吉澤嘉代子「女優姉妹」 PR

吉澤嘉代子|ここからが新章の始まり

吉澤嘉代子の4枚目のフルアルバム「女優姉妹」が完成した。2017年3月発売の前作「屋根裏獣」までをデビュー前に構想していた吉澤は、その後新たなタームへと突入し、「月曜日戦争」「残ってる」「ミューズ」とシングルを3作リリース。バラードソング「残ってる」はテレビ朝日系音楽番組「関ジャム 完全燃SHOW」で取り上げられるなど、これまで以上に吉澤の名を広く知らしめる1曲となった。アルバム「女優姉妹」はこのシングル3作品を含む全10曲で構成され、“初期3部作”を経てモードチェンジした吉澤の新たな一面が「女性の“性(せい)と性(さが)”」をテーマに表現されている。

音楽ナタリーでは「屋根裏獣」発売時以来1年8カ月ぶりに吉澤へのインタビューを行い、「女優姉妹」に端を発する新章の構想を語ってもらった。また特集内には恒例の吉澤自身による全曲ライナーノーツも併せて掲載している。

取材・文 / 臼杵成晃 撮影 / 武田真由子

吉澤嘉代子「女優姉妹」セルフライナーノーツ&クレジット

01.

女の子同士の秘密の時間を書きました。友達との境目も曖昧になってしまうような独特の時代。不自由さと残酷さの綴じられた世界。

プロデュース&アレンジ:横山裕章(agehasprings)
ローズピアノ、プログラミング:横山裕章
1stバイオリン:美央、城戸喜代
2ndバイオリン:杉野裕、伊能修
ビオラ:菊地幹代、舘泉礼一
チェロ:笠原あやの、増本麻理

03. 怪盗メタモルフォーゼ

異国の城下町。普段は目立たない町娘が、真夜中になると怪盗に変身する物語です。脱ぎ棄てようとした私を抱きしめて、ダーリン=親愛なるわたしに贈る人生の招待状。

プロデュース&アレンジ:ゴンドウトモヒコ
プログラミング、アルトホルン、ユーフォニアム、フリューゲルホルン:ゴンドウトモヒコ
ドラムス:伊藤大地
ウッドベース:鳥越啓介
アコースティックギター、エレキギター:伏見蛍
ピアノ:藤原マヒト
ソプラノサックス、タロガトー:田中邦和
ミックスエンジニア:ゴンドウトモヒコ

05. ミューズ

ミューズというタイトルで人生の傷跡を肯定できるような歌を書きたいと思いました。頑張れでも頑張らなくていいでもなく、その人がそこで戦ってる美しさを讃えられたらよいです。

プロデュース&アレンジ:蔦谷好位置(agehasprings)
ドラムス:松原“マツキチ”寛
ベース:須藤優
ギター:佐々木“コジロー”貴之
ピアノ、プログラミング:蔦谷好位置 門脇大輔ストリングス
バイオリン:門脇大輔、沖増菜摘、高橋和葉、山本大将
ビオラ:河村泉
チェロ:関口将史

07. 恥ずかしい(新録)

真夜中に突如襲いかかる恥ずかしい記憶。叫びだしそうな衝動を、今日は私が代わりに叫びますね。人生のテーマソングの一つです。

プロデュース&アレンジ:横山裕章(agehasprings)
ピアノ:横山裕章
エレキギター、アコースティックギター、エレキシタール:真壁陽平
ベース:伊賀航
ドラムス、タンバリン、カウベル、シェイカー、ギロ:伊藤大地

09. 残ってる

夏から秋にうつりかわる日、季節の中に取り残されてしまった朝帰りの女の子の歌です。

プロデュース&アレンジ:ゴンドウトモヒコ
ユーフォニアム、フリューゲルホルン:ゴンドウトモヒコ
ドラムス:白根賢一
ウッドベース:千葉広樹
アコースティックギター、エレキギター:伏見蛍
ピアノ:藤原マヒト

02. 月曜日戦争

日々血を流さない戦いをくりひろげる社会人の心象風景として、OL が宇宙戦士となる物語を書きました。

プロデュース:カンケ
アレンジ、プログラミング:柏崎三十郎
ギター:石崎光(cafelon)
ベース:伊賀航
ドラムス:張替智広

04. 女優

好きな人のそばにいられるように騙されている私を演じる主人公が、それでも光を信じ続ける物語です。

プロデュース&アレンジ:ゴンドウトモヒコ
プログラミング:ゴンドウトモヒコ
ドラムス:伊藤大地
ウッドベース:鳥越啓介
アコースティックギター、エレキギター:伏見蛍
バイオリン、ビオラ、チェロ:高原久美

06. 洋梨

イラストレーターのたなかみさきさんとふたりで好きな人を取りあう歌です。スナックで聴いた彼女の深い歌声にメロメロになりデュエットをお願いしました。
極上なひらめきの持ち主でもあり、洋梨というモチーフや歌詞を一緒に生みだしてくれました。

プロデュース:カンケ
アレンジ、プログラミング:柏崎三十郎
ベース:ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)
アコースティックギター:石崎光(cafelon)

08. よるの向日葵

夏の夜に散歩をしていると、下を向く向日葵を見つけました。いつも元気な子が、太陽のない場所で人知れずしゅんとしていたら、という片想いの歌です。

アレンジ&ピアノ:伊澤一葉

10. 最終回

ひらきなおり生きてゆく滑稽さと強かさを、アルバム最後の歌に託しました。どん底の今日を最終回にして、明日からはまた新しいドラマを始めよう。

プロデュース&アレンジ:sugarbeans
ピアノ:sugarbeans
エレキギター:木暮晋也
ベース:ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)
ドラムス、タンバリン:伊藤大地
トランペット:湯本淳希
トロンボーン:榎本裕介
アルトサックス、バリトンサックス:中村尚平
テナーサックス:橋本和也

※記事初出時、演奏者クレジットに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。