脇田もなり、念願の渋谷クアトロでソロ3周年ライブ

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脇田もなりのソロ活動3周年を記念したワンマンライブが、9月23日に東京・渋谷CLUB QUATTROで開催された。

脇田もなり

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脇田もなり

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2016年9月23日、星野みちるが企画するライブイベント「星野みちるの黄昏流星群Vol.5」でソロアーティストとしてのスタートを切った脇田。以降、毎年9月には記念のワンマンライブを行っており、その規模は少しずつ拡大している。今年のアニバーサリーライブの会場は、脇田が以前からワンマンの開催を望んでいた渋谷CLUB QUATTRO。今年3月の神奈川・MOTION BLUE YOKOHAMA公演「Almost a Lady Live」でクアトロワンマンが決定したことを報告した彼女は、念願叶った喜びをファンと共有していた。発表からおよそ半年、渋谷CLUB QUATTROのステージにはおなじみのバックバンド・Up and Comingのラブアンリミテッドしまだん(G / Healthy Dynamite Club)、越智俊介(B / Shunske G & The Peas、CRCK/LCKS、maziwaris)、KAYO-CHAAAN(Key, Piano / Healthy Dynamite Club)、山下賢(Dr / MOP of HEAD、Alaska Jam)にUKO(Cho)とホーン隊の山田丈造(Tp / Shunske G & The Peas、maziwaris)、曽我部泰紀(T.Sax, Flute)、岡勇希(A.Sax / THE SiGNAL RECOLOR)を加えた8人がずらりと並び、ゴージャスなサウンドで脇田のパフォーマンスに華を添えた。

8人編成のバンドを従えて歌う脇田もなり。

8人編成のバンドを従えて歌う脇田もなり。[拡大]

RIGHT HERE(初回限定盤)

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ライブの冒頭を飾ったのは、今年7月にリリースされた3rdアルバム「RIGHT HERE」のオープニングナンバー「風船」。アルバム発売に合わせた夏のツアーはDJ Nachuを連れてのDJセットでのライブだったが、この日はブラスを加えたスペシャルなアレンジで披露された。さらに脇田は「Thinkin' about U」「FRIEND IN NEED」とアルバム「RIGHT HERE」の序盤3曲を連続で、8人編成によるバンドアレンジに乗せて歌う。直前までチケットの売れ行きを心配していたという脇田は、大歓声に包まれる満員のクアトロのフロアを見渡し、満面の笑みを浮かべながら「みんなを熱く熱く踊らせていきたいなと思います!」と宣言した。

Dorianを交えたステージの様子。

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Dorian

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ここでホーン隊が一旦ステージを離れ、Up and Comingの演奏で「Just a "Crush for Today"」「LOVE TIMELINE」「青の夢」の3曲が披露された。「青の夢」はレコーディングにも参加している山田が加わり、ソロパートを生演奏。再びホーン隊の3人が合流すると、「やさしい嘘」「LED」「IRONY」「恋をするなら」と過去のリリース作品を交えた4曲が続けて歌われた。ひと呼吸置くと、脇田は「3rdアルバムでみんなが大好きな曲あるでしょ? あの人。スペシャルゲストをお呼びします!」と、「RIGHT HERE」楽曲提供者の1人であるDorianを呼び込む。Dorianの楽曲提供は脇田自身の「こういう曲が歌いたい」という具体的なオーダーと熱烈なリクエストを受けて実現したもの。アルバムからの先行シングルカットという形で7inchアナログでリリースされた「エスパドリーユでつかまえて」は作曲をDorian、作詞を一十三十一が手がけたナンバー。脇田はDorianによるトラックとバンド演奏を同期させたアレンジでこの曲を生披露し、空気の振動が手に取れるような重低音で予告通り観客を熱く踊らせた。Dorianはさらにもう1曲、COSA NOSTRAの佐々木潤&鈴木桃子コンビによる「RIGHT HERE」収録曲「WHERE IS…LOVE?」でコラボレーション。Dorianの演奏するシンセサイザーがメロウな楽曲につややかな彩りを加えた。

脇田もなり「"RIGHT HERE" ツアーファイナル&ソロ3周年!」の様子。

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脇田もなり

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Dorianを送り出した脇田は「最高だったねー。この3周年に私はすごく気合いを入れてきたので、ホーンセクションも初めてだし……やりたいことをすべて詰め込みました。ぜいたくだね」と満足そうに語り、最後のブロックを前にソロ活動3周年を迎えた現在の心境を語り始める。「9月23日は私が初めて1人でステージに立った日です。今日で3年経ちました。3年前の私は何も希望が持てず、ソロデビューしても誰にも受け入れてもらえないかもしれない……と思っていて。3年後にこんなたくさんの皆さんの前で歌えているのは信じられないぐらいうれしいです。好きになってくれてありがとうございます」と目標だったクアトロを埋め尽くす観客に向け涙ながらに感謝を伝えた脇田は、「来年……もうちょっと大きな壁に挑戦しちゃダメですかね? 挑戦したい!」と来るべき4周年に向けてさらなるステップアップに挑むことを宣言した。クアトロ公演に向けて作ったというアルバム収録曲「3MOTION」からライブはラストスパートへと突入し、「WINGSCAPE」では観客も一体のシンガロングでフロアは熱狂の渦に。最後に脇田は自らの思いを込めて作詞したアルバムラストナンバー「passing by」を優しく歌い上げた。

VIVID SOUND社長からお祝いの花束を受け取った脇田もなり。

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アンコールでは、脇田サウンドの要として数多くの楽曲を提供し、この日はDJとして開演前から会場を盛り上げていた新井俊也(冗談伯爵)が越智に代わりベースを抱えてステージへ。新井を交えた特別編成のUp and Comingで歌われたのは、くるりのカバー「ハイウェイ」。メロウなソウル仕立てに生まれ変わったこの曲が、アレンジャー新井の生演奏を加えて披露された。新井と入れ替わりで越智とホーン隊が合流すると、脇田は最後にもう1曲、2018年のナンバー「Callin' You」をパフォーマンス。生のホーンセクションによる華やかなブギーで3周年のステージを終えた。

また脇田はこの日、アルバム「RIGHT HERE」リリースツアーのアフターパーティを10月20日昼に東京・LUSHで行うことを発表した。このライブはツアーで帯同したDJ Nachuを迎えてのステージとなる。

※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。

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脇田もなり「"RIGHT HERE" ツアーファイナル&ソロ3周年!」
2019年9月23日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. 風船
02. Thinkin' about U
03. FRIEND IN NEED
04. Just a "Crush for Today"
05. LOVE TIMELINE
06. 青の夢
07. やさしい嘘
08. LED
09. IRONY
10. 恋をするなら
11. エスパドリーユでつかまえて
12. WHERE IS…LOVE?
13. 3MOTION
14. WINGSCAPE
15. passing by
<アンコール>
16. ハイウェイ
17. Callin' You

脇田もなり 3rd Album "RIGHT HERE" RELEASE TOUR AFTER PARTY

2019年10月20日(日)東京都 LUSH
OPEN 12:00 / START 12:30
<出演者>
脇田もなり / DJ Nachu

※Shunske G & The Peasの「Shunske」のeはアキュートアクセント付きが正式表記。

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MRF @musicradiofreak

さすがプロ。写真もすごくいい。
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