入場無料で行われた本イベントには大勢のファンが集結。来場者にはシングル表題曲の歌詞にちなみバラの花が一輪プレゼントされたほか、会場では表題曲のミュージックビデオの舞台となった小部屋が再現されるなど、ライブ以外にもさまざまな施策が実施された。
ライブが始まる前には1テイク、1カメラで撮影された「愛を伝えたいだとか」のミュージックビデオのアザーバージョンが上映された。開演時刻を少し過ぎた頃、サポートメンバーを従えステージに現れたあいみょんはアコースティックギターをかき鳴らし、「今日は楽しんで帰ってください」とメッセージを送ってから「愛を伝えたいだとか」のカップリングナンバー「ハッピー」でライブをスタートさせた。間髪入れず「今日の芸術」を投下すると、フロアからクラップが巻き起こる。ファニーなサウンドと深みのあるボーカルがUNITを満たした。
MCであいみょんは来場者に配られたバラの花について「ドライフラワーにしてもよし、もうすぐ来る母の日にリサイクルしてもよし」とアドバイス。また「愛を伝えたいだとか」のMVの撮影秘話を明かし、MVの中で冷蔵庫から取り出して食べているものが冷凍ピラフであったことや撮影中に星型のライトを踏んで足の裏をケガしたことなど、今だから語れる裏話で会場を大いに笑わせた。その後、彼女は「愛を伝えたいだとか」をライブ初披露し、グルーヴィなサウンドでオーディエンスを踊らせた。
続いてあいみょんが歌ったのはメジャーデビュー曲「生きていたんだよな」。緊張のあまり歌詞が一部飛んでしまうハプニングがあったが、彼女はギターを弾きながら生命力みなぎる歌声を響かせ、観客を魅了した。終盤のMCであいみょんはこの日のサポートメンバーが「ハッピー」のレコーディングに参加した面々であることを明かす。プロデューサーとして2年前からあいみょんの楽曲に携わってきた関口シンゴは、あいみょんとステージ上で共演できたことを大いに喜んでいた。
「愛を伝えたいだとか」のカップリングナンバーで、15歳の頃に友達を思って書いたナンバーという「MIO」であいみょんはギターを弾かずにマイクスタンドに手をかけてしっとりとした歌声を披露。観客に感謝の気持ちを伝えたあと、母への思いを語り「いつか音楽することで親孝行をしたい。みんなを大きいところに連れていきたいです。私はずっと歌っている人間だと思うので、これからもよろしくお願いします」と頭を下げる。そして映画「恋愛奇譚集」の主題歌として書き下ろした「漂白」を歌唱し、温かい歌声で会場を包み込んで本編を締めくくった。
アンコールでは1人きりで「君がいない夜を越えられやしない」を熱唱。拍手に包まれながらライブに幕を下ろした。
あいみょん「“愛を伝えたいだとか” SPECIAL LIVE」2017年5月2日 UNIT セットリスト
01. ハッピー
02. 今日の芸術
03. 愛を伝えたいだとか
04. 生きていたんだよな
05. MIO
06. 漂白
<アンコール>
07. 君がいない夜を越えられやしない
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- あいみょんOFFICIALウェブサイト
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@aya_aim_ @_happycome2 この記事は撮影秘話について話しているようです
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