Colors」といった楽曲を披露。最後にアップテンポな「One Emotion」で客席を盛り上げて、約30分にわたるライブを終えた。
3番手としてライブを行ったのはSKE48。劇場公演と同じく「overture」が会場に鳴り響くと、客席からは力強い歓声が沸き上がった。SKE48は今回のイベントに、チームSとチームKIIの混合メンバー16人で出演。オープニングの「手をつなぎながら」「強き者よ」の2曲で、観客は早くも大きな盛り上がりをみせた。
通常の劇場公演と同じように16人がそれぞれの自己紹介を行うと、この日だけのスペシャル編成でユニット曲を披露。「ウィンブルドンに連れて行って」では矢神久美(チームS)、高柳明音&石田安奈(チームKII)が、「雨のピアニスト」では松井玲奈(チームS)、向田茉夏&古川愛李(チームKII)がそれぞれ貴重なパフォーマンスで観客を魅了した。
ライブ後半は「Dear my teacher」「大声ダイヤモンド」といったAKB48の楽曲や、「青空片想い」「ごめんね、SUMMER」といったヒットシングルを立て続けに熱唱。劇場公演の短縮版といえる濃厚なセットリストで、彼女達のファンのみならず、初めてSKE48を観たという他のアイドルグループのファンもを楽しませた。
初日のトリを飾ったのはスマイレージ。ステージに登場した4人は、円陣を組んでから最新シングル「○○がんばらなくてもええねんで!!」からライブをスタートさせた。ステッキを片手に持ち、独特な“がに股ダンス”を可愛らしく踊る4人の姿に、観客も大興奮。小川紗季が「アイドルユニットサマーフェスティバルに、スマイレージが、キターッ!」と山本高広の物まね風に叫ぶと、そのままタンポポのカバー「乙女 パスタに感動」や「あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい」といったミディアムナンバーで会場を和ませた。
この日のステージでは、9月29日にリリースされるメジャー3rdシングル「同じ時給で働く友達の美人ママ」を初披露。歌う前には、観客にサビパートのコール&レスポンスを覚えてもらうやり取りも行われた。スマイレージはそのまま、「同じ時給で働く友達の美人ママ」のカップリングに収録されるプッチモニのカバー「ちょこっとLOVE」を熱唱。会場の一体感が増したところで、「夢見る 15歳」「スキちゃん」を歌い、大盛り上がりの中ステージを降りた。
そして最後には、この日出演した計31人のうち、宮武祭(bump.y)以外の30人が再びステージに登場。“フェスティバル=お祭り”の名にふさわしく、全員で「学園天国」を熱唱した。4組が横一列に並んで歌うこのサプライズに、観客も大興奮。エンディングでは客席に向けて銀テープが放たれ、3時間におよんだイベントは幕を閉じた。
なお、このイベントの模様は9月3日(金)27:00からニッポン放送「オールナイトニッポンR」にてオンエア。イベントに参加することができなかったファンは、放送をお聞き逃しなく。
アイドルユニットサマーフェスティバル2010
2010年8月30日セットリスト
ももいろクローバー
--Overture--
1. 行くぜっ!怪盗少女
2. ワーズ オブ ザ マインド
3. ココ☆ナツ
4. 全力少女
--MC--
5. ビリーブ
6. オレンジノート
7. 走れ!
8. ツヨク ツヨク
bump.y
1. voice ナレーション
2. voice
--MC--
3. Brave Your Heart
--MC--
4. Colors
5. One Emotion
SKE48
--overture--
1. 手をつなぎながら
2. 強き者よ
--MC--
3. ウィンブルドンに連れて行って [高柳・矢神・石田]
4. 雨のピアニスト [松井玲・向田・古川]
--MC--
5. Dear my teacher
6. ピノキオ軍
--MC--
7. 大声ダイヤモンド
8. 青空片想い
9. ごめんね、SUMMER
スマイレージ
1. ○○ がんばらなくてもええねんで!!
--MC--
2. 乙女 パスタに感動
3. あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい
4. サンキュ!クレームブリュレの友情
--MC--
5. 同じ時給で働く友達の美人ママ
6. ちょこっとLOVE
7. 夢見る 15歳
8. スキちゃん
SESSION
1. 学園天国
リンク
- アイドルユニットサマーフェスティバル2010 AMラジオ 1242 ニッポン放送
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るれいさちゅわん @rureisa
後者の本編の記事 https://t.co/AqPuhSpBrS 見たときの印象を言うと、前者ではモーニング娘。、後者ではSKE48が埋没してしまった感じ。後者では、おそらく会場の大半が完全ノーマークだったbump.yが予想外に活躍。