銀杏BOYZ峯田和伸×岡田惠和「いちごの唄」出版イベントで恋人みたいな関係明かす

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峯田和伸銀杏BOYZ)と脚本家・岡田惠和による書籍「いちごの唄」の発売を記念したトークショーが、本日6月9日に東京・STORY STORY 新宿にて行われた。

左から岡田惠和、峯田和伸(銀杏BOYZ)。

左から岡田惠和、峯田和伸(銀杏BOYZ)。

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いちごの唄

岡田惠和,峯田和伸(銀杏BOYZ)「いちごの唄」
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「いちごの唄」はNHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」「ひよっこ」の脚本などで知られる岡田が、銀杏BOYZの「漂流教室」「東京」「愛してるってゆってよね」「ぽあだむ」「銀河鉄道の夜」「もしも君が泣くならば」「恋は永遠」という7つの曲をもとに執筆した青春物語。挿絵を峯田が手がけている。

峯田和伸(銀杏BOYZ)

峯田和伸(銀杏BOYZ)[拡大]

今作が発売されたことについて峯田が「『いちごの唄』は岡田さんが書いてくれて、自分は絵を描いたぐらいなのに、パッケージや内容を含めて僕の作品みたい。申し訳ないですけど」と述べると、岡田は「うれしいです。峯田くんには『奇跡の人』と『ひよっこ』に出ていただいて。銀杏BOYZのファンの方には音楽のほうからこっち側に奪ってしまったような申し訳ない気持ちがあったんです。僕がミュージシャンだったらトリビュートアルバムを作ればいいんだけど、僕はミュージシャンではないので物語を作りました。僕には銀杏BOYZの曲がこんなふうに見えた、こんなふうに聞こえたっていうのを形にして。峯田くんにとって歌は自分の子供みたいなものだと思うけれど、その子供を人に預けてみるとこんなふうになるよみたいなことで。皆さんそれぞれ銀杏BOYZの好きな曲があると思いますが、これは僕なりの1つの答えなんです」と語った。

左から岡田惠和、峯田和伸(銀杏BOYZ)。

左から岡田惠和、峯田和伸(銀杏BOYZ)。[拡大]

挿絵について話題が及ぶと峯田は頭の中に浮かんだ景色があったが、自分の画力が足らず描けなかったものもあったと明かす。書籍には東京・高円寺のルック商店街の看板のイラストがあるが、本当はルック商店街で待ち合わせをしている様子を描きたかったのだという。本作を読んだ感想については「ジョン・レノンならジョン・レノンのメロディがあるように、岡田さんの書いた物語だなと思いました。それなのに自分の作品のようにも感じて不思議です」とコメントした。

岡田惠和

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今作は2019年に映画化されることが決定しており、岡田はこの場で「なんか出てよ」と峯田に出演を直談判。峯田は「40歳ですからね。高校生役とかはできないですよ」と言いながらもそれを快諾していた。2016年に岡田が脚本を手がけたドラマ「奇跡の人」に峯田が出演したことから交流が始まった2人。峯田は「この2年半でなんか……すごいですよね」と岡田に話を振ると、岡田は「本当に恋人みたい」と笑う。岡田は7月期にTBS系で放送されるドラマ「この世界の片隅に」で脚本を手がけ、峯田は同時期に日本テレビ系で放送されるドラマ「高嶺の花」に出演することが決まっているが、このことについて岡田は「干渉し合わない恋人だから、『僕のじゃなくて日テレでやるんだ』とは思わない。がんばってねって言える」と胸を張った。峯田が「岡田さんみたいな人と付き合いたいな」と言うと、岡田も「僕も峯田くんみたいな人と結婚したい。で、結婚願望あるの?」と唐突な話題を繰り出す。それに対し峯田は「ありますよー」と述べた。

峯田和伸(銀杏BOYZ)

峯田和伸(銀杏BOYZ)[拡大]

岡田惠和

岡田惠和[拡大]

銀杏BOYZファンでもある岡田は峯田に「音楽のほうはどうですか?」と問いかける。峯田は「曲を作りたいですね。最近はドラマ出演が続いているので、お芝居のほうに行くんだとか言われるんですけど、事務所のためにやってますから……」と冗談を言い、「楽しくなかったら断ってますよ。でもやっぱり無理矢理でも時間を作って音楽を作らないと自分の中のバランスが崩れるので、ちゃんと音楽の余地も空けておきたいですね」と話す。さらに音楽業を“本命”、俳優業を“愛人”に例え、「俺は結婚してないですけど、愛人がいたとして、愛人といるのも楽しいけど、本命も大事にしないといけないじゃないですか。僕にとってお芝居は愛人で、それに対して『ごめん、俺には帰る場所があるから』って音楽に帰らなきゃいけない。それで本命のところに帰ったときに『やっぱりここだな』と思えるというか、ほかを知ったからこそ本命を大事にしたいと思える気持ちというか……」とコメント。岡田は「おっしゃることはわかるけど、正妻と愛人に例えるのはやめよう。いい話にならない(笑)」と笑った。

「いちごの唄」出版記念トークショーの様子。

「いちごの唄」出版記念トークショーの様子。[拡大]

またトークショーの前には囲み取材が行われた。岡田に「奇跡の人」「ひよっこ」と自身の作品に峯田を俳優として立て続けに起用した理由について、記者が聞くと「自分と相性がいいので、本を書いていて楽しいんです。あと普通の役者をキャスティングする感覚とは違います。セリフが詩になるんですよね。だから言葉を信用して書けます」と答える。逆に峯田に岡田が脚本を手がける作品に出演することについて記者が尋ねると「台本が面白いんですよね。早く自分の出番が来ないかなとワクワクします。この世界の中に自分がいられることがうれしいです」と話した。映画版「いちごの唄」に出演するならどの役がいいかという質問には、峯田は主人公たちが通うラーメン店の店主役を挙げていた。

STORY STORY 新宿では「いちごの唄」の発売を記念して制作されたkeisuke kandaやTANG TANGとのコラボグッズを書籍と共に販売中。詳細は銀杏BOYZのオフィシャルサイトにて確認を。

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