倉木麻衣が中国最大の音楽アワードに出演決定、日本人アーティスト初の快挙

SMG（Shanghai Media Group）が主催する中国最大のポップミュージックアワード「第25回 CHINESE TOP10 MUSIC AWARDS」が2018年3月26日に上海で開催され、このライブイベントに倉木麻衣が招聘された。同アワードに日本人アーティストが出演するのはこれが初となる。

これは昨日11月10日に東京・TOKYO FM HALLで行われた記者会見で発表されたもの。会見ではSMG RADIO副社長・高山峰（ガウシャンフォン）氏が登壇し、「中国で最も歴史のある音楽の祭典を日本の皆さんに知っていただけてうれしい。中国のグラミー賞を目指している」と説明した。

高氏から招待状を授与された倉木は「このたびは大変栄誉あるアワードにお招きいただき、とってもうれしく光栄に思う。日本人として初ということで、全力で楽曲を届けられるようにしていきたい」とコメント。これまでにも上海をはじめ中国での公演を何度も行ってきた彼女は「空港から歓迎いただいたり、ライブでは一緒に歌っていただいたりと、中国の皆さんに自分も元気をもらっている。日本語で声をかけてくださったり、日本のファンと交流を深めてくれている方もいて、私もできるだけ中国語で話せるようになりたい」と中国のファンへの感謝を語った。

中国版Twitterと言われるSNS、微博（ウェイボー）で倉木が300万人のフォロワーを有していることについて、高氏が「ファンの情熱の熱さや、変わらぬ美しさは、中国でも注目されている」と話すと、倉木は中国語で「とてもうれしいです」と照れながら答えた。

倉木の出演をSMGと共同企画したTOKYO SMARTCAST株式会社の、代表取締役社長・武内英人氏は「両国のメディアを通して歴史に残ることをしようと本招聘が実現しました」と説明。来賓の中華人民共和国駐日本国大使館・文化参事官の陳諍（チンソウ）氏は「本アワードは中国音楽をリードする存在として多くの人々に注目されている。倉木さんの『名探偵コナン』の主題歌は中国では誰もが歌えるほど親しまれている」と語り、外務省アジア大洋州局中国・モンゴル第1課地域調整官の中原邦之氏も「日中関係は我が国にとって最も重要なことの1つ。相互理解と心の絆を深めていきたい」と挨拶した。