佐藤千明ラストステージで絶唱、赤い公園の「熱唱祭り」

赤い公園が8月27日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて、ワンマンライブ「熱唱祭り」を行った。

8月いっぱいをもって佐藤千明（Vo）がバンドを脱退することから、現体制最後の単独ライブとなったこの日。佐藤による開演前の場内アナウンスを経て、ライブは最新アルバム「熱唱サマー」のオープニングナンバー「カメレオン」で幕を開けた。佐藤はスタンドマイクの前に仁王立ちになり、ホーン隊の力強い音色に乗せて同曲を披露。歌い終えると「日本一熱い祭りへようこそ！」と観客に挨拶し、ポップな「AUN」につなげた。その後バンドは、ほぼノンストップで18曲目までパフォーマンス。「勇敢なこども」ではメンバー全員が歌声を重ねオーディエンスを魅了し、「BEAR」では、津野米咲（G）、藤本ひかり（B）、歌川菜穂（Dr）がマラカスやトライアングル、タンバリンなどを叩き、佐藤の歌声を彩った。

マイペースなMCを挟んで突入した本編の後半戦では、佐藤が拳を突き上げて観客を煽ったり、手拍子を求めたりして会場を盛り上げていく。またアンコールに応えて再びステージに登場した4人は、「セミロング」「スーパーハッピーソング」「楽しい」「NOW ON AIR」の4曲をプレイ。ラストを飾った「NOW ON AIR」で佐藤はフロアに飛び込み、「今夜も東京のど真ん中 Zeppで NOW ON AIR」と絶叫する。彼女らしいエネルギッシュなパフォーマンスで赤い公園のボーカリストとしてのステージを終えた。