虹色革命の始まりや！たこ虹、バンドと一緒に全国ツアー完走

たこやきレインボーが昨日6月3日に大阪・Zepp Nambaにて全国ツアー「Rainbow Revolution」のファイナル公演を行った。

全国5カ所で公演が行われた今回のツアー。そのうち東名阪の3会場で、たこ虹は「なにワンダーたこ虹バンド」と名付けられたバックバンドとともにライブを行った。手島いさむ（G / ユニコーン、電大） がバンマスを務めるこのバンドのメンバーは、手島に加え川西幸一（Dr / ユニコーン、電大）、上野一郎 （B）、TACOS NAOMI（Key）と豪華な面々。たこ虹の5人は4人のパワフルな演奏を背に、それに負けないエネルギッシュなパフォーマンスを披露して虹家族（たこ虹ファン）を楽しませた。

開演時刻を迎えると、ステージを隠す紗幕に5つのシルエットとギターを構える手島のシルエットが浮かび上がる。ギターのフィードバック音が空間を切り裂くように響き渡ると幕が切って落とされ、ロックTシャツにサングラス姿のたこ虹メンバーが姿を見せた。

彼女たちは最初に「六甲たこおろし」を披露。ライブ終盤に届けられることの多いこの曲を1曲目に届けて一気にフロアのボルテージを引き上げる。続く「じゆう！そう！フリーダム」ではバンドのソウルフルな演奏に堀くるみと根岸可蓮がパワフルなシャウトを乗せて虹家族の歓声を誘った。

3曲目「絶唱！なにわで生まれた少女たち」の自己紹介パートでサングラスを外した5人は、最初のMCでそれぞれに力強く虹家族を煽る。彩木咲良は「このメンバーと虹家族で一番最高の虹革命起こすぞ！」と叫び、続く「レインボーレボリューション」ではエネルギッシュにステージ上を動き回った。「たこ虹物語～オーバー・ザ・関ケ原～」では会場を2つのブロックに分けた「たこやき」「レインボー！」のコール＆レスポンスでフロアの熱気が一層高まっていく。また彼女たちはZepp Nambaで迎えたツアーファイナルに感激の面持ちで、堀は「私たちがお披露目イベントをしたのが、すぐ隣にあるヤマダ電機なんですよ」と懐古。彩木が「最初はみんなお揃いの赤いポロシャツやったよな？ 490円の！」と続くと、堀は「それが今はこうやってTシャツを作ってもらって、いろいろかわいくアレンジしてもらって……」と、しみじみとした様子で語っていた。

清井咲希の「今までで一番カッコいい私たちを見せてやるから、みんな付いて来いよ！」という声から始まったパートは「ナナイロダンス」「めっちゃPUNK」といったアップチューンが届けられた。きらびやかなミラーボールの光が会場を照らした「ナナイロダンス」では、虹家族がお互いに肩を組み歌声を響かせる姿に5人が大きな笑顔を浮かべる。またウルフルズ「ええねん」のカバーでは、ギターソロのパートで手島が「Over the Rainbow」のフレーズを弾くという粋な演出も。なにワンダーたこ虹バンドのご機嫌な演奏にメンバーも楽しげな様子で、春名真依はバンドメンバーのすぐ近くまで駆け寄って体を揺らしていた。

根岸の虹家族への感謝の言葉から届けられたミドルチューン「みんなのうた」で、ひと言ひと言に思いを込めるように優しく歌声を響かせた5人。堀の瞳にはうっすらと涙が滲み、これを見た4人は笑顔で彼女の肩を抱いた。本編のラストナンバーは「ちゃんと走れ!!!!!!」。メンバーはさわやかなパフォーマンスでこの曲を歌い踊り、元気いっぱいに手を振りながらステージをあとにした。

虹家族の熱烈な声を受けてスタートしたアンコールでは、最初に最新シングル曲の「RAINBOW～私は私やねんから～」が披露される。右下から左上へ、大きく腕を動かす振りで5つの“虹”をステージ上に架けた5人は、2曲を終えるとツアー完走を目前にした今の思いをそれぞれに明かしていった。春名は「今のたこ虹に怖いものありますか？」と虹家族に問いかけ「このツアーからたこ虹の革命が始まります。この日この瞬間、一緒に革命の始まりを感じたこと、ずっと忘れないでね！」と笑顔を弾けさせる。清井も「皆さんが想像している以上のたこ虹を、これから見せていきたいと思っているので……皆さん、私たちから離れないでいてください！ 絶対いい景色見せるから！」と力強く語った。最後にマイクを握った堀は「このツアーでメンバーみんなの意識も大分変わったと思う。虹色革命起こすから、絶対私たちに付いて来てください!!」とまっすぐな瞳で虹家族に呼びかける。彼女たちの言葉に虹家族からは熱烈な拍手が送られ、大きな一体感の中、「オーバー・ザ・たこやきレインボー」でツアーは締めくくられた。