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復活KinKi Kidsや森山直太朗らが6時間の熱演「ドリフェス」最終日

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森山直太朗 (c)テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2017 / 写真:岸田哲平

森山直太朗 (c)テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2017 / 写真:岸田哲平

10月26、28、29日に埼玉・さいたまスーパーアリーナにてテレビ朝日主催のライブイベント「テレビ朝日ドリームフェスティバル2017」が開催された。ここでは29日に行われた最終日の模様をレポートする。

Little Glee Monster高橋優CHEMISTRYE-girls森山直太朗KinKi Kidsが出演したこの日。トップバッターのLittle Glee Monsterは「好きだ。」でライブをスタートさせる。軽快なサウンドと精緻なコーラスワークをエネルギッシュに届けて、会場を温めていった。この日でデビュー3周年を迎えたという彼女たちはさらに、ファレル・ウィリアムス「Happy」や星野源「SUN」のカバーをパワフルな歌声で届けたアカペラメドレーや、コールアンドレスポンスとタオル回しで会場の一体感を高めた「SAY!!!」で場内を盛り上げていく。一方で、1人ひとりのクールなソロパートから始まったバラード「明日へ」では芹奈がしゃがみこんで歌唱する場面もあり、エモーショナルなパフォーマンスでも観客を魅了した。最後には11月8日発売のニューシングルの表題曲「OVER」を元気いっぱいにパフォーマンスした。

高橋優はステージ横に用意されたビジョンにあわせて歌詞を表示し、楽曲のメッセージを観客に届けながらライブを進行。登場するなりエッジーなロックチューン「BE RIGHT」「虹」を連投して場内をヒートアップさせた。MCでは昨年の「ドリームフェスティバル」でGLAYとコラボしたことを回想して「自分ばかりが夢を見させてもらうばかりではいけない。皆さんが少しでも夢のような時間を過ごせるように」と意気込みを語ると、さらにテレビ朝日系ドラマ「オトナ高校」の主題歌「ルポルタージュ」や、フロアからハンドクラップが発生した「明日はきっといい日になる」などを続けた。また「泣ぐ子はいねが」では観客と「泣ぐ子はいねが!?」という秋田弁のコールアンドレスポンスを繰り広げていた。

今年2月に約5年ぶりに活動再開を果たしたCHEMISTRYは「ドリームフェスティバル」初出演。2人は登場するなり2001年3月リリースの1stシングル「PIECES OF A DREAM」を麗しいハーモニーを届けてオーディエンスを魅了した。同年6月リリースの2ndシングル「Point of No Return」の表題曲を歌い上げたのち、堂珍嘉邦は「CHEMISTRYのことを知ってる人も知らない人もCHEMISTRYのナンバーに酔いしれていただきたく」と思いを語り、彼らはさらに「My Gift to You」「You Go Your Way」と再始動前の人気曲を次々と歌唱。2人は互いに顔を見合わせて息を整えたり、ファン1人ひとりの顔を見るようにステージの端まで進んだりと、丁寧にパフォーマンスしていった。後半は一転、11月15日リリースの新曲「Windy」、再始動後初めて発表した「ユメノツヅキ」を披露。ビジョンに歌詞を映し出し、グループの最新モードを観客に見せた。

この日のステージをひときわ華やかに彩ったのはE-girls。「Love ☆ Queen」「Tomorrow will be a good day」とキュートなナンバーで幕を開ける。ファンがサビで腕を回して盛り上げた「Piece of your heart」では中盤に藤井夏恋、鷲尾伶菜、武部柚那の3人が花道に進んでよりファンの近くでパフォーマンスした。また彼女たちは12月6日リリースのシングルから表題曲「北風と太陽」とカップリング曲「ひとひら」を初披露。アップテンポな「北風と太陽」ではグルーヴィなダンスを見せ、一方メンバーが「E-girlsにとって新しいタイプの曲」と話した「ひとひら」では藤井の切ない歌声にあわせてパフォーマーがしなやかに舞った。さらにファンが色とりどりのタオルを回したり、投げたりして盛り上げた「Making Life!」で再び場内をヒートアップさせると、ラストナンバー「Smile For Me」ではメンバー同士がカメラに向かって笑顔を見せたりポーズを決めたりと楽しげにパフォーマンスしていた。

森山直太朗のライブは、花道の先に敷かれた布団に横になっている森山がバイト先に電話をかけるという寸劇からスタート。電話を切った彼は起き上がると、そのままアコースティックギターを手にする。観客が驚きの声を挙げる中、彼は布団に座る形でセンチメンタルな「レスター」を弾き語った。歌い終わると再び布団の中へ。するとステージからバンドメンバーが軽快なサウンドを鳴らし、森山を起こす。立ち上がった彼はジャケットを羽織ると「夕暮れの代弁者、森山直太朗です!」と声を上げてステージへ向かうとバンドの演奏と共に「魂、それはあいつからの贈り物」をプレイした。今年デビュー15周年を迎えたという彼はデビュー当時の楽曲として「夏の終わり」をしっとりに歌ったり、甘美なストリングスの音色で彩られる中で「うんこ」を真剣に歌ったり、かと思えばギターを置いて「生きてることが辛いなら」を壮大に歌い上げたりとバラエティ豊かな楽曲群でオーディエンスを引き込む。さらに「大きな会場でのコンサートは慣れていないのでコールアンドレスポンスに慣れていない」と笑ってみたりと、軽妙なMCでもファンを楽しませていた。すべてを終えると花道に敷いた布団を自分で片付け、最後まで観客を楽しませてステージを去った。

この日のトリを飾ったのはKinKi Kids。彼らは堂本剛の突発性難聴のため、2人そろっての音楽番組やライブへの出演が見送られてきており、この日のステージが2人でのステージ復帰一発目となった。堂本光一は自分たちだけでなく、競演者のファンもいるライブを行うことが少ない状況に「あまりないので少し怖い」と明かすも「こういう機会はあまりないので楽しい」と心境を語った。この日彼らはアコースティックギターやストリングスをフィーチャーした編成でライブを進行。耳の保護のためヘッドフォンを付けての出演となった剛に対し光一が「DJ KOOさんじゃないですよね?(笑)」と冗談を飛ばせば、剛は「ノリノリでやろうと思ってます」「アレンジを変えてライブをするので曲の魅力もより知ってもらえるんじゃないかな」と普段とは異なるセットを楽しむ様子を見せていた。その通り、2人は「男性からの人気も高い」という「薄荷キャンディー」「もう君以外愛せない」や、光一が「KinKi Kidsにはオリエンタルな空気感が合うと教えてもらった曲」だと説明した「ボクの背中には羽根がある」、剛が作詞、光一が作曲を手がけた「愛のかたまり」などをしっとりとしたアレンジで届けていく。また曲間には「(「薄荷キャンディー」)の『白い歯 舌見せて 微笑(わら)う』ってどういう状況なんだろう?」と言って再現してみたり、「愛のかたまり」の制作秘話を話したりと、曲にまつわるトークも繰り広げた。「E-girlsみたいにノリノリの曲なくてごめんなさいね」「CHEMISTRYはMCがなくても曲でファンの皆さんを酔いしれさせられるけど……僕らは歌ったあとすぐ現実に引き戻すから」と笑いを誘うと、最後に「硝子の少年」を披露。銀テープも発射され、和やかにイベントの幕を下ろした。

なお「テレビ朝日ドリームフェスティバル2017」の様子は2018年1月にテレ朝チャンネル1にて6時間にわたりオンエアされる予定。

「テレビ朝日ドリームフェスティバル2017」
2017年10月29日 さいたまスーパーアリーナ セットリスト

Little Glee Monster

01. 好きだ。
02. アカペラメドレー
03. 私らしく生きてみたい
04. だから、ひとりじゃない
05. SAY!!!
06. 明日へ
07. OVER

高橋優

01. BE RIGHT
02. 虹
03. ルポルタージュ
04. 象
05. 明日はきっといい日になる
06. 泣ぐ子はいねが
07. ロードムービー

CHEMISTRY

01. PIECES OF A DREAM
02. Point of No Return
03. My Gift to You
04. You Go Your Way
05. Windy
06. ユメノツヅキ

E-girls

01. Love ☆ Queen
02. Tomorrow will be a good day
03. Piece of your heart
04. ひとひら
05. 北風と太陽
06. Making Life!
07. Smile For Me

森山直太朗

01. レスター
02. 魂、それはあいつからの贈り物
03. 夏の終わり
04. うんこ
05. 絶対、大丈夫
06. 生きてることが辛いなら
07. どこもかしこも駐車場

KinKi Kids

01. 薔薇と太陽
02. Secret Code
03. 薄荷キャンディー
04. もう君以外愛せない
05. ボクの背中には羽根がある
06. 愛されるより 愛したい
07. 愛のかたまり
08. 硝子の少年

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