EBiSSH×さとり少年団、念願のツーマンでコラボユニット結成

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EBiSSHさとり少年団が昨日5月6日に東京・GARDENにてツーマンライブ「OAO~one and only~ EBiSSH vs SBC」を実施した。

One And Only

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同じEBiDANに所属するEBiSSHとさとり少年団がツーマンライブを行うのは今回が初めて。2組の熱演を見届けようと会場には満員のファンが集まり、会場は開演前から活気にあふれていた。

さとり少年団

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先攻のさとり少年団はテレビアニメ「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド~機動救急警察~」のオープニングテーマとして使用された「ヘルプ ユー」を1曲目にドロップ。3人の息が合ったスキルフルなパフォーマンスを披露して、冒頭から個性を全開にする。彼らはこの曲を終えてフロアの観客に挨拶をし、颯斗は「元気ですか! 盛り上がってますか! 僕たちのこと初めて観たよって人も前から知ってたよって人も、次の曲を聴けば僕たちのことがもっと好きになっちゃう、そんな曲をやりたいと思います」と呼びかける。そして「BAEBAE(EBiSSHファンの呼称)もIROTAS(さとり少年団ファンの呼称)になったつもりで盛り上がってもらえたらと思います!」とさとり少年団の自己紹介ナンバー「WE ARE SBC 2018」へと繋げた。

「WE ARE SBC 2018」では、3人のリードでオーディエンスが元気な「SBC!」コールを飛ばす。彼らが両手を頬に当て笑顔を見せるキュートなシーンにはひと際大きな歓声が上がり、会場の熱気はぐんぐんと高まっていった。疾走感あふれるロックチューン「パラダイムシフト」で彼らが躍動すると、ロングMCへ。ここでは「たまにKOHKIくんに似ている」と言われるという謙信がKOHKIふうの優雅なターンを披露したり、TETTAにヘアセットをしてもらったという颯斗が上着をはだけさせながらTETTAのマネをしたりと、3人はツーマンならではの話題でファンを楽しませる。「NAOYAくんはお兄ちゃんみたい」と言って颯斗から「いや、全然似てないから!」と怒られた永玖はこれからもっと大きな会場で2組の競演を実現させたいと夢を語り「そのときも、僕らに付いて来てくれますか?」と語りかけていた。

さとり少年団

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このあとにさとり少年団が披露したのはジャスティン・ビーバー「What Do You Mean?」のカバー。永玖が流れるように歌い上げる英語詞の歌に乗せて謙信、颯斗それぞれのソロダンス、パフォーマー2人のドラマチックなペアダンス、ボーカルとパフォーマーのペアダンスなど3人は次々とシーンを変えるパフォーマンスでオーディエンスの目を楽しませる。続く「BREAK ME DOWN」では、彼らは手先まで神経の行き届いた情感豊かな表現で楽曲の世界観を提示していた。

謙信と颯斗のラップが曲に深みを与えるR&Bナンバー「gomenne」、3人のボーカルのアンサンブルが印象的なミドルチューン「Stay Alive」で彼らのライブは佳境へ。ここで届けられたのは最新ナンバー「WE/GO」で、この曲について颯斗は「これからのSBCの決意表明が込められた曲。ここでまた新たなさとり少年団を見せつけていくぞ、付いて来いよといった強い思いが込められています」とファンに説明した。パワフルな歌とダンスで未来へと突き進んでいく強い思いをオーディエンスに届けたさとり少年団。ラストナンバー「I wanna say…」でIROTASとBAEBAEのハンズアップを誘い、弾ける笑顔で会場をひとつにすると、彼らは「以上、さとり少年団でした! EBiSSH楽しんでってね」と深く礼をしてEBiSSHにバトンタッチした。

EBiSSH

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EBiSSHが1曲目に選んだのは「Just Like Me」。ボーカルのREIとTETTAは甘い歌声を響かせ、彼らならではの艶っぽいムードで会場を染め上げていく。2曲目の「CHANCE」でダンサブルにオーディエンスの身体を揺らすと、続く「マイ・フレンド」で4人はお互いに笑顔を交わしながらさわやかなパフォーマンスを披露。曲ごとに次々と表情を変え、ファンを魅了していった。

4曲を終え自己紹介を行うと、4人はさっそく先ほどのさとり少年団のMCを話題に挙げる。謙信にターンのモノマネをされたKOHKIは「俺、(ダンス)やりにくかったよ! 謙信あの野郎ー」とひと言。するとREIは「ひどいのは永玖だよ。今日リハーサル中になんて言われたと思う? 僕がスタッフさんと話してたらさ『REIくん、耳障り』って!」と続く。しかしこれには裏があったようで、NAOYAは「それね、俺が永玖に言わせました(笑)」と自身のイタズラを明かしていた。

NAOYAとTETTA。

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彼らのキラーチューン「恋はタイミング」がドロップされると、BAEBAEもIROTASも息の合った「YES!」というかけ声で曲に彩りを加える。朗らかなポップチューン「KIMI GA SUKI」ではTETTAのリードで「EBiSSH」コールと「さとり」コールがライブハウスに響き渡り、ステージに広がった4人は赤いペンライトが揺れるフロアを楽しげに見つめていた。

NAOYAはEBiSSHとさとり少年団の関係について「グループ結成前のダンスレッスンから一緒だった」と観客に説明すると「だからツーマンができるなんてうれしかったよね。また、このツーマンで一気に仲が深まってね」と喜びの心境を明かした。REIは颯斗と一緒にダンスを練習する仲だといい「s**t kingzさんがお互いに好きだったり、簡単に言えば気が合うんですよ」と明かした。EBiSSHのメンバーが伝える2組の仲良しエピソードに和やかなムードが広がったところで、NAOYAは「次の曲は僕たちの定番曲です」と言ってスティックライトを手にした。

REIとKOHKI。

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4人の振り付け指導を経てスタートしたファンキーなダンスナンバー「エビパレ」では、メンバーの動きに合わせてオーディエンスがスティックライトを動かして盛り上がる。会場の一体感を生んだところで、彼らは「まだまだ盛り上がって行けるか!」と呼びかけてBAEBAEのコールが楽しい自己紹介曲「Let's EBiSSH!」を届けた。続く「Koi・Ni・OCHi・YO!」でもメンバーはタオルを片手に力強くファンを煽り、NAOYAは「IROTASも一緒に回して!」とオーディエンスをぐんぐん引き込んでいく。熱気を保ったままラストナンバー「今日は家に帰らないで」まで駆け抜けると、NAOYAは「すごい暴れちゃった!」といたずらっぽい笑みを浮かべる。するとその言葉を体現するように、話を聞くKOHKIの頭頂部の髪の毛が逆立っているのをメンバーが発見して、会場は大爆笑に包まれた。最後にNAOYAは「さとりも言ってたけど、またツーマンができたらと思います。ゴールデンウィークの最終日に僕ら最高の思い出ができてうれしいですし、IROTASもBAEBAEも同じ思いで帰ってくれたらうれしいです」とコメント。メンバーは手を振りながら順に舞台袖へと姿を消し、最後にステージに残ったTETTAは「お前らいい夢見ろよっ!」と言う決めゼリフを残して去っていった。

One And Only

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永玖の発言に怒るREI(右から2番目)。

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観客がアンコールを求めると、ステージ上に用意されたスクリーンにミュージックビデオが映し出される。さとり少年団の3人とEBiSSHの4人が同じ衣装をまとって強い視線を投げかけるこの映像は、今回の公演のために結成されたスペシャルユニット・One And Onlyの登場を予告するもの。スクリーンが上がると映像の中と同じ衣装を着た7人が姿を見せ、彼らは「I'M SWAG」という新曲をここで披露した。ボーカルのTETTA、REI、永玖を中心に7人はクールなダンスでオーディエンスを圧倒。曲中にはさとり少年団、EBiSSHそれぞれのダンスパートも用意され、彼らはときに火花を散らし、ときに一体となりながら目まぐるしくパフォーマンスを展開してみせた。曲を終えると、7人は「僕たちはOne And Onlyです!」と声を合わせる。充実感に満ちた表情の彼らは和気あいあいとトークを弾ませたが、REIが「IROTASとBAEBAEが一体となってライブを作ってくれるというのが……」と真面目に語り出すと、永玖が「相変らず話固えなあ」とひと言。“因縁”の再燃にREIは「おい!」と永玖めがけて突進して、2人は“一触即発”状態に。彼らのパフォーマンスに、会場は最後まで笑いに包まれていた。

左からNAOYA、永玖、TETTA。

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終演後に7人は公演を終えての思いをそれぞれに語った。颯斗は「What Do You Mean?」の振り付けを自身が担当したことを明かし「最近のさとりの楽曲にはなかった細かめの振りを付けて、また新しい表情が見えたらなと思いました」とコメント。REIは2組それぞれのライブについて「見せ方がそれぞれ違うなと思いました。EBiSSHはお客さんと作り上げていくようなステージなので、このスタイルを確立させていきたいです」と印象を語る。またOne And Onlyについて、KOHKIは「今回ライブをやってみて、もっともっと行けるんじゃないかなと思いました」と手応えを語る。颯斗は「フォーメーションもいろいろ変化しますし、空気感も2グループが合わさると変化があってすごく楽しいです」と7人ならではの見せ方に充実感を漂わせた。また、報道陣に「今日のMVPは?」と聞かれると、7人は永玖を指名。REIは「(MVPの理由は)僕への言葉遣いの悪さです(笑)」と言って、ステージ上と同じようにメンバーを盛り上げていた。

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「OAO~one and only~ EBiSSH vs SBC」2018年5月6日 GARDEN セットリスト

さとり少年団

01. ヘルプ ユー
02. WE ARE SBC 2018
03. It's My JK Life
04. パラダイムシフト
05. What Do You Mean? / ジャスティン・ビーバー
06. BREAK ME DOWN
07. gomenne
08. Stay Alive
09. WE/GO
10. I wanna say…

EBiSSH

01. Just Like Me
02. CHANCE
03. マイ・フレンド
04. キミでいっぱい
05. HI・KA・RI~君となら~
06. 恋はタイミング
07. KIMI GA SUKI
08. エビパレ
09. Let's EBiSSH!
10. Koi・Ni・OCHi・YO!
11. 今日は家に帰らないで

One And Only

01. I'M SWAG

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