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「虹家族さんが大好きです!」たこやきレインボー、大阪野音に虹架けた2DAYS

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たこやきレインボー(撮影:笹森健一)

たこやきレインボー(撮影:笹森健一)

たこやきレインボーが8月15、16日に大阪・大阪城音楽堂で2DAYS公演を開催した。

この2DAYS公演では、8月15日にライブイベント「オオサカアイドルフェスティバル2015」(OIF)が、翌16日にたこ虹のワンマン公演「オオサカーニバル2015」が開催された。両日共に大阪城音楽堂には満員のたこ虹家族(ファンの総称)が集まり、連日繰り広げられた真夏のお祭り騒ぎを楽しんだ。

1日目

この日の公演は、MCを務める陣内智則の進行のもとで行われた。「オオサカアイドルフェスティバル2015」には、たこ虹に加え“大阪を代表するアイドル”が4組登場することが事前にアナウンスされていたが、陣内は「正直、アイドルさんのこと全然知らないんですよね……『L.A KURUMI.』言われてもわからんもん」と首をかしげる。すると会場にはバイクのマフラーをふかす轟音が響き、堀くるみ扮するL.A KURUMI. from LAが登場した。

実父である「堀ダディ」が運転する、三輪のハーレーのタンデムシートにまたがりステージに乗り込んだL.A KURUMI.は革ジャンにデニムのホットパンツ、サングラスというワイルドな出で立ちで会場を見渡す。彼女は通訳を介して「今日は大阪の友達も呼んでます。彼女たちと一緒に大阪のパッションとファッションを盛り上げたい!」と語って昨年の「OIF」にも登場したオバチャーンを呼び込むと、レディー・ガガ「Born this way」のカバーを披露。ステージ中央からセンターステージへと伸びた花道に繰り出し、セクシーな腰つきで踊るオバチャーンとともに会場を盛り上げた。

続いて舞台に登場したのは「道頓堀歌劇団」の彩木咲良と根岸可蓮。彩木は「好きな言葉は『清く、正しく、面白く』。女役スターの彩木咲良です!」、根岸は「好きな電車は阪急電車、男役スターの根岸可蓮です!」と自己紹介し、自分たちが同歌劇団の「かに組」トップスターであることを陣内に説明した。そして2人はミュージカルナンバーの「道子とクラリス」をパフォーマンス。脇役や演出効果を担当する黒子4人とともに熱のこもった演技と歌唱を披露し、彼女たちの一挙手一投足に虹家族は熱い眼差しを送っていた。

「道子とクラリス」が感動的なフィナーレを迎えると、浴衣姿に和傘を差した清井咲希扮する和泉沙乃が姿を現す。陣内とのトークでは、彼女が大阪・泉佐野市の図書館を主なフィールドに30年間歌手活動を続けていること、道頓堀歌劇団の入団試験に落ちてしまった経験があることなど、さまざまな苦労話が明かされた。会場がしっとりとした雰囲気に包まれる中、和泉はRake「100万回の『I love you』」を披露。「演歌ちゃうんかい!」という陣内のツッコミを気にも留めない様子の和泉は穏やかな笑みを浮かべながらこの曲を歌い、手桶に入った水を杓子で客席に向けて撒くという“打ち水”のパフォーマンスで涼しげな空気を届けた。

ゲストコーナーのラストを飾ったのは春名真依扮するまいまい。「今日もさわやか、明日もさわやか、まいまいです!」と自己紹介する彼女に、陣内は「やっとアイドル出てきた!」と、ホッとしたような表情を浮かべた。まいまいは4人のキッズダンサーとともに「まいっちんぐ☆まいまいマジック」を歌い踊る。客席には4つの大きなカラーボールが放たれ、彼女のキュートなパフォーマンスに観客は大きな声援を送った。まいまいのステージが終わると、4組のゲストが舞台上に勢ぞろいする。マイクを握った和泉は「このアイドルオールスターズで大阪を盛り上げるために作った曲を披露します」と語り、5人は新曲「おいでやす~たのしかしましオオサカ~」(仮)を披露してこのコーナーを終えた。

続けて届けられたのは、「OIF」の“大トリ”を飾るたこ虹のパフォーマンス。5人は「オーバー・ザ・たこやきレインボー」でライブをスタートさせ、「絶唱!なにわで生まれた少女たち」「レインボーレボリューション」で虹家族のコールを誘って会場を一気にヒートアップさせる。堀は「ほかの大阪アイドルさんに負けないくらい盛り上がるで!」とオーディエンスに呼びかけた。4曲目の「365Go!」ではその言葉を体現するように、彩木と根岸が客席へ降りて虹家族にタオル回しを促す。「踊れ!青春カルナバル」では熱気に満ちた客席めがけてウォーターキャノンが放たれ、虹家族の驚きの歓声を誘った。

MCでは、この日5人が初めてイヤーモニターを装着してパフォーマンスしたことを清井が明かし「イヤモニしてる姿、カッコよくない? プロ感!」と笑顔で語る。根岸は3年目の開催となった「OIF」について「3年目はめっちゃパワーアップしました。スペシャルゲストも来てくれたし、この日が来るのが楽しみだった!」とコメントした。堀は「今までの『OIF』はフリーライブだったけど今回は公演として行うことができて、しかもたこ虹は“大トリ”で……今日は初めてがいっぱいのライブでした。私たちにとって、大きな一歩だなと思います。そんな時間を皆さんと一緒に過ごせてよかったです!」と虹家族に感謝。5人はラストに、先ほど“ゲスト”たちが披露した「おいでやす~たのしかしましオオサカ~」(仮)をたこ虹バージョンで届けた。

アンコールでは陣内をはじめ、この日の出演者がステージ上に勢ぞろい。華やかなムードの中で「六甲たこおろし」が披露された。最後に堀は「大阪は『アイドル不毛地帯』なんて言われてますけど、たこ虹ががんばって大阪のアイドルシーンを盛り上げたいし、大阪のアイドルと言ったらたこやきレインボーって言われるようにしたいと思うので、これからも応援してください!」と熱く客席に呼びかけて虹家族の大歓声を誘う。5人は「まだ時間があるのでもう1曲!」と最後に2度目の「踊れ!青春カルナバル」を届け、この日のステージを終えた。

2日目

2日目の「オオサカーニバル2015」では、「炎(火)」「水」「風」「土」の四大元素をテーマにした4つの“カーニバル”がステージ上で展開された。開演時間を迎えると「炎のように燃え上がれるか!? 汗かく準備はできてるか!? 大阪から旋風巻き起こすぞ!」というメンバーの声が会場に響き渡る。この声に虹家族が雄叫びを上げると、「それでは『オオサカーニバル』、出発!」という号令とともに、道化師をイメージした新衣装に身を包んだメンバー5人が舞台に姿を現した。

彼女たちは「ジュージューシー!!」でライブをスタートさせる。舞台上では5人のダンスに合わせて何度も特効の火柱が上がり、「炎」のカーニバルの幕開けを告げた。続く「レインボーレボリューション」では彩木の絶唱が虹家族をヒートアップさせる。4曲目の「踊れ!青春カルナバル」でも炎の特効演出が会場を彩り、5人は熱気あふれるステージ上で「もっともっと!」と力強くオーディエンスを煽った。

「炎」のカーニバルを終え、自己紹介を行ったメンバー。根岸は華やかなステージ演出に「めっちゃアガった!」と目を輝かせた。すると堀は「夏の野音で火がいっぱい出て、今めっちゃ暑くない?」と会場に問いかける。この言葉に春名が「そろそろみんな、びしょびしょになりたいですよね?」と反応し、5人は「それでは次のカーニバルへ、出発!」と声を上げた。

「たこ虹物語~オーバー・ザ・関ヶ原~」で幕を開けたのは「水」のカーニバル。5人はセンターステージへと伸びる花道に飛び出し、ホースや水鉄砲を手に客席めがけて放水を始める。ステージの両端からは3度にわたってウォーターキャノンが放たれ、虹家族は一瞬にしてびしょ濡れ状態となった。加えて空からはタイミングよく雨粒が落ち始め、偶然の演出もたこ虹のカーニバルを盛り上げる。「元気売りの少女~浪花名歌五十選~」では彩木と根岸がセンターステージで漫才を披露。堀はコール&レスポンスで会場を盛り上げた。雨を全身で受けながら舞台上を駆け回るメンバーも、いつの間にかびしょ濡れに。「みんなびっしょびょや!」と笑い合う5人は、次のカーニバルに出発すべく虹家族の手を借りる。春名は「雨が上がったときって、虹がかかりますよね?」とオーディエンスに向けて語り、根岸は「みんなで虹をかけちゃいますよ!」と虹家族に手を挙げるように促す。会場全体が「今日も元気に虹かけよう!」のかけ声で一体となると、舞台奥に5色のフライチューブが舞い上がり“虹”が表現された。

虹が架かった舞台上で、5人は「オーバー・ザ・たこやきレインボー」を披露する。彩木と清井はこの曲で側転を鮮やかに決め、虹家族の歓声を誘った。根岸の「旋風を巻き起こすぜー!」という威勢のいい呼びかけを合図に、ステージは「風」のカーニバルへ。「365Go!」では会場全体がタオル回しで盛り上がり、この光景を見たメンバーの笑顔が弾ける。続いて届けられたのは新曲の「ナンバでサンバ2」で、5人はサビの振り付けを虹家族にレクチャーしながらこの曲を歌い踊った。また、堀と清井のユニット曲「15のメランコリー」では、2番を彩木、春名、根岸が歌いつなぐスペシャルバージョンが披露される。強い風を受けながらこの曲をパフォーマンスする5人の姿に、虹家族は熱い視線を送っていた。「風」のカーニバルは大合唱を生んだ「みんなのうた」で終幕。5人は柔らかな笑みで会場を見つめながらステージをあとにした。

アンコールは「土」のカーニバルとして虹家族へ届けられた。春名による「私たちの夢は、甲子園の単独ライブを実現させて、甲子園の土を持って帰ること!」というアナウンスが響くと、Tシャツに着替えた5人がステージに再登場。「なにわのはにわ」を全力のパフォーマンスで届けた彩木は「甲子園に行くまで、しっかり私たちについて来いよ!」と力強く客席に呼びかけた。「六甲たこおろし」「ちゃんと走れ!!!!!!」で熱い盛り上がりを生み出したメンバーは、終幕が近付いた今回の2DAYS公演への思いをそれぞれの言葉で語る。春名は本番まで不安がぬぐいきれず、公演に向けてメモを取ったノートを何度も見返したことを明かしつつ「それでも不安だったけど、ステージに立ったら歓声がすごく聞こえて、よかったなあって。皆さんの笑顔を見れたから、真依は幸せです!」と充実感いっぱいの表情。根岸も「皆さんの近くまで行けたからすごい楽しかった! 皆さんは楽しかったですか?」と笑顔で虹家族に問いかけた。また清井は雨の中でもアンコールの声を絶やさなかった虹家族に「本当にありがとう」と感謝の気持ちを表し「これからも、こういうライブでのコミュニケーションを一番大切にしていきたいです。ずっとたこ虹のことが好きって虹家族さんに言われるように私たちは愛を届けるので、これからも愛を受け取ってください。虹家族さんが大好きです!」と叫んだ。感動的なムードの中、続く彩木は「今、自分たちの影見てみたらむっちゃかわいかった! 皆さん、新衣装どうですか? かわいい?」ととぼけてオーディエンスを笑わせる。そして彼女は「この2日間でいろんなことを学びました。これからも1歩1歩踏み出していくので、皆さん一緒に甲子園を目指しましょう!」と呼びかけた。最後にマイクを握ったリーダーの堀は「今日はめっちゃがんばって踊りました! もし席が遠かったとしても、虹家族さんとの心の距離はどんどん近くになっていけたらと思います」と思いを語る。またこのアンコールでは11月21日に東京・TOKYO DOME CITY HALLでワンマン公演「なにわンダーランド 2015」が開催されることがサプライズ発表される場面も。堀はこの公演に向けて「席が遠くて顔がよく見えへんくても、一緒に盛り上がってもらえたらうれしいなって思います!」と意気込みを語った。

5人の挨拶を経て、カーニバルはフィナーレへ。清井の「2DAYS最後の曲、みんなで踊って盛り上がって、最高の思い出にしましょう!」という呼びかけとともに、メンバーは再び「ナンバでサンバ2」を披露した。これまで小雨だった雨足が曲のスタートとともに強まるも、虹家族は大盛り上がりでこの曲を5人と一緒に踊り、大きな声援を送る。この光景にたこ虹の5人は感激の面持ちで、曲が終わった後には花道へ飛び出し、虹家族と一緒に雨に当たりながら感謝の思いを伝えていた。

たこやきレインボー オオサカアイドルフェスティバル2015
2015年8月15日 大阪城音楽堂 セットリスト

01. Born this way / Lady Gaga
02. 道子とクラリス
03. 100万回の「I love you」 / Rake
04. まいっちんぐ☆まいまいマジック
05. たのしかしましオオサカ
06. オーバー・ザ・たこやきレインボー
07. 絶唱!なにわで生まれた少女たち
08. レインボーレボリューション
09. 365Go!
10. 元気売りの少女~浪花名歌五十選~
11. 踊れ!青春カルナバル
12. たのしかしましオオサカ
<アンコール>
13. なにわのはにわ
14. 六甲たこおろし
15. 踊れ!青春カルナバル

たこやきレインボー オオサカーニバル2015
2015年8月16日 大阪城音楽堂 セットリスト

01. ジュージューシー!!
02. レインボーレボリューション
03. 叫べ!ガウガール
04. 踊れ!青春カルナバル
05. たこ虹物語~オーバー・ザ・関ヶ原~
06. 絶唱!なにわで生まれた少女たち
07. あきんどチャチャチャ
08. 元気売りの少女~浪花名歌五十選~
09. オーバー・ザ・たこやきレインボー
10. 365Go!
11. ナンバでサンバ2
12. 15のメランコリー
13. めっちゃFUNK
14. みんなのうた
<アンコール>
15. なにわのはにわ
16. 六甲たこおろし
17. ちゃんと走れ!!!!!!
18. ナンバでサンバ2

たこやきレインボー「なにわンダーランド 2015」

2015年11月21日(土)東京都 TOKYO DOME CITY HALL

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