8月3~5日に東京・お台場 青海周辺エリアで国内最大級のアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL 2018」が開催された。ここでは2日目に行われたアイドルによる腕相撲対決「アームレスリング大会 powerd by TOWER RECORDS ザ・感謝祭」にスポットを当ててレポートする。
「アームレスリング大会Powered byTOWER RECORDSザ・感謝祭」は、タワーレコード内レーベル所属のアイドルによるライブイベントから生まれた名物企画の出張版。アイドルたちが世界アームレスリング連盟の公式リングを使い、トーナメント形式で頂点を目指す。2014年12月、ライブイベント「T-Palette感謝祭 2014」内で行われた第1回大会では
今回の大会では予選で6名が決勝大会へと進み、我妻と森はシードで決勝へ。8人によるトーナメントの勝者が酒井への挑戦権を得る形となった。予選会にはQ-pitchの榎本あやせ、chuLaの夏目みさき、
決勝大会ではまず出場者が1人ひとり登壇し、それぞれ大会にかける意気込みを語った。初出場の増田はアイドルイベントとは思えない楽屋の空気感に怯え、初勝利からの連勝で登ってきた佐保は「私がさかっち(酒井)を倒します!」と気合十分。その気合を上回る、鬼気迫る表情でステージへと上がったシードの森は、プロレスラーのオカダ・カズチカと同じトレーナーの元で鍛え上げたという肉体美をアピールした。一方、前回森を下した我妻は「今日はあくまでアイドルフェスティバル、お祭りなので楽しむ気持ちも忘れずに、でも着実な勝ちを狙いにいきたいです」と笑顔の下で静かな闘志を燃やしていた。そしてディフェンディングチャンピオンの酒井は、大事なベルトをスーパーのビニール袋に入れてゆっくりと入場。絶対王者の風格を漂わせつつも、勝敗の如何に関わらず本大会をもってアームレスリング大会から引退することを事前に表明した。
決勝戦第1試合は、酒井の引退宣言を受けてさらなる闘志を剥き出しにした森と、スクール水着の夏目による対決。森は一時形勢逆転のピンチに陥るも、なんとかしのいで夏目を押さえ付けた。第2試合では波に乗る佐保が勢いのままに勝ち上がるかと思われたが、両親ともに陸上選手だというサラブレット・榎本の前に惜敗し、例年通り大粒の涙を流した。佐保の後輩・高萩は初出場の増田を下して準決勝へ。我妻は盤石の試合運びで関根を押さえてコマを進めた。我妻と酒井へのリベンジのため負けられない森は、手加減なしの攻撃で榎本を潰して決勝戦へ。我妻もまた余裕を感じさせる強さで高萩に勝利し、決勝戦は下馬評通り、森と我妻の戦いとなった。
過去2度の大会で決勝のリングにて拳を合わせた森と我妻だが、これまでの戦績は1勝1敗。緊張で静まり返る会場に、レフェリーの「レディ……ゴー!」の声が響く。我妻はじわりじわりと右腕をひねり、森の手の甲をリングに押し付ける。ゴングの音が聞こえたあとも森はしばらく呆然と立ち尽くし、やがてリングの下へとへたり込み嗚咽するというデジャブのような展開を迎えた。
昨年と同じ顔合わせとなった最終決戦だったが、ここで我妻は大番狂わせを起こす。過去の大会では常に余裕すら感じさせる試合運びでベルトを奪い続けてきた酒井だったが、我妻と手を合わせた瞬間に不安げな表情を浮かべ、そのままなす術なく押し負かされてしまう。予想外の展開に場内は一瞬静まり返り、すぐに大歓声が沸き起こった。ハコムスは7月末のワンマンライブのために泊まり込みで強化合宿を行っており、フィジカル面で急成長を見せていた我妻。勝利のゴングを聞いたハコムスメンバーは我妻に飛び付き、涙を流してリーダーの大金星を喜び合った。ここまでポテンシャルのみで頂点に立っていた酒井は初黒星を喫してアームレスリングから引退することに。ベルトを巻いた我妻の姿に再びオイオイと悔し涙を流した森は、酒井に「来年も出てください!」とリベンジを懇願した。
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酒井 瞳 @sakai_hitomi
この様な記事を書いていただけるなんてありがとうございます。
平成最後の夏の思い出。
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