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たこ虹が大阪代表アイドルと「OIF」で夏の締めくくり、バンド従え野音ライブ

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たこやきレインボー「オオサカアイドルフェスティバル2017」の様子。

たこやきレインボー「オオサカアイドルフェスティバル2017」の様子。

たこやきレインボーが企画する夏の恒例ライブイベント「オオサカアイドルフェスティバル」が、昨日9月10日に東京・日比谷野外大音楽堂で開催された。

「オオサカアイドルフェスティバル」通称“OIF”は、大阪を代表するアイドルが一堂に会する夏フェスとして2014年にスタートしたイベント。過去すべての回でトリを務めたたこ虹のほか、たこ虹のメンバーにそっくりな個性あふれる出演者たちが毎年ステージをにぎわせている。4度目の開催となった今年は会場を大阪から東京へと移し、秋が近付く野音で華やかに行われた。

オープニングアクトのたこやきレインボーは、メインステージと花道を行き来しながら「どっとjpジャパーン!」など3曲を披露した。ステージ正面と会場後方に設置された計8台のウォーターキャノンからは、アップテンポなたこ虹楽曲に合わせて豪快な水しぶきが引っ切りなしに上がり、観客はイベント冒頭から汗と放水でびっしょり。たこ虹の5人は元気いっぱいのパフォーマンスでオープニングアクトの大役を果たした。「このあとも楽しんでいってやー」と言い残して5人が立ち去ると、MCの塚地武雅(ドランクドラゴン)とアシスタントの声優・武隈史子が入れ替わりでステージへ。たこ虹とは関西テレビの番組「めざせ甲子園!つかたこレインボーロード」で共演するなど親交の深い塚地だが、初めてMCを務める「OIF」には「東京でやったら意味変わるんちゃいます?」「(過去の出演者を確認して)六麓荘住子? そんなアイドルいます?」と戸惑った様子ながら、1組目のアクトを呼び込む。

オースティン・マホーンの「Dirty Work」に乗せて登場したのは、関西屈指のディープエリア・兵庫県の尼崎を拠点に活動するアーティスト、アマゾンくるみ。アマゾンは塚地の「完全にアレですやんか」というツッコミを気にするそぶりもなく、“with B”ことアルバイトの男性を引き連れて“なにわウーマン”ぶりをアピールし、抜群の歌唱力と妖艶なダンスでアリアナ・グランデの「Break Free」をカバーした。ざわつく場内に続いて登場したのは、ゆう子&温子を名乗るボディコン女性2人組・バブル時代。ゆう子と温子は「こう見えてもウチらアラフォーなんで」とうそぶきながらあやふやな知識のバブル用語を連発し、少女時代のヒット曲「Gee」を歌いながら花道の先の“お立ち台”で扇子をひらひらさせた。

3番手は和歌山の新感覚アイドルユニット・うめみかんの予定だったが、ステージにはなぜかそのマネージャーである佐藤さんの姿が。佐藤さんは「楽屋で揉め事があって出てこないんですー」と平身低頭お詫びしながら事情を説明し、なぜか「代わりに私が歌います」とステージ中央にスタンバイ。「キューティーハニー」のイントロが鳴り出すと表情は豹変し、ダンサーを従えたキレのあるパフォーマンスで観客や塚地を驚かせた。「わからないことだらけなんですけど」と戸惑う塚地の前へ次に登場したのは、アマゾンと同じく尼崎を拠点に活動するシンガー・尼崎あゆみ。「AMAでーす!!」「(腰のポーチから飴を取り出し)アメでーす!!」「アリーナー!!」と既視感のあるポーズと声で叫ぶ尼崎に塚地は「あなたエイベックスですよね? 大丈夫ですか?」と心配の声をかけたが、尼崎はやはり気にするそぶりもなく、浜崎あゆみの「BLUE BIRD」を歌い、ごきげんな様子でステージをあとにした。

4組のアーティストがパフォーマンスを終えたところでイベントは一旦休憩を挟み、場内には「OIF」スポンサー各社のCMが流れる。映画「なにワンピース」、雑誌「週刊 大阪のおかん」、和歌山名物「うめみかん」、猫カフェ「まいまい」といったなじみのない企業のCMで場内がひとしきりどよめいたところで、この日の大トリ・たこやきレインボーが登場。たこ虹は春に行われたライブツアー「Rainbow Revolution」に引き続き、手島いさむ(G / ユニコーン電大)や川西幸一(Dr / ユニコーン、電大)、上野一郎 (B)、TACOS NAOMI(Key)らそうそうたるメンバーからなる“なにワンダーたこ虹バンド”を引き連れステージへと上がった。ツアーメンバーにホーン隊を加えてさらなる大所帯となったたこ虹&なにワンダーたこ虹バンドは、「サンデーディスカバリー」「絶唱!なにわで生まれた少女たち」「叫べ!ガウガール」と冒頭から盛り上がるナンバーを連発。重厚なホーンセクションが開放的な野音に鳴り響き、再びウォーターキャノンから水しぶきが上がると、場内はお祭りムードに。清井咲希は「今日は夏より暑い1日を過ごしましょう!」と大きな声援を送る虹家族(たこやきレインボーファンの総称)に呼びかけた。

自己紹介のMCを挟み、9月20日発売のニューシングル「まねー!!マネー!?Money!!」でライブを再開させた5人は、そのままハイテンションな楽曲を容赦なく畳み掛けていく。「まねー!!マネー!?Money!!」のカップリングからこの日初披露となった「TACOYAKI's Burning」では虹家族にウェーブを要求し、扇状に広がる野音の客席に圧巻の光景を作り上げた。「OIF」開始時にはまだ陽のあった野音も、この頃にはすっかり夜に。5人は椅子を横並べにして座り、「今の雰囲気にぴったりなスペシャルバージョンで」と、ウルフルズのカバー「ええねん」をアコースティックアレンジで披露した。そこから夏の終わりをポップかつファンキーに歌う新曲「ほなまたね サマー」へとつなげ、次の「365Go!」ではタオルを振り回してまたも大盛り上がり。メンバーもペンライトを持って歌う「ちゃんと走れ!!!!!!」では大サビのブレイクで照明が落とされ、客席には扇状に鮮やかなペンライトの明かりが広がった。

ラストの「たこ虹物語~オーバー・ザ・関ケ原~」ではステージ前から豪快に5色のテープが放たれ、大トリ・たこ虹のライブは盛大にフィニッシュを迎えた。ほどなく上がったアンコールの声を受け、Tシャツに着替えてステージに再登場したたこ虹の5人はもう1曲、「たのしかしまし大阪~おいでやす~」をパフォーマンス。満面の笑顔で虹家族の声援に応えた。5人はアマゾンくるみ、バブル時代、佐藤さん、尼崎あゆみも含むすべてのアクトを振り返りつつ、「夏の思い出はできましたね。次は秋冬の思い出も作りたいなあ……秋!?」と、ここで秋の恒例ライブ「なにワンダーランド」の開催決定を報告。昨年は東京と大阪の2都市で展開された「なにワンダーランド」だが、今年は千葉・幕張メッセ国際展示場8ホールを舞台に11月23日の“いい兄さんの日”に実施される。また12月31日に開催を予定している自主企画「西日本アイドルフェスティバル(NIF)2017~西のほうでなんかゴチャゴチャやってます!! ~」の詳細も発表され、出演アーティスト第1弾のラインナップも発表された。こちらには「OIF」の出演者と違い、たこ虹、大阪☆春夏秋冬、LinQ、山口活性学園、東京女子流ならぬ“大阪女子流”、いぎなり東北産ならぬ“ごっつ東北産”といった実在のアイドルたちが大晦日の大阪・グランキューブ大阪に集う。

たこやきレインボー「オオサカアイドルフェスティバル2017」
2017年9月10日 日比谷野外大音楽堂 セットリスト

オープニングアクト:たこやきレインボー

01. ちちんぷいぷいぷい
02. どっとjpジャパーン!
03. 踊れ!青春カルナバル

オオサカアイドルパート

01. Break Free(オリジナル:アリアナ・グランデ)/ アマゾンくるみ[堀くるみ]
02. Gee(オリジナル:少女時代)/ バブル時代[春名真依、彩木咲良]
03. キューティーハニー(オリジナル:前川陽子、倖田來未)/ 佐藤さん[根岸可蓮]
04. BLUE BIRD(オリジナル:浜崎あゆみ)/ 尼崎あゆみ[清井咲希]

トリ:たこやきレインボー

01. サンデーディスカバリー
02. 絶唱!なにわで生まれた少女たち
03. 叫べ!ガウガール
04. まねー!!マネー!?Money!!
05. なにわのはにわ
06. レインボーレボリューション
07. めっちゃPUNK
08. TACOYAKI's Burning
09. ええねん(アコースティックver.)
10. ほなまたね サマー
11. 365Go!
12. ナナイロダンス
13. ちゃんと走れ!!!!!!
14. たこ虹物語~オーバー・ザ・関ケ原~
<アンコール>
15. たのしかしまし大阪~おいでやす~

たこやきレインボー「なにわンダーランド2017」

2017年11月23日(木・祝)千葉県 幕張メッセ国際展示場8ホール

西日本アイドルフェスティバル(NIF)2017~西のほうでなんかゴチャゴチャやってます!! ~

2017年12月31日(日)大阪府 グランキューブ大阪
<出演者>
大阪☆春夏秋冬 / 大阪女子流 / ごっつ東北産 / たこやきレインボー / LinQ / 山口活性学園 / and more

※記事初出時、一部アーティスト名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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