28日にtacica、29日にperidots、そして30日に
続くハルカトミユキはアルバムのレコーディングメンバーと同じ野村陽一郎(G)、砂山淳一(B)、城戸紘志(Dr)と共にステージに上がり、最新作の収録曲や「ドライアイス」「Pain」といった既発曲を織り交ぜたセットリストを観客に届けていく。「大人だからと言って割り切れないこともいっぱいあって、でも子供みたいにもう甘えることもできない、心のよりどころがなくなってすごく辛い瞬間がここ数年、最近よくあって、それをそのまま書いた歌」だという説明がなされた「宝物」では、ミユキ(Key, Cho)が奏でる繊細なタッチのピアノの伴奏と、ハルカの切実な気持ちがむき出しになった歌声が観客の感動を誘った。
彼女たちはさらに「終わりの始まり」「Stand Up, Baby」と最新作の楽曲群を畳みかけ、「ニュートンの林檎」までエネルギッシュなパフォーマンスで会場を熱狂させた。またアンコールではハルカが「私は不器用だし歪んだ人間なので、あまり素直に他人のことをいいって言えないタイプの人間なんですが」と前置きをしつつ、きのこ帝国に向けて「ジャンルとかも飛び越えてきのこ帝国は、今の音楽シーンに、同じ時代にいてくれて本当によかった。ありがとうと思っている存在で、勝手に戦友のように思っています」とコメント。最後に「奇跡を祈ることはもうしない」を届けてレコ発ライブを締めくくった。
なおハルカトミユキは9月2日に3年連続となる東京・日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブを開催する。チケットは各プレイガイドで販売中。
ハルカトミユキ「+5th Anniversary SPECIAL」
2017年9月2日(土)東京都 日比谷野外大音楽堂
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