エビ中の真山りか、やりたいこと詰め込んで“まやまにあ”魅了した21歳生誕ライブ

昨日12月13日に東京・マイナビBLITZ赤坂にて私立恵比寿中学の真山りかによるソロライブ「まやまにあ」 が開催された。

昨年より各自のバースデー企画として、セルフプロデュースによるソロ公演を行っているエビ中メンバー。12月16日に21歳の誕生日を迎える真山のソロライブは、エビ中ファミリー（エビ中ファンの呼称）からの質問に彼女が回答するVTRが開演前に上映されたあと、さつき が てんこもりによって“パリピアレンジ”が施された「ebiture」で幕を開けた。ガーリーな衣装に身を包んだ真山は「私立恵比寿中学の日常（Epilogue）：蛍の光（Demo）」をアカペラで歌唱してから、「春の嵐」とエビ中の最新シングル曲「シンガロン・シンガソン」を届けて序盤から会場を盛り上げていった。

最初のMCで“パリピアレンジ”バージョンの「ebiture」について「みんなこのパリピノリにびっくりしたっしょ？ 陰キャの真山からこんなリズムが出てくるのか、みたいに」と触れた真山は、「みんなやっぱり乗れてなかったね（笑）」と話してエビ中ファミリーを笑わせた。その後彼女は「私がこの夏、すごくすごく勇気をもらった歌」と紹介するLiSAの楽曲「だってアタシのヒーロー。」をカバーし、間髪入れずエビ中の「君のままで」を熱唱。場内のボルテージを上昇させた。

ロックナンバー2曲でファンを魅了した真山は「“まやまにあ”の皆さんですよね？ でも、私思うんですよね。真山推しじゃない人も多いよなって」「君たちは自分のカラーを心の中に持ってるでしょ。みんな、ペンライト好きな色にしろ！」とフロアに呼びかけてから、「サドンデス（Death ver）」を投下。曲中に「君と私でサドンデスだ！」と叫んで観客とダンスバトルを繰り広げた。場内に紫以外のペンライトも見受けられる中、ステージ上のスクリーンにはエビ中のほかのメンバーのみならず、チームしゃちほこや、この日同時間帯に埼玉・さいたまスーパーアリーナでライブイベントを行っていたももいろクローバーZのファンに扮した真山が脱落していく様子が、同曲を手がけた岡崎体育によるセリフを挟んで映し出されていく。彼女はバトルの最後に「誰推しだなんだって細かいことばかりに気を取られてるなんて、私はなんて馬鹿だったんだ。いつだって私のために駆け付けてくれる、大きな愛を伝えてくれる、そんなみんなに伝えたい言葉は……」という自身のモノローグに合わせて「みんな、大好きー！」とファンに向かって叫び、「サドンデス（Death ver）」を終えた。

「Shen-Shen Passion Night」のパフォーマンス後には、春奈るなとのコラボ曲「PURPLE LOVE」の曲中に熊のぬいぐるみがフロアに投げ込まれたほか、「まやまさんぽ」と題した真山とのデートを体験できる主観映像が上映されるなど、昨年に引き続き田村ゆかりをオマージュした演出が展開された。長崎を舞台にしたバーチャルデート映像に観客が和む中、彼女は落ち着いた配色のシックな衣装に着替えてステージに登場。テレビドラマ「下北沢ダイハード」で歌声を担当した楽曲「39クラブ」と、ジャジーなナンバー「老醜ブレイカー」をマイクスタンドを使ってクールに歌い上げた。

さらに「イー・アル・サディスティック」とエビ中のクリスマスソング「Thanks! Merry Christmas K」を披露した真山は、ももクロの紫担当の高城れにから「返信いいから、今日がんばってね」というLINEのメッセージが届いたエピソードを告白。そして「ここ最近いろいろな別れがありまして。プラスな別れもあるし、これから控えてる別れもあるじゃないですか。昔の私はお別れすることが寂し過ぎて、寂しさが怒りに変わっちゃっうタイプだったんですけど、さよならとかバイバイを言えることって、すごい幸せなことなんだなって今年すごく感じて」というMCから「さよならばいばいまたあした」を優しい歌声で届け、ソロ曲「Liar Mask」でライブ本編を締めくくった。

エビ中ファミリーによる「真山！」コールに応えて再びステージに現れた真山は、「蜃気楼」をアンコールの1曲目に歌唱。ラストナンバーの「ポップコーントーン」の曲中には紫色のテープが場内に降り注いだ。真山は最後のMCで「今年は真山のこういうのをやりたかったというセトリを組みました」と今回のソロライブのセットリストについて説明。「楽しい楽しい20歳でした。皆さんに出会えて本当によかったです。来年もよろしくお願いします」と挨拶して「まやまにあ」の幕を閉じた。

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