ももクロ、滋賀・東近江市を笑顔で包み込んだ「春の一大事 2018」

ももいろクローバーZが4月21日、22日に滋賀・東近江市 布引運動公園陸上競技場（布引グリーンスタジアム）でライブイベント「ももクロ 春の一大事 2018 in 東近江市 ～笑顔のチカラ つなげるオモイ～」を開催した。この記事では本日22日公演の様子をレポートする。

21日公演に1万7361人、22日公演に1万5213人、2日間合わせて計3万2574人ものモノノフ（ももクロファンの呼称）が集まった今年の「春の一大事」。会場近辺ではフードコーナー、フットサル大会、ライブイベント、グッズ販売、地元の観光協会や鉄道とのコラボレーションが展開されるなど、本公演は東近江市を巻き込んだイベントとして行われ、開演前に佐々木彩夏は「私たちのライブがきっかけで市の魅力を知ってもらい、そういう地域と人との架け橋になりたい」とコメント。百田夏菜子は「（昨年『春の一大事』が行われた）富士見市と東近江市の市長さんや地域全体が仲良くなれていて、そういう関係が私たちを通して生まれているのがうれしい」と語った。

ライブは東近江市市長による開会宣言を経てスタートし、「overture ～ももいろクローバーZ参上!!～」が流れる中ステージに登場したももクロは、4月11日発売の最新シングルの表題曲「笑一笑 ～シャオイーシャオ！～」を1曲目に披露。26人のキッズダンサーと共に笑顔でパフォーマンスを繰り広げた4人は続けて「CONTRADICTION」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」「Chai Maxx」などのナンバーを届け、序盤から会場を大きく盛り上げていった。

MCを挟んだあと、ももクロはニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手の登場曲である新曲「吼えろ」を初披露。センターステージで同曲を力強く歌い上げた4人は、「走れ！ -Z ver.-」「ピンキージョーンズ」を歌いながら花道を通ってメインステージに戻り、「行くぜっ！怪盗少女」を熱演した。公演の途中には東近江市の子供たち185人が合唱曲を披露し、衣装チェンジしたももクロと一緒に「希望の向こうへ」を歌う一幕も。次の「ももクロのニッポン万歳！」ではメンバーが子供たちとハイタッチしながら花道を進み、会場のお立ち台から歌声を届けた。

その後ももクロは「コノウタ」「スターダストセレナーデ」といったライブの人気ナンバーや、「笑一笑 ～シャオイーシャオ！～」のカップリング曲「チントンシャン！」を次々に披露していく。8月4、5日に千葉・ZOZOマリンスタジアムでワンマンライブ「MomocloMania2018 -Road to 2020-」が開催されるというサプライズ発表にモノノフと一緒になって歓声を上げたあとには、ジャズバンドの生演奏と共に「桃色空」を歌唱。夕焼けをバックにしたエモーショナルなパフォーマンスでモノノフを魅了した。

日が暮れたあとのアンコールでは、照明やモノノフのペンライトの光によって会場が鮮やかに彩られる。「DECORATION」で会場のボルテージを高めたももクロは、「勝手に君に」「サボテンとリボン」を経て、最後に「灰とダイヤモンド」を熱唱。「春の一大事 2018」の幕を下ろした。

なお本日の公演では5月22日、23日に行われる東京・東京ドーム公演「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」のサブタイトルが発表された。初日公演は「10年丸わかりDay ～120曲を1日で聴かせます！～」、2日目公演は「TD4の覚悟」と題され、初日公演ではももいろクローバーZ名義の楽曲を120曲聴くことができるとのこと。

※記事初出時、セットリストで一部曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。