SIX LOUNGE、満員リキッドルームでツアー終幕「この景色、絶対忘れない」

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SIX LOUNGEが6月20日にライブツアー「SIX LOUNGE TOUR 2018 “夢うつつ”」の最終公演を東京・LIQUIDROOMにて開催した。

SIX LOUNGE「SIX LOUNGE TOUR 2018 “夢うつつ”」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:夏目圭一郎)

SIX LOUNGE「SIX LOUNGE TOUR 2018 “夢うつつ”」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:夏目圭一郎)

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このツアーは最新ミニアルバム「夢うつつ」を携えて5月から行われていたもの。最終公演のチケットはソールドアウトし、彼らは満員のLIQUIDROOMを舞台に熱演を繰り広げた。

渋谷龍太(Vo / SUPER BEAVER)(撮影:夏目圭一郎)

渋谷龍太(Vo / SUPER BEAVER)(撮影:夏目圭一郎)[拡大]

SUPER BEAVER(撮影:夏目圭一郎)

SUPER BEAVER(撮影:夏目圭一郎)[拡大]

この日まず登場したのはゲストのSUPER BEAVER。渋谷龍太(Vo)は「歳下の友達ってすごく少ないから今日はとてもうれしいです」「皆さんと俺たち、どっちがSIX LOUNGEが好きか勝負しようぜ」とSIX LOUNGEへの愛情を述べたほか、曲間にも「後輩にああいうカッコいいバンドが出てくるとめちゃくちゃワクワクします」と言葉を重ねながらライブを進行する。エッジィな「正攻法」の演奏前には「後輩は先輩をぶっ倒しに来るんだろう? 受けて立つぜ」と勇み、「irony」では「SIX LOUNGEのファンは踊るのが上手と聞いたんですが」と煽って双方のファンを踊らせるなど、ライブでもSIX LOUNGEへの愛情を表現していった。彼らはメランコリックな演奏に乗せて渋谷がゆったりと歌い上げた「人として」を届けたのち、コール&レスポンスが発生した「秘密」で場内の一体感を生み出すと、最後に渋谷が「このあと出てくる後輩のことよろしくお願いします!」という言葉を残してSIX LOUNGEへとバトンをつないだ。

ヤマグチユウモリ(G, Vo / SIX LOUNGE)(撮影:夏目圭一郎)

ヤマグチユウモリ(G, Vo / SIX LOUNGE)(撮影:夏目圭一郎)[拡大]

SIX LOUNGEはステージに登場すると、ヤマグチユウモリ(G, Vo)が息を大きく吸い込み、「10号線」でライブをスタートさせる。疾走感あふれるナンバーを伸びやかに歌い上げたヤマグチは「よく来たな、リキッドルーム! ずっと歌いたかった! 俺たちが大分のSIX LOUNGEだ!」と声を上げ、バンドは「STARSHIP」「ふたりでこのまま」を畳みかけた。

一気に3曲を駆け抜けるとヤマグチはファンがつめかけたフロアを見渡し「すごいな!」と感激した様子を見せる。さらにSUPER BEAVERが自身について「後輩の友達」と称したことについて「うれしい」と言いつつも「俺は先輩としか見てない。噛み付きたくてしょうがないんですが、ただ噛み付いても相手にしてもらえないと思うので、敬意を払って思いっきりぶつかっていきたいと思います」と闘志を燃やした。

イワオリク(B, Cho / SIX LOUNGE)(撮影:夏目圭一郎)

イワオリク(B, Cho / SIX LOUNGE)(撮影:夏目圭一郎)[拡大]

ナガマツシンタロウ(Dr, Cho / SIX LOUNGE)(撮影:夏目圭一郎)

ナガマツシンタロウ(Dr, Cho / SIX LOUNGE)(撮影:夏目圭一郎)[拡大]

その後も、イワオリク(B, Cho)がひときわ艶っぽい低音を奏でた「ZERO」「ORANGE」をじっくり聴かせたかと思えば、ナガマツシンタロウ(Dr, Cho)が刻む高速ビートに乗せた「LULU」「トラッシュ」をエネルギッシュに続けるなど、緩急付けたアクトを見せる彼ら。「涼しい曲をやります」との前置きから届けられた「SUMMER PIXY LADY」ではヤマグチが柔らかなファルセットで夏の終わりを歌い、ラブソング「メリールー」を穏やかな歌声を聴かせるなど、表情豊かにライブを進行した。

終盤にヤマグチは「バンドやってるなーって感じがします。それはあんたらが観に来てくれるからで。とても感謝しています」とファンへの思いを述べる。そして「いい歌を歌って帰ります」と改めて宣言すると、しんと静まり返る中、アカペラで「くだらない」を歌い始める。それまで拳を突き上げたり暴れたりしていたファンも、バンドが丁寧に紡ぐグルーヴィな演奏にじっと聴き入った。3人はナガマツのシャウトにあわせてファンも合唱した「俺のロックンロール」で再び場内をヒートアップさせると、ヤマグチが「この景色、絶対忘れないわ! 1秒でもいいから覚えとけ!」とシャウト。大きな歓声が上がると、彼らは勢いを加速させて「僕を撃て」をドロップ。パワフルなプレイで本編を締めくくった。

アンコールではヤマグチが改めてSUPER BEAVERへの感謝の言葉を口にする。続けてライブを振り返り「いい日でした!」と声を弾ませると、バンドはラストナンバー「SWEET LITTLE SISTER」の演奏へ。始まってすぐにヤマグチのギターの弦が切れてしまうも、彼らは演奏を止めないどころか最後まで力強いパフォーマンスでファンの体を揺らし、すがすがしい表情でツアーの幕を下ろした。

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SIX LOUNGE「SIX LOUNGE TOUR 2018 “夢うつつ”」
2018年6月20日 LIQUIDROOM セットリスト

SUPER BEAVER

01. 証明
02. 青い春
03. 正攻法
04. irony
05. ラヴソング
06. 人として
07. 秘密

SIX LOUNGE

01. 10号線
02. STARSHIP
03. ふたりでこのまま
04. ZERO
05. ORANGE
06. SHEENA
07. LULU
08. トラッシュ
09. SUMMER PIXY LADY
10. メリールー
11. くだらない
12. 俺のロックンロール
13. 僕を撃て
<アンコール>
14. SWEET LITTLE SISTER

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音楽ナタリー @natalie_mu

【ライブレポート】SIX LOUNGE、満員リキッドルームでツアー終幕「この景色、絶対忘れない」(写真10枚) https://t.co/loGtuM2NVF https://t.co/Wd6IN3bxKx

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