ももクロ黒部市に笑顔届けた平成最後の「春の一大事」、恒例夏ライブの開催発表も

ももいろクローバーZが4月20、21日に富山・黒部市宮野運動公園にてライブイベント「ももクロ 春の一大事 2019 in 黒部市 ～笑顔のチカラ つなげるオモイ～」を開催した。この記事では昨日の21日公演の模様をレポートする。

2017年より全国の自治体からオファーを募集し、地方都市とタッグを組んで開催されている「ももクロ春の一大事」。今年は初日の20日公演に1万6137人、2日目の21日公演に1万4845人、2日間合わせて計3万0982人のモノノフ（ももクロファンの呼称）が会場に集まり、会場近辺ではフードコーナー、ライブイベント、グッズ販売、地元の観光協会や名産とのコラボレーションが展開された。開演前、百田夏菜子は「黒部の方がすごく温かく迎え入れてくださり、モノノフの方も含めてみんなで黒部を楽しんでいると感じました」とコメント。玉井詩織は「ももクロのライブをいろいろな場所で告知をしてくださっていたのがうれしかったです。来てくれた皆さんの友達などに自慢してもらえるようなライブにしたいです」と意気込みを語った。

ライブは黒部市長の開会宣言によりスタートし、ももクロが「overture ～ももいろクローバーZ参上!!～」に合わせてステージに登場すると客席からは大きな歓声が上がった。美しいピアノのイントロで始まる春ソング「行く春来る春」を最初に歌った4人は、続いて「行くぜっ！怪盗少女 -ZZ ver.-」「仮想ディストピア」をパフォーマンス。MCを経て、百田の力強いロングトーンが印象的な「吼えろ」や、ひさしぶりに披露した「カントリーローズ -時の旅人-」で序盤からモノノフを大きく沸かせた。

伝統芸能の獅子舞によるパフォーマンスを挟み、ステージにはももクロが“30周年アンバサダー”を務めるテレビアニメ「ちびまる子ちゃん」のキャラクター・ちびまる子ちゃんが登場。メンバーはちびまる子ちゃんの合図を受けて、アニメのオープニング映像と同じ衣装でモノノフの前に姿を現し、今月の放送回より担当しているオープニング主題歌「おどるポンポコリン」を初パフォーマンスした。また4人はライブ中盤、合唱曲を披露した黒部市の子供たち150人と共に「仏桑花」を歌唱。「Link Link」「Chai Maxx」「ももいろパンチ」ではステージから降りたり、黒部峡谷鉄道を模したトロッコに乗ったりと、観客の近くまで移動して歌声を届けた。その後メインステージに戻った彼女たちは最後に「天国のでたらめ」「青春賦」をしっかりと歌い上げた。

日が傾き始めた頃、鳴り止まないアンコールに応えて再登場したももクロは、「イマジネーション」や「ももクロのニッポン万歳！」で会場を盛り上げる。MCで“ヒューマンアーティスト”のGETTAMANをゲストに迎え、ファンと一緒に体操を繰り広げた4人は続いて「走れ！ -ZZver.-」「Guns N' Diamond」を歌唱。バラードナンバー「キミノアト」で「ももクロ 春の一大事 2019」の幕を閉じた。

なお、昨日の公演では8月3、4日に埼玉県・メットライフドームでワンマンライブ「MomocloMania2019 -ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式」が行われることが発表された。さらに2020年4月18、19日に「ももクロ春の一大事 2020」が開催されることも決定。ももクロのオフィシャルサイトではさっそく次回開催場所の募集がスタートした。

※記事初出時、イベント内容とセットリストの日程に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。