竹原ピストル、汗を滴らせ全身全霊で歌い上げたドサ回り初日

竹原ピストルの弾き語りツアー「PEACE OUT」が、5月7日に東京・東京キネマ倶楽部で初日を迎えた。

最新アルバム「PEACE OUT」を携えて、全国津々浦々を“ドサ回り”する竹原。昨年行われたツアーの最終公演の舞台となった東京キネマ倶楽部に戻ってきた彼は、ステージに現れると四方八方に向かって深々とお辞儀をした。そして「今日は足を運んでくださってありがとうございます」と感謝の思いを口にし、「PEACE OUT」の楽曲群や過去の楽曲を惜しみなく披露していく。体から言葉を絞り出すように全身全霊で歌い上げる竹原の姿にオーディエンスは魅入り、曲が終わるごとに温かな拍手を彼に浴びせた。

額と腕から汗をポタポタと滴らせながら熱演を繰り広げつつ、竹原は最近起きたユニークなエピソードについてトーク。何度も会場に爆笑を巻き起こし、オーディエンスとのコミュニケーションも楽しむ。また歌詞が飛んでしまった際には、「ライブバージョンですから！」と言い訳をして観客を笑わせていた。

ときに鬼気迫るようなシャウトを繰り出し、ときにギターを軽やかにつま弾きながらほのぼのとした歌声を聴かせ、曲ごとにさまざまな歌声を2時間半にわたって届けた竹原。最後にギターを置くと「またお会いできるよう精進します。応援よろしくお願いします」と真摯に口にしてステージを降りていった。

なお弾き語りツアーは、12月22日の東京・中野サンプラザホールまで約8カ月にわたって行われる。