吉澤嘉代子「女優姉妹」インストアライブ、新曲披露は「尊い時間」

ニューアルバム「女優姉妹」を11月7日にリリースした吉澤嘉代子が、昨日11月8日に東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOでインストアライブを行った。

今回のインストアライブには、2013年のインディーズデビュー作「魔女図鑑」から新作「女優姉妹」まで、吉澤の楽曲アレンジを数多く手がける横山裕章（agehasprings）がキーボードで参加。吉澤のアコースティックギターと横山のキーボードのみの生演奏で、「女優姉妹」からライブ初披露楽曲を含む5曲が披露された。

横山の力強いピアノアレンジで歌われた1曲目の「月曜日戦争」では、曲中に吉澤がおなじみの“ルマンドバズーカ”を発射。続く「女優」はアコースティックギターとピアノで、ロングヒットを記録しているシングル「残ってる」はピアノ1本をバックにしっとりと歌い上げた。

「新曲を初めて人前で披露するときは、新しい主人公を紹介するような気持ちで。でも、やっぱり一番奥の軸の部分には本物の部分がないと曲が輝かないので、どうしても自分が入ってくるんです。自分が丸見えになっちゃうのは怖いんですけど、同時にすごく尊い時間だなあと思います」とつぶやいた吉澤は、ここでライブ初披露となる新曲「最終回」を歌う。この曲はアルバム「女優姉妹」のラストを締めくくる楽曲で、吉澤はくるくると回りながら主人公を演じるようにパフォーマンスした。そして最後にもう1曲、自身のギター1本で最新シングルの表題曲「ミューズ」を歌った吉澤は、大きな拍手に包まれる中、笑顔でステージをあとにした。

アルバムリリースイベントはこのあと、明日11月10日に愛知・タワーレコード名古屋パルコ店、11月11日に大阪・タワーレコード梅田大阪マルビル店と東京・ヴィレッジヴァンガード下北沢店で開催。ヴィレッジヴァンガード下北沢店には、アルバム収録曲「洋梨」にボーカルとしてデュエットで参加しているイラストレーター・たなかみさきもゲストで登場する。